[ライカカメラ]モノクローム撮影専用センサー搭載モデル「ライカQ3モノクローム」発売!写真撮影に焦点をあて、輝度情報のみを記録する

ライカQシリーズの第二世代モノクローム撮影専用モデル「ライカQ3モノクローム」

 ライカは、ライカQシリーズの新製品として、モノクローム撮影専用モデルとなる「ライカQ3モノクローム」を11月21日に発売した。

 「ライカQ3モノクローム」は、モノクローム撮影専用センサーを搭載したライカQシリーズの第2世代モデルで、写真撮影の本質に焦点をあて、輝度情報のみを記録するのが特徴のモデル。6000万画素のモノクロームセンサーとトリプルレゾリューション技術によってシャープネスに、そして印象的なダイナミックレンジ、さらにはトーンの深みを実現している。カラーフィルターを使用することなく、細部までこだわった画質を生み出すことが可能となっている。ISO感度は、100から200,000に対応し、6000万、3600万、1800万画素の解像度で静止画の撮影並びに最大8Kの動画の撮影にも対応する。さらに、明るい広角単焦点レンズ「ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.」を採用することでさまざまな撮影状況に対応し、厳しい光の条件下でもノイズの少ない、写真撮影を可能としている。

 ビューファインダーは、高解像度の576万画素OLEDを採用しており、高速で正確なハイブリッドオートフォーカス、チルト式タッチディスプレイを搭載することにより、「ライカQ3」の性能を最大限に引き出せるのも特徴だ。本製品でも、最短撮影距離が17cmまでのマクロモードへ簡単に切り替えることができる、オートとマニュアルの操作を選択できるため、写真・動画の両方でモノクロームにこだわった撮影をこれまで以上に自在に楽しむことができる。さらに、IP52規格の防塵・防滴性で水しぶきや埃の影響も受けない強さも持ち合わせている。

 使いやすさにもこだわっており、わかりやすい構成で写真機能と動画機能が区別されているなど、操作性もシンプルにできている。独自のカラーコンセプトに沿ったアイコンとメニュー構成によって、直感的に操作ができるのもポイントと言える。この新しい操作コンセプトは「ライカQ3」および「ライカQ3 43」にもファームウェアのアップデートにより導入される予定とのことだ。

 デザイン面においては、ライカQシリーズが持つ現代性とシンプルなモノクロームモデルらしさの両方を併せ持っている。ドイツで製造され、機能美だけでなく、最高級の素材と性能を兼ね備えており、フルメタルのボディとレンズフードはブラックペイントに、トッププレートの「Monochrom」の刻印と文字は控えめなブラックまたはグレーで記されており、レザー部分にはスタイリッシュな仕上げが施されている。赤い「Leica」ロゴをあえて省くことでモノクローム写真に通じるミニマリズムを静かに強調しているあたりもポイントと言えるだろう。

 28-90mm のデジタルズームと数多くの動画機能を備えた本製品は、モノクローム撮影の表現の幅を広げ、日常の一コマを優れた画質で切り撮ることを可能にしている。また、Wi-Fi、Bluetooth、USB-C、HDMIマイクロを介して「Leica FOTOS」アプリとシームレスかつ安定して接続できることから、安全かつ高速なモバイルワークフローを実現している。

 オプションのアクセサリーも充実していて、「ライカQ3モノクローム」をより自分らしいスタイルに仕上げられる。本製品は「ライカQ3」のアクセサリーを使用することもできるほか、カメラ本体とマッチするレザー外装を施したワイヤレス充電機能付きハンドグリップ、レッドフィルター、各種ストラップも同時に発売する。

本体サイズは、幅130mm、 奥行 80.3mm、高さ92.6mm。重さは、約746 g/662 g(バッテリー有/無)となっている。

編集部員のひとり言

 いまやスマートフォンで、ポートレートからモノクロ写真、動画の撮影などさまざまな撮影がおこなえる。そんな中において、 あえてモノクロ写真しか撮れないカメラを出してくるあたり、ライカらしいという印象を持つ。モノクロ写真はえてして黒の表現がしきれなかったりもするが、その辺りは、流石ライカといえる内容になってるようだ。モノクロで約6000万画素を有するだけあって、その辺りは言うまでもなく素晴らしい写真が撮れそうだ。これからの季節、風景を本製品で切り取ってみるのもいいかもしれない。きっと思い出に残る一枚が撮れるに違いない。

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ライカQ3モノクローム 光と影で物語を紡ぐ特殊なモノクロームセンサーを備えた「ライカQ3モノクローム」は、写真の本質である光と影だけで構成する構図に焦点を当てています。明るい「ライカ

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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