【レビュー】ウルトラファインバブルを生成できるシャワーヘッドを使ってみたら!顔面シャワーが気持ち良すぎてお風呂時間が長くなってしまった

今回のレビュー記事では、アイリスオーヤマから6月下旬に発売されたばかりの製品を試す機会を得たので、その製品について、使用感などをお伝えできれば思います。モノは、シャワーヘッドになりまして、シャワーヘッドを取り換えるだけで、入浴時間に全身の美容ケアをしながら、節水も期待できるというモノになります。また、この製品、ウルトラファインバブルを生成できるシャワーヘッドということで、1㎛(0.001mm未満)にも満たない細かい泡がカラダの汚れをキレイに洗い流してくれるという特徴があります。このウルトラファインバブルを顔面に向けてシャワーをすると、ツボを刺激するのでしょうか、とても気持ちがよくて、シャワーをしている時間が長くなってしまい、結果的に節水になっていないような気もするのですが…。自宅のシャワーヘッドを交換するだけで、こんなにお風呂が楽しくなるとは思いも寄りませんでした。詳しくは、本編をどうぞ!

目次

アイリスオーヤマについて

今回レビューする製品は、アイリスオーヤマが展開する美容家電ブランド「MiCORA(ミコラ)」の製品。ということで、まずはアイリスオーヤマという会社について、お伝えしていこうと思います。

アイリスオーヤマは、1958年、東大阪でプラスチック加工の町工場として大山ブロー工業所を、先代の大山森佑氏が創業したところから始まる。その後1964年、先代の死去にともない、息子の大山健太郎氏(現会長)が若干19歳という若さで事業を継承することになる。1971年には法人化をし、大山ブロー工業株式会社を設立、1972年に、今の本社がある宮城県に仙台工場を新設したことを機に、東大阪を離れ宮城県にその拠点を移す。1986年に株式会社オーヤマを設立、翌年の1987年にペット用品、1988年にはプラスチック製の収納用品が大ヒットする。1989年には、本社を仙台市に移転させ、1991年に社名を現在のアイリスオーヤマ株式会社に変更、2018年に大山健太郎氏(現会長)の息子、大山晃弘氏が社長に就任する。2012年頃から、大手メーカーの早期退職者を採用し、2013年には多くの技術者が集結する大阪R&Dセンターを開設する。現在は、家電製品をはじめ、LED照明やインテリア用品、ペット用品、食品など、年間1000点もの商品や既存製品の改良版など、新しい製品を世に送り出している。

今回レビューで使用した製品について

今回レビューで使用した製品は、アイリスオーヤマが展開する美容機器ブランド「MiCOLA(ミコラ)」の製品、「ウルトラファインバブル クレンジングシャワーヘッド」。既存のシャワーヘッドと取り換えるだけの簡単作業で、ウルトラファインバブルを生成するシャワーを手にすることができるという製品。アイリスオーヤマ調べによると、近年、自宅に居ながら肌や髪の手入れができる理美容製品への関心が高まっているとのことで、入浴時に手軽に全身の美容ケアができるシャワーヘッドが注目を集めているのだとか。そこで、開発されたのが今回使用した製品ということになる。

ウルトラファインバブルとは?

そもそも"ウルトラファインバブル"とはどういうものなの、ということで簡単に申し上げると、直径1㎛(マイクロメートル)未満の微細な泡のことになる。とても細かい泡が毛穴の奥まで入り込んで皮脂汚れなどに吸着し、落としにくい化粧汚れや毛穴に詰まった汚れをキレイに洗い流してくれるというモノだ。ちなみに、毛穴は約100㎛~300㎛と言われており、その1/100となる1㎛のウルトラファインバブルの泡であれば、容易に入り込むことができるサイズとなっている。これにより、一般的なシャワーヘッドと比べても洗浄力が61%も向上する(アイリスオーヤマ調べ)とのことで、なかなか手の届きにくい背中などの汚れにもアプローチすることができるようになっている。

実際に使ってみる!

