[アディダス]"FIFAワールドカップ2026"公式試合球が登場!開催国となる3か国を4枚のパネルとデザインで表現した驚きのハイテクサッカーボール

アディダス ジャパンは、2026年6月11日から7月19日の期間で、カナダ、メキシコ、アメリカの3か国で開催される"FIFAワールドカップ2026"の公式試合球 「TRIONDA(トリオンダ)」 を10月3日に発表し、10月4日より順次発売。価格は2万4200円(税込):ADF520)で、そのほかにもコレクションや室内用に適したミニサイズモデルなど全11モデルをラインアップしている。

「TRIONDA」は、開催国3か国を示す「TRI(トリ)」と、スペイン語で「波」を意味する「ONDA(オンダ)」を組み合わせて作られた造語で、大会の熱狂と喜びが"波"のように広がるイメージが込められている。

公式球の表面には、3か国の国旗に使用されている色の赤、緑、青が取り入れられており、それぞれの国を象徴するアイコンがあしらわれている。赤のパネルにはカエデの葉(カナダ)、緑には鷲(メキシコ)、青には星(アメリカ)がそれぞれエンボス加工で施されている。そしてパネルの中央で3色がつながる構成にしており、初となる3か国共催を連想させる作りになっている。また、アクセントとして"FIFAワールドカップ"トロフィーへのオマージュとしてゴールドの装飾も加えられたデザインに仕上がっている。

パネルには3ヵ国のエンブレムをあしらい、表面にはカエデの葉、鷲、星のエンボス加工を施す

本製品は、過去最小枚数の新形状同一パネル4枚で構成されており、滑らかな曲線が特徴で、「ONDA」のコンセプトをそのまま体現している。また、サーマルボンディング製法により縫い目が排除され、蹴る位置に関係なく均一な反発力と精密なボールコントロールを可能にしている。また、パネルには、意図的に表面を凹ませる深いディボス加工が加えられており、空気抵抗を極力抑えつつ安定した飛行を実現、雨天時での使用でもグリップ力も向上させている。

’26の数字にトロフィーをデザイン。グリーンのピッチに映える「TRIONDA」
同一形状の4枚パネルで球体を築き上げる

大会で使用される試合球には、AI搭載の「アディダス コネクテッド ボール テクノロジー」が内蔵されており、500Hzの慣性計測ユニット(IMU)モーションセンサーチップによって、ボールの動きをリアルタイムでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)システムに送信することができる。これにより、オフサイドやハンド判定の精度とスピードを飛躍的に向上させることが可能になっている。なお、このチップは大会用ボールのみに搭載されている。

モーションセンサーがパネル内蔵になったのが試合球の進化ポイント
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デザインのその先へ!ワールドカップ公式試合球の進化は止まらない

2026年6月に開幕する、"FIFAワールドカップ"の公式試合球「TRIONDA」は、レッド、グリーン、ブルーのウェーブをイメージするデザインになっており、開催国となるカナダ、メキシコ、アメリカを表現する公式試合球だ。
一般的なサッカーボールは32枚(12枚が五角形、20枚が六角形)のパネルで構成され、これらのパネルが組み合わさることにより球体が形成されている。この構造は強度と耐久性に優ることから、1970年のメキシコワールドカップ以来、サッカーボールの原型として採用され続けている。
一方、2006ワールドカップドイツ大会の公式球"+チームガイスト"は、14枚のパネルデザインとシームレス構造への刷新により、より真球に近い形状を実現。これにより、空気抵抗が改善されボールスピードとキックの正確性が向上し、いわゆる"ブレ球"や"無回転シュート"などを誕生させている。この進化を受け、以降のワールドカップに合わせてサッカーボールは継続的にアップデートされ、最新の「TRIONDA PRO」においては、わずか4枚のパネルで構成されるまでになった。さらには、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)システムと連動するモーションセンサーをパネルに内蔵することで、試合中の判定をより迅速かつ正確に行うために不可欠なものとなっているほど、サッカーボールは進化をし続けている。今回紹介した商品の最上位モデルは、試合で実際に使用される公式球と同等の構造とアディダスの最新技術を凝縮し、サッカー好きなら誰もがキックフィールを気にするであろう、注目のフラッグシップモデルとなっている。

1970年大会の公式球「テルスター」は32枚パネル
2006年大会の公式球「+チームガイスト」は14枚パネル

●価格(税込):TRIONDA PRO(ADF520)=2万4200円
●発売日:10月4日
●アディダス・ジャパン:「ADIZERO EKIDEN COLLECTION」サイト

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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