［マイクロソフト］＂Xbox＂初の携帯ゲーム機発表！ASUSと開発した「ROG Xbox Ally 」シリーズ今年の年末に登場予定
マイクロソフトは、＂Xbox＂ブランド初となる携帯ゲーム機として、ASUSと共同開発した「ROG Xbox Ally」シリーズを6月8日に発表した。発売は2025年の11月から12月にかけてを予定している。
「ROG Xbox Ally」シリーズは、「ROG Xbox Ally（通常版）」と「ROG Xbox Ally X（上位版）」の2モデルが用意され、いずれもOSには＂Windows 11＂を搭載。＂Xbox＂のコンソールゲームだけでなく、＂Steam＂や＂Ubisoft Connect＂などのゲームストアで購入したゲームや、Windows PCでプレイできるすべてのゲームにアクセスすることを可能としている。
搭載される＂Windows 11＂は、同シリーズに最適化されており、電源を入れると「Xbox フルスクリーン エクスペリエンス」と呼ばれるハンドヘルドゲーミングに特化して最適化された新機能が表示される仕組みになっている。また、バックグラウンド処理を最小化し、タスクを最適化するなどの機能によって、より多くのシステムリソースをゲームプレイに割り当てながら、ハイフレームレートや没入感のある体験を実現するとしている。
インターフェースには、「Xbox Full Screen Experience」から引き出されるゲームバーを使用することにより、ホーム画面への復帰、ライブラリ探索、ゲームの起動から終了までを管理することができるほか、アプリの起動、設定の調整なども簡単に行うことができるようになっている。
また、専用＂Xboxボタン＂の搭載により、チャット機能やアプリの設定などに、拡張されたゲームバーを経由してアクセスすることができるようになっており、起動中のアプリとゲームの間をシームレスに移行できるほか、コントロールグリップには＂Xbox ワイヤレス コントローラー＂でも採用されている快適性を重視したデザインが採り入れられるなど、XboxコンソールとWindows PCに搭載されている各種アクセシビリティ機能も実装されている。
「ROG Xbox Ally」シリーズは、ライトユーザーからヘビーユーザーまで、すべてのプレーヤーに優れた機能を提供し、より優れたゲーム体験を求めるプレイヤーのために作られた高性能ハンドヘルドデバイスとして仕上げられている。発売時期は、2025年ホリデーシーズンに予定されており、米国だけでなく、欧州や日本を含むアジア各国などに導入されることとなっている。なお、製品価格や対応アクセサリー、予約注文などの詳細は、今後決まり次第発表されることになっている。
⚫︎「ROG Xbox Ally 」シリーズの主な仕様
| ROG Xbox Ally | ROG Xbox Ally X | |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
| 快適性 & 入力一覧 | Xboxワイヤレスコントローラーから着想を得た起伏のあるグリップによる快適な操作感を提供。 ⚫︎入力一覧 ABXYボタン 十字ボタン L & Rホールエフェクトアナログトリガー L & R バンパー Xboxボタン ビューボタン メニューボタン コマンドセンターボタン ライブラリボタン アサイン可能な背面ボタン x2 フルサイズアナログスティック x2 HD 振動機能 6軸IMU | Xboxワイヤレスコントローラーから着想を得た起伏のあるグリップによる快適な操作感を、さらにはインパルストリガーによって没入感ある体験を提供。 ⚫︎入力一覧 ABXYボタン 十字ボタン L & Rインパルストリガー L & R バンパー Xboxボタン ビューボタン メニューボタン コマンドセンターボタン ライブラリボタン アサイン可能な背面ボタン x2 フルサイズアナログスティック x2 HD 振動機能 6軸IMU |
| プロセッサ | AMD Ryzen Z2 A | AMD Ryzen AI Z2 Extreme |
| RAM | 16GB LPDDR5X-6400 | 24GB LPDDR5X-8000 |
| ストレージ | 512GB M.2 2280 SSD (アップグレード可能) | 1TB M.2 2280 SSD (アップグレード可能) |
| ディスプレイ | 7インチ(1080p) IPS液晶 500 nits 16:9 120Hzリフレッシュレート FreeSync Premium対応 Corning Gorilla Glass Victus + DXC Anti-Reflection | 7インチ(1080p) IPS液晶 500 nits 16:9 120Hzリフレッシュレート FreeSync Premium対応 Corning Gorilla Glass Victus + DXC Anti-Reflection |
| 入出力ポート | 2x USB 3.2 Gen 2 Type-C with DisplayPort 2.1 / Power Delivery 3.0 1x UHS-II microSD カードリーダー (SD, SDXC, SDHCに対応) 1x 3.5mmコンボジャック | 1x USB4 Type-C with DisplayPort 2.1 / Power Delivery 3.0, Thunderbolt 4に対応 1x USB 3.2 Gen 2 Type-C with DisplayPort 2.1 / Power Delivery 3.0 1x UHS-II microSD カードリーダー (SD, SDXC and SDHCに対応。 UHS-IはDDR200モードに対応) 1x 3.5mmコンボジャック |
| 無線接続 | Wi-Fi 6E (2 x 2) Bluetooth 5.4 | Wi-Fi 6E (2 x 2) Bluetooth 5.4 |
| 寸法 | 290.8121.550.7mm | 290.8121.550.7mm |
| 重量 | 670g | 715g |
| 内臓バッテリー | 60Wh | 80Wh |
シリーズ初の携帯ゲーム機で＂Xboxゲーミング＂の面白さをモバイルする！
「ROG Xbox Ally」シリーズは、ソフトに強い＂マイクロソフト＂とハードに強い＂ASUS＂が手を組んだ＂ポータブルゲーミングデバイス＂だ。＂Xbox＂や＂Windows PC＂でしか楽しむことができない人気ゲームも多いだけに、コアなゲーマーであるならこの発表にワクワクしているはずだろう。＂ASUS＂の＂ROG Ally＂にマイクロソフトの＂Xboxデザイン＂が融合したグリップを眺めても握りやすくかなり操作がしやすそうだと見受けられ、さすがにマイクロソフト！本シリーズに注ぐ本気度が感じられる。製品クオリティや価格設定など、今後の「ROG Xbox Ally」のさらなる発表が気になるところだ。
一方国内では、＂Nintendo Switch 2＂が発売となったばかりで、モバイルできるゲーム機が注目されていることは間違いなく、両社が作り上げた＂ポータブルゲーミングデバイス＂も話題性が高いといえるだろう。実機に触れることができる2025年のホリデーシーズンの到来が今から待ち遠しい。
●発売日：2025年秋冬（予定）
●価格（税込）：未定
●マイクロソフト公式HP：「ROG Xbox Ally」商品サイト
※製品の仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります