[ヤマハ]「TRYCITY 155/125」2026年モデル発表!SUVエッセンスを採り入れた新スタイルやフルカラーTFT液晶モニター装備など大幅アップデート

ヤマハ発動機は、フロント2輪のLMWモデル「TRYCITY(トリシティ) 155 ABS/TRICITY125 ABS」の2026年モデルを9月25日に発売する。カラーバリエーションは125/155モデルと共通で「マットグレーメタリック3」「ホワイトメタリック6」「マットライトグリーニッシュグレーメタリック1」の3色を用意。価格はそれぞれ「155 ABS」が61万6000円、「125 ABS」が57万2000円となっている(いずれも税込)。
2014年より販売が開始された"TRICITYシリーズ"は、排気量が現在300cc、155cc、125ccの3種で展開するフロント2輪のLMW(リーニング・マルチ・ホイール)モデルだ。バイクと変わらない自然なコーナリングを可能にしているのが特徴で、高い安定性や優れた走破性を備えた人気のシリーズになっている。
2026年モデルの「TRICITY155 ABS/125 ABS」は"Enhanced and Friendly LMW(魅力を強化し親しみやすいLMW)"をコンセプトに開発され、スタイリングを刷新すると共にコミューターとしての機能・利便性を充実させ、初代「TRICITY125」以来の大幅な刷新が行われている。



"TRICITYシリーズ"のアイコンである「"Y"モチーフ」のフェイスを継承しつつ、安定感と機動力を両立する「逆台形シルエット」や「水平基調」を織り込むことでイメージを一新している。従来モデルの扱いやすいサイズ感はそのままに、樹脂製フェンダーやルーフレールを想起させるタンデムグリップなど、SUV エッセンスを取り入れた "クロスオーバーコミューター"デザインが採用された特徴的な1台に仕上げられている。

エンジンは、静かな始動/再始動を可能にする「Smart Motor Generator System」や省燃費に貢献する「Stop & Start System」を採用した"BLUE CORE"エンジンを搭載。スペックに大きな変更はないものの、新たに環境性能をアップさせるべく油圧式カムチェーンテンショナーを採用。また、ステアリングには「LMWアッカーマン・ジオメトリ」や「LMWテクノロジー」を採り入れることで、安定感のあるコーナリングと上質なクルージング性を兼ね備えたコミューターに作り上げている。
装備面では、従来のモノクロ液晶メーターに代わって、4.2インチのフルカラーTFT液晶モニターを設置。これによりスマホアプリ「Y-Connect(コネクト)」と連携が可能となり、メールや着信の確認や通話ができるほか、交差点などでの進行方向を矢印アイコンや距離などで表示する「Turn by Turn(ターンバイターン)方式」のナビ画面を表示することができる。また、Bluetoothを経由して車両情報やスマートフォンの情報をディスプレイでチェックできる従来からの機能に加え、メールや着信の表示やヘッドセットを使った通話を可能とするほか、新たに「USB Type-C電源」がインパネに装備されたことで、これまで以上に機能性と利便性が向上している。
ディスプレイ内の表示は、「機能中心に表示するモード」と「回転数に応じてファンクションバーが波打つ情緒的なモード」の2 パターンから選ぶことができ、左ハンドルのスイッチ操作で表示項目の切り替えが可能となっている。また、「TRICITY155 ABS」は電子制御の強化も施され、後輪のスピンを抑えるTCS(トラクションコントロール)、急ブレーキでウィンカーが点滅するESS(エマージェンシーストップシグナル)を新たに採用、これまで以上に安全性が引き上げられている。



"軽二輪"クラスで扱いやすいコンパクトスタイルが魅力の"TRICITY"
発売から11年を超え、多くのライダーに支持されている"TRICITYシリーズ"は、前2輪・後1輪というユニークな"LMW"構造を持つスクーター。今回のモデルチェンジでは、新たにLEDヘッドライトを採用するなど、灯火類のデザインを一新。シャープでアクティブな外観にアップグレードされた。装備面では、フルカラーTFT液晶モニターを採用し、従来からのスマホ連携はそのままに、新たにUSB Type-C 端子に対応した充電ソケットを装備するなど、より利便性を高めている。"LMW"モデルならではの独自構造が生み出す高い安定感と快適な乗り心地に加え、実用性にも磨きがかけられている。「バイクに乗りたいけれど転倒が怖い」「雨の日や荒れた路面でも安心して走りたい」といったバイクを探しているならば、おすすめできる「軽二輪」モデルだといえるだろう。
●発売日:9月25日
●車両本体価格(税込):「155 ABS」=61万6000円、「125 ABS」=57万2000円
●ヤマハ発動機株式会社:「TRICTY 125 ABS」製品サイト、「TRICTY 155 ABS」製品サイト
※製品の価格及び仕様については、記事作成時のもので、その後諸事情により変更される場合があります