アップルは、「MacBook Air（マックブックエア）」の新モデルとして、M3チップを搭載した13インチモデルと15インチモデルの販売を3月8日から開始している。「MacBook Air」は、「薄型・軽量」デザインと高性能を両立させている人気のモデルで、新モデルは、M3チップの採用により最大18時間のバッテリー稼働を実現しながら、M1チップ搭載モデルと比べて最大60％高速化を達成している。また8コアCPUやレイトレーシングに対応した最大10コアのGPUを搭載し、最大24GBのユニファイドメモリに対応したことにより、圧倒的な高速パフォーマンスを実現したモデルへと進化している。
デザイン面では「薄型・軽量」スタイルはそのまま継承されており、13インチモデルは厚さ11.3ｍｍ、重さ1240ｇ、また15インチモデルでは厚さ11.5ｍｍ、重さ1510ｇとなっている。
モニター部は、いずれのモデルともにLiquid Retina（リキッドレティナ）ディスプレイを採用しており、最大500ニトの輝度及び、10億色への対応など、同等のWindowsノートパソコンと比べて最大で2倍もの解像度を備えている。また、本体を閉じた状態で最大2台の外部ディスプレイ接続にも対応するので、マルチディスプレイ環境の構築にも対応する。
なお、本モデルの共通の仕様として、搭載されるインターフェイスは、Thunderbolt（サンダーボルト）3／USB 4×2、MagSafe（マグセーフ） 3、3.5mmヘッドホン端子が用意され、フロントカメラには、1080p FaceTime（フェイスタイム） HDカメラを採用しているほか、無線通信は、Wi-Fi 6E（IEEE802.11ax）をサポートしている。
カラーはいずれも、ミッドナイト、スターライト、シルバー、スペースグレイが用意されている。
なお、今回のM3モデル発表により、M2モデルは最大3万円の値下げがされ販売を継続している。
ファーストMacにも最適。薄型、軽量のハイパフォーマンスMac
価格はM2モデルから据え置かれながら、M3チップへアップグレード。さらにWi-Fi 6Eに対応するなど、細部の使い勝手を向上させている。ファンレス構造でアルミユニボディで構成されるスタイルは、M2モデルと変わらないが、表面処理を変更することによって皮脂汚れがつきにくくなっているなど細かな配慮も行われている。搭載されているカメラやマイク、スピーカーも必要十分な性能で構成されているので、ファーストMacにもおすすめできる。そして、M3チップを搭載しても、バッテリー使用時間がM2モデルと変わらないあたりはさすがである。
●価格（税込）「M3 MacBook Air 13インチモデル」=16万4800円～ 「M3 MacBook Air 15インチモデル」=19万8800円～
●アップル：「MacBook Air」製品紹介サイト
※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。
