[カシオ計算機]フォージドカーボンを使用した機械式腕時計間もなく発売! 3針と日付表示のみのシンプルなデザインの"EDIDICE"の新モデル

カシオ計算機は、「Speed and Intelligence」をコンセプトとした腕時計"EDIFICE(エディフィス)"の新製品として、強靭で軽量なフォージドカーボンを"EDIFICE"として初めて採用した機械式時計「EFK-100XPBEFK-100YCD」を7月11日に発売する。

EFK-100XPB-1A
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本製品は、文字板に高級スポーツカーなどに使用される軽量で高強度な素材であるフォージドカーボンを"EDIFICE"ブランドとしては初めて採用した機械式時計だ。フォージドカーボンは、カーボン繊維がランダムに混ざり合うことで、表面に現れる模様がモデルごとに違うのが特徴。本製品は、3針と日付表示のみのシンプルな文字板にすることで、フォージドカーボン特有の魅力を全面に押し出すデザインに仕上げられている。

内部機構には、同社の時計として初めてメカニカルムーブメントを搭載。裏蓋にはシースルーバックを採り入れることで、機械式時計ならではの精密なムーブメントの動きを視覚的に楽しめるようになっている。ムーブメントは、最大巻上時、約40時間のパワーリザーブを備える。

なお、電気鋳造でフォージドカーボンの質感を再現した文字板採用の機械式時計「EFK-100YD」(3モデル)も7月11日に発売する。

開発秘話

そもそも"EDIFICE"は、主にクルマ好きの人をターゲットにしたブランドで、これまでもクルマ好きの人のライフスタイルやさまざまなモータースポーツのシーンに合うように商品が企画されてきたブランドだ。今回の新モデルを企画するにあたり、新たに挑戦したことが3つあると開発者は話す。

1つ目は、高級車にも使用されているフォージドカーボンを文字盤とケースに採用したこと。2つ目は、駆動方式にメカニカルムーブメントを採用したこと。そして3つ目は、ムーブメント駆動が見えるようにシースルーバックを採用したこと。

フォージドカーボンを採用した理由としては、これまでのスポーツカーの車体をイメージしたモデルとは違う方法で開発してみたいとという想いから、スポーティーさを持ちながら機能美を追求した結果、採用に至ったという。また、駆動方式にメカニカルムーブメントを採り入れた理由としては、クルマ好きの人は、「操る」ということが好きな人も多いことから、巻いて動くメカニカルムーブメントと親和性が高いと考え、初の採用に至ったとしている。

編集部員のひとり言

EDIFICEモデルは、スマートウォッチが幅を利かせる昨今、希少ともいえるアナログ時計になる。今回のモデルは、フォージドカーボンを使用し、背面はシースルーにするなどして、メカニカルな部分をあえて見せる仕掛けをしている。機械的な物が好きな人にとっては、堪らない一品で、そのような開発を手掛けたモデルが新たに開発されたことに、敬意を表したい。よくぞ、このようなモデルを作ってくれました、と。デジタルが主流の今だからこそ、あえてアナログ時計を所有してみたい、そんな気持ちにさせてくれる製品だと感じた。一見の価値はあると思われる。

  • 発売日:7月11日
  • 価格(税込):EFK-100XPB=7万4800円、EFK-100YCD=5万5000円、EFK-100YD=4万9500円
  • カシオ計算機(公式サイト):EDIFICE

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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