〈レビュー〉SOUNDPEATSから発売された「SPACE ワイヤレスヘッドホン」を使ってみたら 全域にわたってバランスのとれた音質が最高すぎた

最近、私を取り巻く音響環境は、オープン型イヤホンが主流となっている。少し前であれば、カナル型のBluetoothイヤホンを主に使っていたのだが、長時間使用し続けていると、耳穴が痛くなり、そうなるとしばらくの間、使用することに抵抗を感じるようなことがあった。そこで、耳への負担を軽減するために手を出したのがオープン型イヤホンだった。一旦オープン型の解放感を味わってしまうと、耳穴に入れるカナル型に少し抵抗を感じてしまい、なかなか戻ることができなくなってしまっている。最近のオープン型は開放的な装着感はさることながら、音質にもこだわって作られているものが多く、かなり音のクオリティが高くなっていると感じる。そんな、オープン型フリークになりつつある私が、今回あえてヘッドホンを試してみることになった。そのモデルは、SOUNDPEATSから昨年の11月に発売された「SPACE」というワイヤレスヘッドホンだ。イヤホン専門ブランド初となるヘッドホンはどんなモデルなのか、実際に試しに使ってみたので、その使い心地などを含めてお伝えできればと思う。

目次

SOUNDPEATSについて

SOUNDPEATS(サウンドピーツ)は、2010年に中国・深圳(しんせん)で設立されたイヤホン専門ブランド。コストパフォーマンスに優れたモデルを多数リリースしており、その多くはクオリティの高さから、2021年に「TrueAir2」でVGPアワードの金賞を受賞。その後も毎年金賞を受賞するなど高い評価を受けている。

今回試した「SPACE」というモデルについて

「SPACE」は、同社独自の大口径40mmダイナミック型ドライバーを搭載したBluetooth対応のヘッドホンで、楽曲の繊細な音や響きを感じることができるモデルとなっている。専用アプリ「SOUNDPEATS」を使えば、9種類のプリセットモードが用意されているから、好みに合わせて変更することができる。また、音の波形も自由に変更することができるため、自分好みの音作りが簡単に行え、質の高い音で楽曲を楽しめる。

アクティブノイズキャンセリング機能も搭載しており、可聴域で最大35dBものノイズ低域効果を実現している。雑踏やカフェなど、人の声が多い環境下でも、サウンドにだけ耳を傾けることができる。また、トランスペアレントモード(ヒアスルーモード)も搭載していためサウンドクオリティはそのままに、周囲の雑音を自然な感じにフィルタリングして、周りの状況に気を配りながら楽曲を楽しむこともできる。

連続使用時間は、なんと最大123時間(ノーマルモード)。1000mAhの大容量バッテリーを内蔵しているので、1回のフル充電(約2時間)で楽曲なら約1500曲以上聴くことができる。仮に1日4時間使用した場合でも約1か月間の使用が可能になるなど、マメな充電が必要ないのもうれしいポイントだ。なお、アクティブノイズキャンセリングモードを稼働させている際は、61時間の使用が可能で、万が一充電が切れてしまっても、約10分間の充電で12時間のリスニングが可能となっている。

搭載するBluetoothのバージョンは業界最新のヴァージョン5.3で、65msの低遅延を実現するゲームモードも搭載しているため、ストレスフリーでゲームを楽しめる。また、マルチポイントにも対応しており、スマートフォンやパソコンなど2台の機器との同時接続も可能。Bluetoothの切り替えなしでも自動で切り替わるので快適な使用が可能となっている。

Bluetoothでの無線接続以外に、3.5mmのオーディオケーブルも接続することができるため、Bluetooth機能を持たないデバイスとも接続して音楽を楽しむことができる。

3.5mmのオーディオケーブルも使えるので、Bluetooth機能を持たないオーディオ機器との接続も可能

実際に使ってみる

手にしてみる

一通り製品の説明が終わったところで、いよいよ実際に使ってみることに。まず箱から製品を取り出して感じたことは、オーバーイヤー型のヘッドホンの割には、比較的軽いといった印象だ。これまで、オープン型のイヤホンを使っていたので、それらの重さと比べてしまえば、だいぶ違いはあるものの、ヘッドホンとしては、軽い部類に入ると思われる。私の所有する他のヘッドホンと比べても、大きさの割には軽かったので、重さがネックになるような印象はほとんどなさそうだ。カタログ値で264gだが、実際に測ってみたら、262gだったので、軽いのにこしたことはない。

