[大阪ガス]EXPO 2025のガスパビリオンに大阪ガスの技術が活用される!外気温より温度が低下する放射冷却素材の「SPACECOOL」に興味津々

画像:日本ガス協会提供
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"SPCECOOL"ってなぁ~に?

大阪ガスは、熱を-270℃の宇宙空間に逃すこと(放射冷却)により、直射日光下でエネルギーを用いずに周囲より温度が低下することを特徴とする新素材(放射冷却素材)を開発し、2021年8月より他企業と共に、大阪・関西万博会場である夢洲などで実証実験を開始した。4年後となる本年(2025年)、間もなく開幕される大阪・関西万博のガスパビリオンの外装膜においてその技術が使用されている。

大阪・関西万博において、日本ガス協会が出展するガスパビリオンの外装膜に使用されているのが、大阪ガスが開発し、現在はSPACECOOL社が利活用の開発をしている「SPACECOOL」という新素材だ。「SPACECOOL」は、太陽光の入熱を抑えながらも輻射熱による放熱を大きくして、直射日光下においてエネルギーを使用することなく外気温よりも温度が低下する放射冷却素材である。太陽光からの熱の吸収を抑え、熱輻射による宇宙空間への熱の放出を増やすことで、直射日光下において、外気温より温度が低くしてくれるというものだ。

画像:日本ガス協会提供

そもそも放射冷却とは、物が熱を外に放出してその物自体が冷える現象を指し、全ての物体に起こりうる現象になる。地球でいうならば、地球上の熱が熱輻射と呼ばれる光の形で宇宙に放出され冷却される現象のことで、夜間に気温が下がる要因の一つとしても知られている。日中でも夜間同様に放射冷却現象は生じているが、太陽光が強いため、直射日光下では金属やコンクリートなどの一般的な素材の温度は外気温よりも上昇してしまう。そこで「SPACECOOL」は、太陽光を95%反射することで熱の吸収を抑えることに加え、放射率95%で光の形で宇宙に放射してれる。

実際同社の敷地内で実証実験を行った結果、夏季(6~9月)の直射日光下で、素材表面の温度が外気温に対して最大で約6℃も低くなることを確認している。炎天下であっても、冷えることがわかった。

また、屋外に「SPACECOOL」を設置した場合、その耐久性は、10年以上のUV耐候性があることが、同社の加速試験にて確認、変色やスペック変化がないことも確認している。

製品は、粘着剤付きのフィルムやマグネットシートのほか、SPACECOOLを組み合わせたしなやかな膜材料や防水シートが展開されている。屋外機器や建物のような法人向けの設備だけでなく、日傘やテントなど身近な製品に用いて実証試験をした結果、大きな冷却効果を確認している。

今回、大阪・関西万博会場の「ガスパビリオン」において、外膜材として、使用しており、また同万博のスタッフ用の日傘やスタッフ用のテント、東エントランス広場の建物の屋根などに使用されている。

編集部員のひとり言

間もなく万博が開催される。筆者は科学万博として日本で開催されたつくば万博が記憶に残っており、当時4回も足を運ぶほど、楽しかったことを覚えている。これから世界はどう変わっていくのか、「SPACECOOL」のような新しい素材の登場により、どんな未来が描かれるのか、早く体験しに訪れたいものだ。引き続き、今後も気になるパビリオンの情報を見つけたら、このサイトで情報をアップしていくので、気になる方は、チェックしてください。

●大阪ガス:公式サイト

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