[タイガー魔法瓶]本土鍋にこだわり抜いたIHジャー炊飯器登場! 内鍋には伝統工芸品「四日市萬古焼」を使用する

タイガー魔法瓶は、IHジャー炊飯器「ご泡火炊き」シリーズの最新モデルとして、フラッグシップモデルとなる「土鍋ご泡火炊きJRX-G100/G060」を6月21日に発売する。本製品は、土鍋炊飯器の要である「本土鍋」を進化させたモデルで、土鍋底面に蓄熱効果の高い火山灰を練り込むことで、同社史上最高温度の火力を生み出す「300℃WレイヤーIH」構造と相乗効果を生む大火力を実現したモデル。

JRX-G100
JRX-060

本土鍋の内鍋には、土鍋で有名な三重県四日市市の伝統工芸品「四日市萬古焼」を使用。約3か月の手間ひまをかけて完成させた精度の高い丈夫な土鍋に、遠赤効果を高めるために鉄・コバルトなどを含む新しく開発された釉薬を塗布することで、ふっくらとしたご飯の炊き上げを実現している。

https://youtu.be/pJOAI6YbPnE

土鍋というと割れやすいと思われる傾向があるなか、一般的な土鍋と比べても本製品の土鍋は強度が高く、その強度は約2倍以上にもなるとしている。万が一何かあった場合でも、内鍋の割れ・フッ素コーティングの剥がれに対しては、5年間の保証が付いているので、安心して使い続けることができ、ユーザーにとってうれしいポイントと言える。

本土鍋の底面の発熱体には、同社としては初の試みとなるシラス台地から採掘された火山灰を原料とした「シラスバルーン」を特殊なミキシング技術で練り込んでいる。この蓄熱性の高い、そして発熱体との相性もいい素材を追加することによって、最高温度の火力を生み出す「300℃ WレイヤーIH」構造の効果を最大化させることを可能にしている。最高温度の火力で炊飯することで、これまで以上にご飯の甘みや粒立ちの良さ引き出すことに成功。従来モデルと比べても甘みは108.5%、弾力は105%アップしており、よりおいしいご飯をたべることができる。

同社史上最高温度の火力を生み出す「300℃ WレイヤーIH」構造は、底面に2層のIHコイル構造を採用することで実現させている。なべ底部分を包み込む発熱コイルの1層目は、釜全体に熱をまんべんなく伝え、それを2層構造にすることで、まるで土鍋を、直火で炊くような炎の温度差を再現。ゆっくり熱が伝わる土鍋の特性を利用し、土鍋の上下の温度差による激しくもやさしい熱対流で、ごはんの甘みを最大限に引き出して一気に炊き上げている。

「300℃ WレイヤーIH」のイメージ図

熱効果のほかにも、土鍋には表面から発生する細かくてやさしい泡立ちによってお米の表面を傷をつけにくく炊き上げる効果があるという。金属製の鍋の場合、熱による激しい対流でお米の表面には傷がつきやすく、それによりべたつきや旨みの減少といった原因にもなりかねない。しかし本製品の土鍋では、熱対流時に生じる細かい気泡がお米の間をすり抜けるため、泡がクッション的な役割を果たすことで、お米同士のぶつかり合いや、鍋の側面にぶつかって傷つくことから守れるとしている。

本製品には、お米の銘柄ごとに炊き分ける機能を装備しており、70種類の銘柄に合った炊きわけが可能となっている。また、専用アプリを使えば、新たに発売されたブランド米に対応した炊飯プログラムをダウンロードすることができるため、常に最新の炊き技でご飯を炊き上げられる。

そのほか、ご飯の香りと弾力を保つことができる「おひつ保温」機能も搭載。木製のおひつが、まるで"呼吸"をするかのように空気と水分の調整をして保温していることをお手本にしたこの「おひつ保温」機能は、ご飯が炊き上がった後に「ハリつやポンプ」で空気を取り込み、余分な熱や蒸気を放出し、本体の底に搭載している温度センサーによって、調整が必要かどうかを判断したうえで湿度を細かく制御してくれる。本製品では、従来モデルより、庫内に送り込む空気の量を増やし、保温の品質向上させたことで、料亭のおひつに近い温度コントロールを実現している。

また、少量炊きができるモードとして、通常炊きと変わらぬおいしさを実現した「一合料亭炊き」モードも搭載。これは、専用の土鍋中蓋を用いて炊飯空間を小さくすることで、お米に熱を均等に伝えられるようにしている。このモードを使えば、1合炊きはもちろん、お茶碗一善(0.5合)炊きにも対応する。

お手入れ性にもこだわっており、使用後に洗うのは、内鍋と内蓋の2点のみ。「マグネット式着脱内蓋」の採用により、取り外しも簡単で食洗器にも対応するなど、日常使いにも配慮した作りになっている。

内蓋には、「マグネット式着脱内蓋」を採用している
内蓋は、食洗器にも対応する

本体サイズは、5.5合炊きモデルの「JRX-G100」が(約)幅28.2mm、奥行き36.6mm、高さ21.9mm、重さは、約7.4㎏。一方3.5合炊きモデルの「JRX-G060」は、(約)幅25.7mm、奥行き33.2mm、高さ20.5mm、重さは、約6.1㎏。本体カラーは、いずれのモデルもエボニーブラックとアイボリーホワイトの2色を用意している。

土鍋て炊いたご飯は、一般的な炊飯器で炊いたご飯よりもおいしく感じる。そして木製のおひつに入れたご飯は、おひつを開けた時の木の香りと相まって、より一層美味しさが増しているような印象をうける。日ごろ、ご飯を土鍋て炊いて、炊き上がったご飯をおひつに入れてから、お茶碗によそうといった一連の所作を行わないので、ごくまれに極上のご飯を頂くと、その印象が記憶に深く刻まれる。今回の炊飯器は、その極上のご飯を日常でいただけるモデルのようだ。実際に本製品で炊いたご飯をおにぎりにして頂く機会に恵まれたのだが、お米の粒立感の良さが今でも記憶に残っている。あれが家で食べられるなんて、うらやましい限りだ。

●発売日:6月21日                                              ●予想実売価格(税込):JRX-G100=14万8500円程度、JRX-G060=14万3000円程度                  ●タイガー魔法瓶:土鍋ご泡火炊き JRX-G100/G060

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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