ここからは、実際にシャワーヘッドを付け替えて使用した感想をお伝えしていこうと思います。

まずは、我が家のシャワーヘッドを取り外すところからスタート。これは特別難しいことはなく、ホースとシャワーヘッドはネジ式で接続されているだけなので、クルクルと回して緩めてあげると簡単に取り外すことができる。

古いシャワーヘッドを取り外す
ネジ式なので、クルクルと回すと簡単に取り外すことができる

取り外したら、今度は、今回試すシャワーヘッドを取り付けるわけだが、接続に必要なアタッチメントが3サイズ用意されている。ホースについている金具もいろいろなサイズが用意されているのだろう。それに合わせるために3サイズ分が同梱されているのでその中から一つセレクトして取り付ける。これも、クルクルと回して取り付ければいいだけなので、とても簡単。稀に、このアタッチメントを必要としない場合もあり、その場合は、ダイレクトにつなげればよい。ちなみに、筆者の実家でも試しに使ってみたのだが、古いタイプのシャワーヘッドだったためか、アタッチメントが必要なかった。しかし、問題なく装着できて使用することができたので、汎用性は高そうな印象を受けた。

大さ比較、新しいシャワーヘッドは
放出される口が大きいことが一目瞭然
アタッチメントは3種類用意されているので
合うモノをセレクトして取り付ける

アタッチメントを取り付けたら、化粧用のメッキパーツをかぶせて、シャワーヘッドを取り付ければ、完了だ。

シャワーホースに合うアタッチメントをセレクトしたら取り付ける
ネジ式なので、クルクルと回すことで簡単に取り付けることができる
化粧カバーを取り付ける
新しいシャワーヘッドをクルクルと回して取り付ける

早速蛇口をひねって、シャワー水を試してみると、これまでついていたシャワー水とは明らかに違う細かいシャワー水が出てきた。シャワー水を手に当てた時の最初の印象は、シャワー水がとても柔らかいということ。噴出穴がとても小さいので細いシャワー水が出てくるのは想像できていたのだが、勢いがそれなりにありながらも柔らかいシャワー水に好印象といった感じだ。ちなみに、シャワー水のモードは、"ストレートモード"だった。水流モードについては、後述するので、そちらを参考にしてほしい。

シャワー水は、3パターンからセレクトできる

本製品、シャワーの水流が3パターン用意されており、本体の切り替えレバーでセレクトできるようになっている。シャワーヘッド取付直後に試したのは"ストレートモード"だったが、次に試したのが"バブルクレンズモード"だ。この"バブルクレンズモード"は、シャワーヘッドの噴出口の中央部分から繰り出される水流で、"ストレートモード"の水流よりさらに細かい水流となっており、ウルトラファインバブルを実感できるモードだ。"ストレートモード"ほど水流に勢いがない分、顔にあてても水の勢いで痛いということはほとんど感じない。むしろ気持ちが良い印象を受ける。そして、もう一つのモードが"ミストクレンズモード"だ。これは、モードの名称の通り、霧状になった水流が噴出してくるモードで、顔などに向けてシャワーするのに最適なモードだ。

切り替えレバーでそれぞれのモードに変更できる
ストレートモード
バブルクレンズモード
ミストクレンズモード

実際にそれぞれのモードを試してみる。筆者の場合、お風呂に入る場合、まず洗髪から始める。まずは、シャワーヘッドの切り替えレバーを"ストレートモード"にセットして洗髪を行う。ストレートモードは、3つのモードの中で最も水の勢いが強いので、しっかりと洗剤を洗い流してくれることから、短時間で洗剤を洗い流すことができるのが良いと感じる。一般的なシャワーヘッドと比べると、水流は明らかに細かくなっているので、洗髪時の印象としては、しっかりと頭皮にまでシャワー水が届いているといった感じだった。勢いのある水流ではあるものの、ウルトラファインバブルが生成されているということもあり、頭皮に優しいといった感じで洗髪できるのは、とても気持ちがよかった。