今回セレクトしたカラーは、イエローということだったが、イエローという感じではなく、全体的にオフホワイトで、イヤーパッドと頭部に当たるパッドがベージュといった感じだろうか。マットな塗装が高級感を演出しており、価格からは想像できないほど、質感が高い。本体上部は、ファブリック生地があしらわれているなど、可愛らしいデザインに仕上がっている。個人的には、全体の塗装がもう少しシリコン感がある方が好みなのだが、この辺りは好みが分かれるところではある。ただ決してチープな感じはしない。ブラックとホワイトの3色を用意しているので、他の色のモデルも見てみたいところだ。

3.5mmのジャックととUSB Type-cの端子が備わっている
ヘッドホン上部にはファブリック生地が使用されている

調整幅は、片側3cmと一般的調整幅ながら、本モデルにおいては、私の場合片側2.5cmほどの設定がピッタリだった。他のモデルを使用する際は、目一杯伸ばして使用することが多いので、本モデルは、ゆったりした着け心地が好印象。オーバーイヤータイプのヘッドホンなので、耳全体をすっぽりと包み込むように覆ってっくれる。耳を圧迫するようなこともなく、また、押さえつけるような感じもないので、着け心地に対してはノンストレスと言ってもいい。これは、オープン型イヤホンを数多くリリースしてきているだけに、圧迫しないということに配慮しているのかもしれない。

クッション性のあるイヤーパッドにより、耳を圧迫しない
片側3cmの調整幅を備える

アプリをダウンロードする

Bluetoothの接続を済ませて、早く音質を確かめたいところなのだが、その前にアプリのダウンロードを行う。アプリをダウンロードしないと、せっかくのヘッドホンもその実力の半分も楽しめないので、ここは、じっくり楽しむためにも、手間を惜しまずアプリをダウンロードする。

アプリを開いた際の最初の画面
ログイン画面だが、新規の場合は、メールアドレスの登録が必要になる
Bluetooth接続をするとヘッドホンのバッテリー状況の確認ができるようになる

アプリのダウンロードが完了したら本機とBluetooth接続をして、アプリの操作に入る。アプリ画面を進めていくと、カスタマイズという項目が現れる。カスタマイズには、イコライザーのカスタマイズやプリセットが用意されている。イコライザーのカスタマイズとは、出力される音の周波数特性を変更することができるもので、プリセットとは、さまざまなジャンルの音楽を特性ごとに分けて設定されているもの。「SOUNDPEATS」アプリでは、9種類のプリセットを用意しており、その設定からセレクトして好みの音質で楽しめるようになっている。

プリセットモードをセレクト
9種類のプリセットモードからセレクトすることができるようになる
イコライザーを自分好みにカスタマイズすることもできる

とその前にまずはアダプティブイコライザーというテスト項目もが用意されているので、まずは、このテスト項目から設定することにした。テストでは、ヘッドホンを装着し、そのヘッドホンから異なる周波数の音が流れるので、音が聞こえたら「聞こえる」をタップして進めていく。音が聞こえない時は、操作は不要のようだ。

テストの説明画面
周波数の違う音が順番に発せられる
テストが終われば設定の完了

そもそもアダプティブイコライザーとは、耳に届く音声信号を測定するもので、人によって聞こえる周波数の音は違うため、測定をすることで最適なサウンドを作り出せるというものになる。このテストを行うことによって、プリセットで好みのプリセットをセレクトした場合でも、ハッキリとした違いがでてくるので、このテストをやることをオススメする。それにしても、アプリでここまでしっかりとサポートしてくれるというのも、なかなか凄いことのように思うのだが。

聴いてみる

ここまできたら、あとは好みの楽曲を好きなだけ聴くことができるわけだが、やはり最初は、低音が強調される楽曲を聴いてみたいということで、ハードテクノ系の楽曲をセレクトして聴いてみた。

