[オーディオテクニカ]用途に合わせて選べる2つのスピーカー発売! ブックシェルフスピーカーは、アンプも内蔵

オーディオテクニカは、ブックシェルフスピーカー及び、アクティブスピーカーの新モデルとして、パワードブックシェルフスピーカー「AT-SP3X」アクティブスピーカー「AT-SP105の2機種を7月19日に発売した。

パワードブックシェルフ「AT-SP3X」
アクティブスピーカー「AT-SP105」

「AT-SP3X」は、スピーカー本体にパワーアンプを内蔵する、本棚にも置けるほどのコンパクトなサイズのスピーカーで、専用チューニングを施すことで、豊かなフルレンジオーディオを実現しているモデル。フォノカートリッジやターンテーブルなど、同社のアナログ製品に最適化するように音質設計をしているのが特徴だ。

具体的には、3インチ(直径約76mm)のウーファーと1.1インチ(直径約27mm)のツイーターを、音響設計をした筐体に搭載し、それを内蔵DSPにより音質を専用にチューニング。これによりバランスのとれたフラットでクリアなサウンドを実現させている。特に同社のレコードプレーヤーに接続すれば、レコードの音をより忠実に再生することが可能だ。

また、バランスの良い音を導くツイーターグリルや、インパクトのある低音を生み出すバスレフダクト、筐体には堅牢性のあるMDF材を採用するなど、音質をさらに向上させるための工夫が施されている。

そして何と言っても魅力的なのは、幅125mm、高さ200mm、奥行き136mm、重さは、約1.5kg(左側)、約1.6kg(右側)というコンパクトなサイズながら、最大30Wの出力を実現していることだ。さらに外部レシーバーやアンプは不要で、接続するだけで使えるので、追加機器の購入や面倒な配線などの手間も必要ない。

背面
付属品

本製品の使用は、ターンテーブルなどと有線で接続して使用するほか、Bluetooth接続にも対応することで、ワイヤレスでレコードサウンドを楽しむことができる。有線接続の場合はオーディオ(RCA)ケーブルを、ターンテーブルに繋ぐだけで準備が完了する。一方、Bluetooth接続ではマルチポイントに対応しているため、毎日使うスマートフォンと、部屋で使うレコードプレーヤーなどから2台を選び、同時に接続することも可能となっている。

操作も簡単で、電源ボタンをONにしてワイヤレス/アナログ接続をした後は、筐体側面に設置されているボリュームノブを回すだけとなっている。また、スピーカーの接続状況は電源OFF時は"赤"、AUX INの場合は"緑(RCA)"、Bluetooth接続の場合は"青"がLED 表示されるため、一目で把握することができる。

デザインは、部屋のどこにおいても馴染みやすい、シンプルな外観を追求。電源ボタンやボリューム、LEDを側面に設置することでミニマルデザインを実現している。あと、海外でも使えるアタッチメント式パーツが付属することも付け加えておきたい。

一方、アクティブスピーカーの「AT-SP105」は、2021年に発売したアクティブスピーカー「AT-SP95」の上位モデルにあたるモデル。パーソナルスペースやパソコン周りでの使⽤を想定した、省スペース設計のモデルだ。

USB Type-A端⼦のあるPCにつなぐだけですぐに使⽤することができ、またUSBから給電されるためコンセントは不要と、手軽に音楽・映画鑑賞やYouTubeなど動画の視聴を高音質で楽しめるのが特徴だ。

本体前面にBASS調整ボリュームノブを搭載することで、低音の量感を手軽に調整することが可能となっている。これにより、動画や⾳楽などを迫⼒ある⾳で楽しみたい時や、深夜帯に使⽤する際に低⾳を絞って周囲に配慮するなど、状況に応じて使い分けることができる。また、ワイドレンジ再⽣に適した直径58mmの⼤⼝径ユニットを搭載、DSP内蔵アンプの性能を活かした⾳質チューニングを行っている。スピーカーの最⼤出⼒は6W(3W+3W)で、デジタル接続による低ノイズでクリアなサウンドとともに、左右独⽴したセパレートタイプによって、臨場感のある⾳を体感できる。

さらに、テレビやレコードプレーヤーなど3.5mmのアナログ出力を装備する機器に対応するほか、ヘッドホン端子を前面に搭載しているので、有線タイプのヘッドホンやイヤホンのをつないで楽しむことも可能だ。

操作もシンプルで、スピーカー前⾯に電源/ボリュームノブを設置し、使⽤する際に迷うことなく操作できるよう、電源とボリュームを⼀体化。ノブを回すだけで電源が⼊り、⾳量調整を⾏うことができる。

本体サイズは、高さ200mm、幅88mm、奥行90mm。質量は約490g(左側)、約535g(右側)となっている。

いい音では聴きたいと思っていても、本格的なオーディオはちょっと敷居が高い、そんな人には今回の新製品は気軽に楽しめるだろうし、フィットするのではなかろうか。老舗のオーディオテクニカだけに、その性能は折り紙付きだし、音楽生活をより豊かにしてくれるだろう。

●発売日:いずれのモデルも7月19日                                      ●実売価格(税込):AT-SP3X=2万9700円程度、AT-SP105=9900円程度                      ●オーディオテクニカ(公式サイト):AT-SP3XAT-SP105

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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