"ストレートモード"は、用意されている3つの水流の中で最も勢いが強いモードで、洗髪などに適している

続いてボディの洗浄に移行するにあたり、今度は"バブルクレンズモード"に切り替えてからボディ全体の洗剤を洗い流してみた。上から順番に足先まで洗剤を洗い流すのに、これまでのシャワーヘッドでは、勢いがありすぎるため、水圧を少し抑えて使用していたのだが、この"バブルクレンズモード"は、特段、水圧を下げることなくそのまま使用することができる。そして、なにより、水流が柔らかいので、肌の弱い筆者にとっては、この肌当たりが優しいのはありがたく感じた。とかく、ジャバジャバと勢いよくボディ洗剤を洗い流したくなりがちだが、優しい水流で洗い流していると、一日の疲れがスゥーっと、薄皮をはぐかのように取り除かれていう感じがえも言われぬ心地よさを体感できた。もちろん疲れが完全に取り除かれるわけではないが、ひと時の時間ではあるものの、のんびりできたような印象を受けた。

バブルクレンズモードは、優しい水流で
心地よいシャワーを体感することができる
3つのモードの中で、筆者がお気に入りなのは、ミストクレンズモードで、顔に向けてシャワーするととてもリラックスできる

最後に、洗顔をして、シェーバーでひげをそるのだが、これまでのシャワーヘッドでは、顔にシャワー水を当てて洗剤を取り除こうとすると、水圧が痛く感じていたので、桶にお湯を溜めて洗剤を洗い流していた。しかし、ここで登場するのが"ミストクレンズモード"だ。このモードを使うと、"ミスト"とモード名にあるように、霧状の水流が噴出されることから、水流が顔に当たって痛いなどと感じることは全くなかった。洗剤もキレイさっっぱり洗い流すことができたので、シャワーヘッドを手で持ち、顔面にわずか15cmほどに近づけてシャワー水を噴出させると、とにかく顔全体をマッサージしてくれている感じがたまらなく心地よく感じた。フェイシャルマッサージを受けたことがあるわけではないので、マッサージと比較することはできないが、このモードで顔に向けてシャワー水を放出すると、本当にさっぱりスッキリする感じが味わうことができた(とにかく気持ちがよい)。

試しに化粧品を腕に塗って洗浄してみる

ここで、ちょっと意地悪なテストとして、リップスティック(口紅)を腕に塗布して実際にどれほどの洗浄力があるのかを行ってみた。

リップスティック(口紅)を使った経験がないので、100円ショップで購入したものを腕に塗りたくってみた。店頭に並んでいる中で一番色の濃いものをセレクトしたつもりが、実際に腕に塗ってみると、そこまで濃い印象ではなく、少々わかりずらいかもしれないが、そこはご了承いただきたい。

100円ショップで購入したリップスティック
ゴシゴシとと塗りたくってみた 

早速、"バブルクレンズモード""ミストクレンジングモード"を交互に使い分けながら洗浄してみる。その結果、劇的にリップスティック(口紅)が落ちたわけではないが、シャワーの威力だけでここまで落ちるのであれば、皮脂汚れなども落ちるのではないだろうか。そこそこ、落ちていることが写真からも見てわかる。妻に化粧の落とし方を聞いてみると、リップスティックやファンデーションを洗い流す時は、同時に洗剤を使用するとのことだったが、今回、意地悪なテストなので、あえて洗剤を使用せずに行ってみた。完全に落としきることはできないまでも、薄っすらする程度までは落とせることを考えると、軽く洗剤を使用すれば、完全に落としきることができるのかもしれない。

"バブルクレンズモード"と"ミストクレンジングモード"を交互に
1分から2分程度シャワーを当て続けてみた
その結果、薄っすらと残ってはいるが
パッと見てわかる程度落とせている

一般的には、洗剤で軽くなでながら時間をかけて落とすらしいのだが、"バブルクレンズモード""ミストクレンジングモード"なら、洗剤を併用することで、より短時間で洗い流すことができることを考えると、かなり時短に貢献してくれそうな印象を受けた。一応、洗剤を塗布し、30秒ほど放置させ、その後3往復程度なでた後に洗い流してみたら、ほぼキレイに取り除くことができた。

