[シャープ]プラズマクラスタードラム式洗濯乾燥機の新製品2モデル発売! 洗濯機で初めて生成AIサービスに対応

シャープは、業界最高水準の省エネを実現したプラズマクラスタードラム式洗濯乾燥機の新製品として「ES-12X1」と「ES-12P1」の2モデルを発売した。

「ES-12X1」
「ES-12P1」

「ES-12X1」は、高い乾燥力が好評の「ハイブリッド乾燥NEXT」を搭載した上位モデル。ヒートポンプにサポートヒーターを組み合わせた独自のハイブリッド乾燥方式に加え、温度・湿度センサーやAI制御により、乾きにくい衣類の乾燥ムラを抑制してくれる。また、新たに「タオルケアコース」も搭載しており、洗濯のたびに徐々にタオルの機能性が低下していくのを抑えてくれる。洗濯から乾燥の各工程でタオルの傷みを抑える制御をおこない、最後の乾燥工程では、独自のハイブリッド乾燥技術と温度・湿度センサーによって、約50℃の低温風でしっかりと乾燥させることでパイル(タオルのループ形状の繊維)のつぶれを抑制するうえ、プラズマクラスターにより、除菌・消臭もおこなってくれる。

※洗濯機設置場所の環境やタオルの量、素材(綿、化繊、化繊混紡)、厚さ、織り方、組み合わせにより、機能性抑制の程度が異なる場合がある

両機種ともに、独自の生物模倣技術「ネイチャーテクノロジー」を採用した「モモンガファン」を従来モデルに引き続き搭載しており、モモンガの滑空姿勢を応用したファンにより、洗濯槽内に送り込む風量をアップさせている。これにより乾燥効率を上げることが可能となり、業界最高水準の省エネを実現、乾燥運転後のシワをさらに軽減することができるとしている。

加えて、洗濯機で初めて生成AIサービス「COCORO HOME AI」に対応。これは、例えば洗濯機の使い方を知りたいときはもちろんのこと、コートやジャケット、さらには浴衣など、洗い方が分からないときなど、スマートフォンで、スマートホームアプリ「COCORO HOME」からテキストで質問を入力すると、自然な言葉で返答してくれるというものだ。質問の内容に応じて、適切な洗濯コースを進めてくれるほか、洗濯物の種類や希望の洗い方に合わせた専用のダウンロードコースをも提案してくれる。本体に搭載していないコースは、そのまま「COCORO WASH」(クラウドサービス)にアクセスして洗濯機本体にダウンロードすることができるので、すぐに洗濯を始めることが可能だ。

これら以外の特徴としては、インテリアに調和しやすい、シンプルでスリムな水平垂直スタイルの新デザインを採用したことが挙げられる。ドアと操作部を分離した新設計で、操作部を大きく見やすくするなど、使い勝手にも配慮。また、奥行きを20mm短くし、設置性が向上している。さらに、ガラスの使用率を減らすことで、廃棄時のリサイクル可能部品の構成比率が2.8ポイントもアップするなど、省資源設計を実現している。

液体洗剤・柔軟剤自動投入タンクの容量を従来モデルの600mLから950mLに拡大したことで、補充の頻度が少なくなったこともポイントだ。また、液だれ防止機構を新たに採用するなど、タンクのお手入れがさらに簡単になっている。

また、同社の独自機能である「マイクロ高圧洗浄」を搭載、使用水量を抑えながら、衣類の繊維に残る洗剤成分をしっかり洗い流し、業界最高水準の節水を実現している。洗濯槽内にプラズマクラスターイオンを放出し、衣類を除菌・消臭しつつ、花粉を落としやすくしているほか、洗濯槽内のカビ菌も抑制してくれる。

マイクロ高圧洗浄のステップ

洗濯機をクラウドに接続することで利用できるダウンロードコースに、タオルの仕上がりを追求した2つのコースを新たに追加。天日干ししたようなカラリとした仕上がりには「カラッとタオルコース」を、パイルを立たせてふんわりと仕上げたいときには「ふわっとタオルコース」がおすすめなど、前60以上のコースをダウンロードすることができ、今後も新しいコースが増えていく予定とのこと。

「ES-12X1」のみに搭載される機能としては、「乾燥フィルター自動お掃除」機能と「乾燥ダクト自動お掃除」機能が挙げられる。「乾燥フィルター自動お掃除」と「乾燥ダクト自動お掃除」機能を搭載することにより乾燥効率の低下を抑制。すすぎのたびに洗濯槽の裏側を清潔にする「洗濯槽自動お掃除」機能や「ドアパッキン自動洗浄(抗菌・防カビ加工)」機能も備えるなど、お手入れの手間を省きつつ、清潔に使うことができる。

「ES-12X1」の本体カラーはマットホワイトとグレイングレーの2色を用意。本体サイズは、(約)幅640mm、 奥行719mm、高さ1,120mm、重さは、約80kg。一方「ES-12P1」は、カラーはマットホワイトのみ。本体サイズは、(約)幅640mm、 奥行719mm、高さ1,120mm、重さは、約78kgとなっている。

編集部員のひとり言

洗濯機というと、縦型の二槽式を思いおこす。私が幼少のころ、各家庭では二槽式が主流の時代に、まさか、数十年後には、一槽式が主流になり、更には縦型ではなくドラム式が登場するなど、夢にも思わなかった。そして、今では、AIによって、これまで以上に賢く洗濯をしてくれる。おまけに、クラウドに用意されているソフトをダウンロードして洗濯機に読み込ませれば、新たな機能を搭載することができる。つまり、クラウドが背景にあることで、洗濯機をより高度な技術を持って進化させることができるというのだ。それ以外でも本製品は高機能でありながら、省エネを両立させているのが特筆すべき点であり、洗濯機の購入を考えている人にとって有力な候補になるだろう。

  • 発売日:ES-12X1=9月11日、ES-12P1=9月18日
  • 実売価格(税込):ES-12X1=37万6000円程度、ES-12P1=32万6600円程度
  • シャープ(公式サイト):ES-12X1ES-12P1
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※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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