ズンドコズンドコ響く低音を楽しみたいならテクノ系と決めているのだが、早速聴いた感想を申し上げると、低音だけがズンドコと響くイヤホンやヘッドホンとは違い、SOUNDPEATSの低音は、とても品があるように感じる。これは、同社の他のモデルにも同じことが言えるのだが、アプリで低音を強調するプリセットをセレクトしても、バランスが崩れないのが素晴らしいのだ。仮に低音を抑えめにしたプリセットをセレクトした場合、確かに低音を強調たプリセットよりも低音の響きは抑えられている印象は受けるものの、高音とのバランスを取るためなのか、極端に低音の響きを抑えていないあたりが、素晴らしいと感じる(あくまでも個人的な感想)。結果的に、バランスが良く取れているといった印象になるのだろう。

バランスが良いという表現をすると、ともすると迫力に欠けるだけじゃないの、と思えるかもしれないが、そこは違う。過去には、ただ低音だけが強調され過ぎて、聴くに堪えないイヤホンをいくつも試聴してきたが、その辺りはしっかりと作り込まれているようだ。バランスが良いから、音量を上げても、破綻しない、そしてビビり音が出ることもなかった。低音がしっかりと響くのに、そのサウンドにはえもいわれぬ優しさを感じる。テクノ系を聴いても、ハードロックを聴いても、何とも心地がいい。

テクノ系イメージ(https://pixabay.com/ja/)
ハードロック系イメージ(https://pixabay.com/ja/)
バランスの良さに驚く(イメージ)

続いて聴いてみたのはクラシック音楽

さて次に聴いてみたのは、クラシックの楽曲。無類のクラシック好き、とまではいかないが、小学2年生の時に親に連れて行ってもらったコンサートでブラームスの交響曲第1番を聴いてからクラシックを好きになり、今でもたまに聴いている。

ということで、本ヘッドホンでブラームスの交響曲第1番を聴いてみることに。ブラームスの交響曲第1番といえば、ティンパニーを始め弦楽器、管楽器が一斉に鳴り響くあの荘厳な出だしにゾワゾワっと身震いするのだが、実際聴いてみると、このヘッドホンでもそれを感じ取れる迫力のあるサウンドで聴くことができたのだ。これは、ちょっと驚きだったのだが、録音状況にも左右されるところはあるので、ヘッドホンの性能が全てではないことはわかっていながら、それでも、存分にクラシックサウンドを楽しむことができることがわかった。

https://pixabay.com/ja/(背景)

実は、この時プリセットモードをいろいろと試していたのだが、クラシック音楽だから、プリセットでもクラシックをセレクトするというのは、、実は安易すぎるセレクトになることがわかった。というのも、プリセットで”クラシック”セレクトしたら、演奏中のコントラバスの音が少し気になってしまったり、”低音低減”というプリセットをセレクトすると、サウンド全体に薄っすらと膜がかかったかのようなサウンドになってしまったのだ。

その後も、”高音域の強調”や”民謡””ポップ”など試してみたのだが、これというプリセットが見つけることができず、最後の一つとして”SOUNDPEATSクラシック”というプリセットをセレクトしたら、私好みのサウンドを奏でてくれたのでホッとした。ここに至るまで、ティンパニーの音を何度も聴くことになったのだが…。。ちなみに、「電子音」というプリセットをセレクトしたら、バイオリンの音に少々ビビり音が入ってしまったので、NGといったところだろうか。

以外にもバランスが良かったのは「ロック」のプリセット

クラシック音楽、それもオーケストラのライブ音楽だと、先ほども申し上げた通り録音環境に左右されるところもあるので、このプリセットが合っているとは言い難いところもあるのだが、意外だったのは、”ロック”のプリセットだ。”SOUNDPEATSクラシック”のプリセットで聴いた後に、”ロック”のプリセットに切り替えて聴いてみると、これがなかなかいい。次に聴いたのは、バッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043」 。メリハリのある第一バイオリン、第二バイオリンが特徴の楽曲なのだが、その辺りがきちんと表現されていた。それぞれのバイオリンのサウンドが心地よく響き渡り、キンキンすることなくキレイに鳴らしてくれるので、穏やかな気持ちで聴き入ることができた。この音作りには感心させられる。カナル型イヤホンと違って、耳を覆うような形状のヘッドホンならではといえるこのサウンドも、クセになりそうだ。

音楽以外も試聴

テクノやハードロック、クラシックと聴いてみて感じたことは、どのジャンルの音楽も、バランスよく聴くことができるということ。イコライジングによるところも大きと思うのだが、40mmというダイナミック型のドライバーの搭載による恩恵もあるのだろう。