洗剤を使用し、軽く2~3往復なでて
洗剤をなじませた後に洗い流してみた
キレイさっぱり取り除くことができた
これなら肌にも優しそうだ

お気に入りの使用方法

実際にこのシャワーヘッドに交換してから1っか月ほど使用しているのだが、筆者お気に入りの使い方はそれぞれのモードである。まず、"ストレートモード"では、足に向けてシャワーをすることにはまっている。"ストレートモード"は前述した通り、水の勢いが3つのモードの中で最も強いこともあり、マッサージ的な使用も可能だ。在宅で作業をすることが多いこともあり、エアコンの効いた部屋に長時間いるためか、足先が異様に冷たくなることがある。座りっぱなしということもあり、血流が悪いためなのだろう。ゆえに、お風呂では、足先にシャワーを向けてマッサージをしつつ温めている。実際に、効果はあるようで、お風呂から出ても足先がポカポカと温かいので、ホットする一時を過ごすことができている。

次に"バブルクレンズモード"、このモードは、浴槽に溜めたお湯にシャワーヘッドを入れるだけで肌当たりが滑らかな水に替わるというので、試しに行ってみると、確かに浴槽のお湯が柔らく感じる(肌の辺りがソフトになった印象)。これは、ウルトラファインバブルの効果なのだろうが、エアコンで冷えた体には、とても気持ちがいい。これは、冬季にじっくりと試してみたいと思うほど、期待度の高いモードだった。

最後に、"ミストクレンズモード"の使用は、とにかく顔面に向けて2~3分ほど当て続けることをしている。これを毎日行っているからなのか、妻からは顔色がよくなったと言われることがある。以前は、目の下に隈ができて、疲れ切った顔をしていたようで、老けて見えると言われたほどだったのが、今では、そのようなことを言われなくなったことを考えると、顔面の血流もよくなっているのかもしれない。ただ単に、妻が気を使って、言わなくなっただけかもしれないが、確かに鏡を見ると、肌色が少し良くなったような気もする(毎日見ているのでハッキリとした違いが見てとれないが)。

全体的にはおススメできるコスパに優れる製品

しばらく使ってみて、いろいろな方法で使用してみたが、全体的には、オススメできる製品だと感じた。モードは3つ搭載しており、それぞれのモードが特徴を持っているので、用途に合わせて使用することができる。そして、止水ボタンも搭載しているので、使用中でも、いちいち蛇口で止水する必要がないのが便利で使いやすかった。

まとめ

今回、13年以上使用している我が家のシャワーヘッドを、アイリスオーヤマの"ウルトラファインバブル"を生成できるシャワーヘッドに交換してみたが、シャワーヘッドを交換するだけで、お風呂がこんなにも楽しくなるとは思いも寄らなかった。お風呂は、ただ、汗を洗い流す、洗髪するなど、清潔にするためのいわば作業として捉えていたところがあるが、シャワーヘッドを取り換えて、シャワーの水流を変更するだけで、カラダにとって効果的なことができるとわかっただけでも、交換した甲斐があったと感じた。

これまで、筆者のお風呂時間は、カラスの行水と言われるほど極端に短かったが、"ウルトラファインバブル"を生成するシャワーヘッドに交換したことで、平均で5~6分ほど、お風呂時間が長くなっているようだ(妻いわく)。長くなった分、節水効果は薄れてしまう可能性はあるものの、お風呂上りが、こんなにも気持ち良いものだとは、新たな発見ができたようで、今後、シャワーヘッドをいろいろと試してみたいと思った次第だ。ちなみに、以前のシャワーヘッドの時と同じような使い方をすれば、節水効果も期待できそうであることを付け加えておこう(止水ボタンがかなり有効的に作用してくれた)。

今回のレビュー記事はいかがだったでしょうか。たかがシャワーヘッド、されどシャワーヘッド。シャワーヘッド一つで、苦手なお風呂が、楽しくなるとは思いませんでした。気になる方は、アイリスオーヤマの公式サイトでも確認してみてください。

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