[ニコン]フルサイズミラーレスカメラ「Zf」にシルバーモデル登場!レトロなデザインが際立つ

ニコンイメージングジャパンは、フルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Zf」の新色モデルとして「Zf シルバー」を9月26日に発売する。

「ニコンZf」は、2023年10月に発売されたモデルで、当初はブラックのみをラインアップ。今回新たに、「ニコンF」などのフィルムカメラのクロームメッキ仕上げをモチーフに、より金属の質感に近づけたシルバーモデルの「Zf」をラインアップ。ヘリテージラインのフルサイズモデルに相応しい本格的な風合いに仕上げられている。

ボディの人工皮革部分を有償で張替えができる「プレミアムエクステリア」は、通常のシルバーボディに合わせて「ティールブルー」「セピアブラウン」「ストーングレー」「モスグリーン」が用意されており、新たなカラーとして「ティールブルー」「モーブピンク」が追加、さらに同社のオンライン「ニコンダイレクト」限定カラーとして「コニャックブラウン」の合計6色からセレクトして、レトロモダンを楽しむことができる。入り替えキャンペーンは、期間限定で、期間は「Zf」のシルバーモデルの発売日である9月26日から2026年の3月31日までとなっている。もちろんブラックモデルにも適用可能だ。

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基本性能

基本性能は、2023年に発売した「Zf」ブラックモデルと同じで、Zシリーズのハイエンドモデルである「Z9」の画像処理エンジンである「EXPEED7」を搭載、被写体検出時の高い追尾性能を実現し、動く被写体にピントを合わせ続けで、シャープに捉えてくれることができる。有効画素は、2450万画素で、撮像素子は、35.9mm×23.9mmのフルサイズ。ISO感度は、100~64,000と高感度を実現している。測距ポイントは273点で静止画・動画ともに、人、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機という9種類の被写体検出に対応する。さらに、低輝度側のAF検出範囲が−10EVまで拡張されているので、暗いシーンでもピントが合いやすく、撮影シーンの幅を広げることができる。背面モニターは、3.2型のTFT液晶モニター(タッチパネル)で、「Zシリーズ」としては、初となるバリアングル式を採用している。

ハイエンドモデルにも搭載される画像処理エンジン
「EXPEED7」を搭載
撮像素子は、フルサイズCMOSイメージセンサーを採用

手ブレ補正も、「 Z シリーズ」で最も優れた8段の手ブレ補正効果を発揮する5軸のボディ内手ブレ補正を実現。さらに動画撮影時に有効な電子手ブレ補正の効果も向上させている。これにより、室内をはじめとする暗いシーンや低速のシャッタースピードで撮影する際など手持ち撮影の質を高めている。もちろん、2023年9月時点では世界初の機能だった「フォーカスポイントVR」も引き続き搭載、被写体が画像の端にあるような構図でも、画面周辺でのブレをよりしっかりと抑制した撮影が可能となっている。

背面のモニターは、3.2型TET液晶(タッチパネル式)バリアングル式を採用している

表現の幅を広げる静止画性能とさまざまな制作のニーズに応える動画性能

ピクチャーコントロールには、従来の「モノクローム」に加え、異なる階調特性を持つ「フラットモノクローム」と「ディープトーンモノクローム」を新しく搭載。さらに、ワンアクションで瞬時にモノクロームモードに切り替わる専用レバー「静止画B&Wモード」も搭載するなど、ユーザーの表現方法を拡げられるように工夫が施されている。また、独創的な表現を可能にする「Creative Picture Control」や、同社では初めて搭載する、複数枚のRAW(NEF)ファイルを合成することで高い解像感の写真が得られる「ピクセルシフト撮影」など、表現の幅を拡げる機能が搭載されている。

「Zf シルバー」モデルは、今後のファームウェアアップデートによって、静止画・動画に粒状性を加える「フィルムグレイン」機能に対応する予定だ。これは、撮影時に粒子のサイズを3段階、強度を6段階から調整することで、シーンや意図に合わせた多様な表現を可能にする。同社やクリエイターが作った画作りプリセットをダウンロードして利用できる「イメージングレシピ」や「ピクチャーコントロール」と組み合わせることで、個性を活かした自分好みのフィルムライクな表現が楽しめるようになっている。

動画性能は、「H.265 10bit」の内部記録に対応し、外部レコーダーを使用することなく本格的な動画撮影が可能だ。6Kのオーバーサンプリングによる高画質な4K UHD画像生成にも対応し、高画質な動画を撮ることができる。また、最長約125分の4K UHD/60p動画を記録することができる。

本体サイズは、ボディ単体で(約)幅144mm、高さ103mm、奥行49mm、重さは710g(バッテリー、メモリーカード含む)。背面モニターのサイズは、3.2型(TFT型タッチパネル)。視野角は、170°で視野率は100%。記録媒体は、SD(SDHC、SDXC)メモリーカード、microSD(microSDC、HmicroSDXC)メモリーカードとなっている。

編集部員のひとり言

Zfモデルは、Zシリーズの中でもちょっと異色のモデルで、フィルムライクなデザインが特徴のモデルだ。レトロな雰囲気を醸し出しながらも、中身は、Zシリーズのハイエンドモデルである「Z9」に搭載されている画像処理エンジンを使用しているなど、中身は、最新式なので、レトロな雰囲気の中にモダンな機能を搭載するギャップ製品となっている。個人的には、こういった製品に興味を惹かれる。特に今回発売した「Zfシルバー」は、フィルムカメラの「F2」を彷彿とさせるような、そんな印象をうけた。そして、有償となってしまうが、ボディの人工皮革部分をカラーを変更して楽しめるあたりは、今時とも言うべき遊び心があってとてもユニークだ。手にして楽しく、撮って納得の一台となっているあたりが魅力的て、撮像素子はフルサイズ、有効画素も2450万画素で、ISO感は、100から64,000というのだから、暗所での撮影にも使えるし、動画だって4K60Pの映像が最長125分も撮れる。この内容で29万9200円(ニコンオンライン)で購入できるのは、かなりお得感が高いと思われる。ボディ本体が約710g(バッテリー、SDカード含む)、レンズ込みだと、1㎏近くなることを考えると、首からぶら下げて持ち歩くには少し重いかもしれないが、決して重すぎるわけではなく、ちょっとカワカッコイイかもしれない。個人的には、手に入れておきたい1台だ。

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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