[アクア]新機能"泡フルウォッシュ"を搭載!ドラム式洗濯乾燥機の新製品「まっ直ぐドラム 2.0」を発売

アクアは、泡のシャワーで高濃度の 洗剤液を繊維奥まで浸透させ、ガンコな汚れもキレイに落とす「泡フルウォッシュ」機能を新たに搭載したドラム式洗濯乾燥機「まっ直ぐドラム2.0(AQW-DX12R ほか)」を発売した。

そもそもドラム式洗濯乾燥機はドラムが斜めになっているものが多く、構造上必要なスペースが広くなりがちなことから 本体も大型化する傾向にある。これにより、設置する場所によっては、設置が困難になることもしばしば。発売になったドラムを水平にした「まっ直ぐドラム2.0(AQW-DX12R)」は、洗濯・脱水容量が12㎏の大容量ながら、一般的な防水パンにスッキリと収まるコンパクトサイズが特徴となっている。

賃貸住宅にも設置しやすく、蛇口に干渉しにくい高さ943mmの高さを抑えた筐体であることから、設置場所に「入らないから」ということを理由にドラム式洗濯乾燥機の購入をあきらめていた人にもオススメの製品だ。さらに、ドラムがまっ直ぐだと、衣類が絡みにくく自然とほぐれやすいため、洗いムラ、乾燥ムラを抑え、シワの少ない仕上がりになるのも利点と言える。

乾燥はヒートポンプ乾燥方式を採用しており、ヒーター乾燥方式より低温で乾かすため、衣類にやさしく、縮みにくくなっている。乾燥中に湿気を含んだ高温の空気を機外(室内に)放出しないのもいい点で、ワンルームマンション等でも快適に使えるのはうれしい。

本製品の目玉は、なんといっても新機能の「泡フルウォッシュ」だろう。これは泡のシャワーで洗剤を衣類に浸透させ、ガンコな汚れもキレイにする機能。洗いはじめに高濃度の洗剤液を泡立たせ、シャワー状にして上から勢いよく衣類に噴射する。シャワー状に噴射された洗剤泡が繊維の奥まで素早く浸透し、汚れを落としやすくする。また、衣類を高く持ち上げて落とす「たたき洗い」と、回転を左右切り替えながらドラム壁面でやさしく「もみ洗い」をすることで、食べこぼしのシミや襟の皮脂汚れ等の汚れを落とし、ムラなくキレイに洗い上げることが可能だ。さらに、部分汚れを集中的に洗いたいときは、新機能「置きラクコース」がおすすめだ。これは、予洗いしたい衣類を洗濯物の一番上に置き、「泡フルウォッシュ」で洗剤液を浸透させて5分間つけ置きしてから洗うので、食べこぼしや襟・そで口の汚れなどにも効果的だ。

もうひとつの新機能が「エアウォッシュEX」だ。こちらはコートや制服など頻繁に水洗いしない衣類を温風ミストとUVライトでリフレッシュする機能「エアウォッ シュ+」が進化したもの。本機能はミストを洗濯槽内に充満させ、 衣類を包み込むように温風を循環させることで、衣類の「除菌」と「消臭」がおこなえる。「標準(除菌プラス)コース」「標準コース」「おしゃれ着コース」と、新機能として大量ミスト&大風量で強力シワ伸ばしができる「ミストアイロンコース」、日々の着用で低下したアウトドアウェア等のはっ水機能を復元する「はっ水復元コース」が追加され、計5コースから衣類や目的に合わせて選ぶことができる。

クラスNo.1のスピード洗濯も売りの1つで、「標準コース」なら約29分で洗濯が完了する。大容量なので、たくさんの洗濯物を一度にまとめて洗えるのも便利。 また、水温が低い冬場の洗濯にも活躍する「お湯洗いモード」(「スピードコース」以外の洗濯および洗乾コースで設定可能)は、洗浄液を温めることで酵素の力を活性化、あきらめがちな繊維の奥にしみ ついた汚れや黄ばみもじっくりキレイに落とすことができる。温度設定によって運転時間が変わるので、目的や衣類に応じて洗い分けるのがいいだろう。

従来モデルから搭載されている、計量・投入の手間を省く「液体洗剤・柔軟剤自動投入」機能も引き続き搭載しており、今回のモデルよりタンク容量を大きくしたことで使い勝手を向上させている。入れすぎを防いでくれるので、家事に不慣れな人も安心して洗濯ができる。

そのほかには、水温や水の硬度、洗剤の種類、汚れの量、布質など10種の洗濯状況をセンシングして洗濯を自動で調整する「Aiウォッシュ」や、縮みやすい・型崩れしやすい衣類を約60℃の温風でやさしく乾燥する「静止乾燥コース」、洗濯後、乾燥したい衣類だけ乾燥するときや、手洗いした衣類の乾燥に便利な「脱水・乾燥運転」などの機能を搭載。さらに、洗濯のたびに洗濯槽の裏側も除菌&黒カビを抑制する「カビケア槽自動おそうじ」や、洗濯槽を乾燥させて黒カビを抑制する「らくらく槽乾燥」、パッキンの溝にたまる糸くずを洗い流す「ドアパッキン自動おそうじ」、UVライトでクリーンに、温水&温風で除菌する「熱UVパワ フル除菌」など、洗濯機本体のお手入れをラクにする機能も搭載している。

「まっ直ぐドラム2.0」はここまで紹介した最上位モデルの「AQW-DX12R」の他、ベーシックモデルの「AQW-DM12R」、洗濯容量10kg・奥行き616mmの薄型設計AQW-DM10R」の計3機種をラインアップ。ライフスタイルや設置場所に合わせて必要な容量・機能から選ぶといいだろう。

最上位モデル「AQW-DX12R」は洗濯・脱水容量は12kg、乾燥容量は6kg。カラーはホワイト とシルキーブラックの2色を用意。総外形寸法(幅・奥行は排水ホース含む)は 幅595mm、奥行685mm、高さ943mm、質量は約94kg。

「AQW-DM12R」は洗濯・脱水容量は12kg、乾燥容量は6kg。カラーはホワイトのみ。総外形寸法(幅・奥行は排水ホース含む)は幅595mm、奥行685mm、高さ943mm、質量は約93kg。

「AQW-DM10R」は洗濯・脱水容量は10kg、乾燥容量は5kg。カラーはホワイトのみ。総外形寸法(幅・奥行は排水ホース含む)は幅595mm、奥行616mm、高さ943mm、質量は約88kgとなっている。

ドラム式洗濯乾燥機はドラムが斜めに設置されているのが当たり前だと思っている人も多いと思うが、アクアのドラム式は、従来のモデルもまっ直ぐになっている。考えてみれば、コインランドリーだってまっ直ぐなのだから、こっちのほうが自然なのかもしれない。ちなみに、アクアはコインランドリー用機器の販売台数シェア No.1でもあるとのことなので、業務用洗濯機で培った「水平=まっ直ぐドラム」のメリットやノウハウを本製品に応用していることを知ると、納得の構造と言える。蛇足だが、アクアは三洋電機の一部事業を継承し設立されたこともあり、白物家電では実は老舗と言ってもいい存在なのだ。そういう意味での信頼も多分にあることを付け加えておきたい。

●発売日:9月5日                                               ●実売価格(税込):AQW-DX12R=35万円程度、AQW-DM12R=31万7000円程度、AQW-DM10R=29万5000円程度  ●アクア(公式サイト):AQW-DX12RAQW-DM12RAQW-DM10R

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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