「山善」半固体電池を採用したモバイルバッテリー発売!"安全性""高出力""長寿命"を実現っ

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安全性、高出力、長寿命を実現したモバイルバッテリーを発売する!

 山善は、発火リスクの低減に配慮した「準固体電池」を採用したモバイルバッテリーとして「準固体モバイルバッテリー」を6月下旬より、順次発売する。

写真手前から10,000mAhモデル、奥が20,000mAhモデル

 一般的にモバイルバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、電解液に可燃性の有機溶剤を使用していることから、衝撃等によって内部の破損もしくは劣化等によって正極と負極がショートし、その結果発火や破裂を引き起こすといったことが稀に起こるという。一方で、スマートフォンやタブレット、ノートPC などの高性能化に伴い、モバイルバッテリーは高出力・大容量化が求められている。この実情に対応すべく、山善では"安全性""高出力""長寿命"を実現するモバイルバッテリーとして、今回「準固体モバイルバッテリー」を開発し発売することとなった。

 本商品は、一般的なモバイルバッテリーではまだ採用事例が少ない「準固体電池」を採用しているのが最大の特徴といえる。「準固体電池」は、液体電解質をゲル状化し、電池内部の成分配合および製造工程を最適化することで、液体電解質含有量を1%以下に抑えているなど、強い衝撃等でも内部でショートが起こりにくく、釘刺しや切断等の試験においても発火しにくい高い安全性を実現している。さらに、過充電・過放電などを防ぐ各種保護回路に加えて、防炎素材の採用や内部温度に応じた電力制御など、高い安全性にこだわった設計を行っている。また、タブ構造の工夫により、内部抵抗を9mΩ以下まで低減しており、内部損失や発熱を抑制。35W 高出力給電時でも温度上昇を抑え、高い熱安定性を実現したことによりスマートフォンだけでなく、タブレットやノートPC への給電も可能としている。

液体リチウム電池に釘差しをした際の様子
準固体電池に釘差しをした際の様子

 固体電池や準固体電、半固体電池などは、充放電を繰り返しても、これまでの液体リチウム電池比べて長寿命を実現しているのも特徴のうちの一つ。その例として液体リチウムイオン電池は、充放電サイクルが約300~500回といわれている中、準固体電池を使用した今回の新モデルでは、約1000回もの充放電サイクルを可能にしているほどだ。また、マイナス10~50℃の幅広い環境下でも使用できるため、日常使いからアウトドアや防災時の用途としても適したモデルといえるだろう。ちなみに、電池残量が一目でわかる液晶表示も搭載するなど、使い勝手にも優れた仕様になっている。

 今回発売するモデルは、2モデル。10,000mAhのモデルと20,000mAhのモデル。いずれのモデルもECサイト用のモデルと家電量販店用のモデルを用意している。本体サイズは、10,000mAhのモデルが(約)幅117mm、奥行69mm、厚さ17mm、重さは、約200g、20,000mAhのモデルが(約)幅119mm、奥行72mm、厚さ31mm、重さは、約350g。定格容量は、10,000mAhモデルが6400mAhで、20,000mAhモデルが13,800mAhとなっている。

編集部員のひとり言

 モバイルバッテリーの発火事故は、後をたたない。ユーザーの取り扱い方にもよるところがあるとは思うが、それでもモバイルと謳う以上、固定のバッテリーとは違い衝撃などにもしっかりと対応してほしいものだ。それでもリチウムイオン電池は、熱に弱く、衝撃に弱いという弱点があるのも事実だ。そんな中、今回モバイルバッテリーとしては、珍しく、準固体電池を使用したモデルの発売することになったのは、安全性、高出力、長寿命を実現するモバイルバッテリーを作らなければ、という山善の思いが伝わる製品だといえる。安かろう悪かろうが横行している今だからこそ、周囲に配慮した製品を手にする必要であるように思うのだが、皆さんはどうお考えだろうか。

  • 発売日:6月下旬より順次
  • 価格(税込):10,000mAhモデル=6,578円、20,000Ahmモデル=8778円(いずれも山善ビズコムでの想定価格)
  • 山善(公式サイト);準固体モバイルバッテリー
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