とここで気になったのは、ラジオで流れる人の声だ。私は日頃から、ラジオを聞く方なのだが、ヘッドホンで聞くと人の声が少々耳障りに感じることがある。音楽を聴く分にはとても良かったのに、なぜかアニメやドラマ、ラジオなどを聞くと、どうも人の声だけが強調されるといったようなことは、これまでもよくあった。

そこで、今回のモデルでも試してみることにした。結論から申し上げると、プリセットでクラシックをセレクトすると、イイ感じに聞くことができることがわかった。その他のプリセットだと、どうも気に入るとまではいかなかったのだが、クラシックのプリセットにおいては、薄っすらと膜がかかっているようなそんな感じが逆にちょうど良かったのだろう。いわゆるキンキンとする声になることもなく、話者のトークが耳に入ってくる。心地よく聞き取ることができるので、内容もよく頭に入ってくるのだ。

ただし、他のプリセットにおいては、私には合うものがなかったので、この辺りは、プリセットでセレクトするというよりは、マニュアルモードでイコライジングを行えば、より好みの音に近づけることができるのかもしれない。

機能面について

アクティブノイズキャンセリング(ANC)

次に試してみたのは機能面についてだ。今回試した「SPACE」には、アクティブノイズキャンセリング機能が搭載されている。今では、当たり前となった機能だが、ノイズキャンセリング機能が搭載された当初のイヤホンやヘッドホンには、だいぶ違和感を覚えたことを記憶している。それが、昨今のモデルは、とにかくナチュラルな感じで、違和感なく外音を遮断することができるのだから恐れ入る。

本製品も例外ではなく、とても自然な感じで外音を遮断してくれる。左側のイヤーカップに設置されたボタンを押すと、ノーマルモード、パススルーモード、ノイズキャンセリングモードの3種類からセレクトできるのだが、ノイズキャンセリングモードをセレクトしても、いかにも、ノイズキャンセリングモードに切り替えました、というわざとらしさが一切ない。にもかかわらず、外音がしっかりと遮断されていることにパソコンのキーボードをたたく音で気が付く。無駄に机をカタカタと指で叩いてみても、その音はあまり聞こえることがない。

赤丸で囲んだのがモード切り替えボタン(左側)
右側には電源ボタンと音量調整、曲先送りなどができるボタンを配置

試しにパススルーモードに切り替えてみると、外音がスゥーっと入ってくる。もちろん、キーボードを叩く音もしっかりと入ってくる。なるほど、これだけの差が出るのか、と改めて実感することができた。

マルチポイントにも対応

マルチポイントも、今や当たり前になりつつある機能のうちの一つだ。簡単に説明すると、2台同時にBluetooth接続をすることができるという機能になる。使い方としては、こうだ。一つはパソコンやタブレットとBluetooth接続をしておき、もう一つはスマートフォンと接続設定を行う。仮にパソコンで音楽を聴きながら、あるいはタブレットでYouTubeを視聴しているとしよう。そこに、スマートフォンに電話がかかってきた場合、もし、マルチポイントに対応していないと、電話がかかってきていることは、画面越しあるいは、バイブレータによる振動でしかわからない。

それが、マルチポイントに対応していることで、音楽や動画を他のデバイスで視聴中でも、スマートフォンに着信があった際は、ヘッドホンで着信の音を聴きとることが可能で、受電して話すこともできる。ヘッドホン越しでも、パススルーモードに切り替えれば、自分の声もしっかりと聞こえる状態になり、電話の相手と違和感なく話すことができてしまう。話が終わって電話を切れば、それまで聴いたり視聴していた音楽やYouTubeに自動で切り替わるので、いちいちBluetooth接続を切り替える必要がないのだ。これは、実際に試してみると、本当に便利な機能だと実感できるものだ。

収納性について

ヘッドホンの収納は、モノが大きいだけに、簡単に収納することができないことが気になるところではあるが、割り切って収納しないという手もある。しかし、部屋にそのまま置いておけば、ホコリも被るしなによりイヤーパッドが劣化してしまう可能性もあることから、可能であれば収納したいものだ。本モデルにおいては、折り畳みができるので、何か収納できるケースあるいはバッグがあれば、コンパクトに収納することができる。とはいっても、折り畳みができる他のヘッドホン同様、ヘッドホン部分だけが折りたためるだけなので、そこまでコンパクトにはならない。また、本モデルにおいては専用のケースが付属していないのが少し残念なところではあるが、そのあたりは、あまり大きな問題ではない。

折りたたんだ状態、そこまでコンパクトにならないものの、ヘッドホンならこの辺りが物理的に限界か

実際に使ってみた感想と改善してほしい点

実際に使ってみた感想

10日間ほどじっくりと使ってみたが、この価格でこれだけの性能を持ち合わせているというところに驚いている。同社がこれまでイヤホンで培ってきた技術がしっかりと反映されているように感じたのと、やはりSOUNDOPEATSならではの音、というのがわかるあたり、ブレのない音作りがされているということを実感することができた製品だった。

押し並べていうのであれば、そつのない優秀なヘッドホンといったところだろうか。ここは欠点というのがない代わりに、ここが飛びぬけてスゴイというところもない。全てにおいて平均点以上の優秀ななヘッドホンだといえる。マルチに使いたいという人にはオススメできるモデルだ。ただし、とにかく音にこだわっており、音楽に特化したモデルを使いたということであれば、それなりの金額を支払って専用のモデルを購入してほしい。さすがに、6000円台のヘッドホンで、そこまで求めることはできない。しかし、2万円程度のヘッドホンと比べても遜色ない音を奏でてくれる、いやそれ以上かもしれないので、その辺りは、コスパに優れる優秀なヘッドホンだと言える。

改善してほしい点

この価格帯でこんなことを言ってはいけないとは思うのだが、できたら収納ケースも付属してくれたらと思った。せっかく折りたたむことができるのであれば、収納ケースもあったら、最高だったのに、と。

もう一つは、イヤーカップの替えがオプションで用意されていたらと思たことぐらいだろうか。恐らく、イヤーカップは、経年劣化でボロボロになる可能性があるので、交換用が用意されていれば、予備で持っておきたいところだ。

さらにもう一つ挙げるなら、電源ボタンのOFFにかかる時間が長いこと。電源をオンにする際は、あまり気にならないのだが、OFFにしようと思うと、結構長押しをしていないと、”POWER OFF”のアナウンスが流れない。最初、電源を落とすことができないのか?と思えるほどだったので、この辺りを改善してもらえたら、なおいい製品になると感じた。

結果

楽曲のサウンドは、どのジャンルを聴いても、とにかくバランスに優れたサウンドを奏でてくれる、というものだった。ラジオなど人の声を聞く際は、プリセットやイコライザーで調整することで対応できるし、ノイズキャンセリング機能も、しっかりと外音を遮断してくれる。マルチポイントに対応しているから、通話も問題なくできるなど、欠点という欠点がみあたらない。強いて言うなら、前述したように、電源OFFにするまでの長押し時間がながいこと、くらいだろうか。久しぶりのヘッドホンだったが、十分に楽しめるモデルだったので、10点満点中9点といったところだ。

まとめ

今回、久しぶりにヘッドホンを使ってみたが、3年ほど前に試した別のメーカのヘッドホンと比べても、進化していることを実感することができた。特にノイズキャンセリング機能は、切り替えてからしばらくしないと気が付かないほど、違和感がなくなっている。一昔前のノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンやヘッドホンでは、圧迫されているような、また密閉空間にでも追いやられたような、どことなく息苦しさも感じる、そんな印象を受けたものだったが、最新モデルは、そんなことはないようだ。

いずれにしても、今回試したSOUNDOPEATSのヘッドホンは、音楽をより楽しみにながら聴くことができたので、大満足の製品だったと言える。この性能で、6980円(税込)は反則でしょっ!と言いたくなるが、ユーザーにとってはありがたい限りだ。

気になる方は、是非チェックしてみてほしい。

▼SOUNDPEATSから、「5%OFF割引クーポン」を発行していただきました

クーポンコード:SPACE2284  ●使用期限:2024/03/28 23:59まで
SOUNDPEATS 「SPACE」を5%OFFで購入できるクーポンです。このクーポンが使用できるのはAmazon.co.jpのみとなっています。AmazonのSOUNDPEATS 「SPACE」商品に掲載されている通常クーポンがある場合は、併用することも可能とのことなので、ぜひご活用ください。

※カートからご購入手続きに進んだ後、クーポンコード「SPACE2284」を入力してください。クーポンコードの前後や内部にスペースを追加しないでください。在庫状況等の事情により、予定より早く終了する可能性があります。

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