[パナソニック]業界初!"マイクロミスト"機能を搭載したコードレススティッククリーナー登場 ミストが床のざらつきやべたつきを解消

パナソニックは、コードレススティッククリーナーの新モデルとし「セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NX810KM」を10月下旬に発売する。本製品は、業界初となる「マイクロミスト」を噴霧する機能を新たに搭載したモデルとなる。

マイクロミストとは、水を極めて微細なミスト状にしたもので、一般的な霧よりも粒子を細かくした、約10μmのミストのことを指し、超音波振動により生成する。本製品では、このマイクロミストを生成する装置をブラシヘッドに搭載しており、ヘッドより床面に向かってミストを噴霧することで、ハウスダストの表面にミストを付着させることができる。これにより、ハウスダストが床に張り付こうとする力を低減させられるため、フローリングの溝や窪みに入り込んでしまったハウスダストを浮き上がらせて取りやすくしてくれる。そして、噴霧されたマイクロミストは、ブラシヘッドのブラシにも付着するため、ハウスダストに付着したマイクロミストと引き寄せ合うように、ハウスダストをしっかりとキャッチすることができるようになっている。

また、フローリングの汚れの一因は、ハウスダストだけではなく、皮脂汚れもあげられる。素足で歩くことで床に付着する皮脂汚れを、マイクロミストがブラシヘッドに付着することで床との摩擦力を高めて、効率よく皮脂汚れを軽減することが可能となっている。

ミストと聞くと、水で濡れてしまうことをイメージしがちだが、本製品の場合、先にも記したように約10μmという極めて微細なミストになるため、ノズルの切り替えなしでも畳やじゅうたんなどさまざまな床に使用することができる。なお、気になる場合は、ミストの入・切の切り替えも可能になっているので、"切"セレクトすればミストは噴霧されない。

https://youtu.be/VfgquZCWj7U

マイクロミストの準備はとても簡単で、ブラシヘッドの上部にセットされた給水タンクを取り外し、タンクに水を入れて、再びブラシヘッドに戻せば準備は完了する。お手入れも簡単で、タンク内を水ですすぎ、吹き出し口は綿棒などでやさしく拭き取ってあげるだけでおOKだ。

掃除機本体は、高性能モーターの搭載により、小型で軽量モデルでありながら、パワフルさを兼ね備えることで、しっかりとした掃除が可能となっている。ブラシヘッドにも高トルクのモーター内蔵のノズルと、高性能な回転ブラシによって、軽い力でもじゅうたんの奥のゴミまでしっかりと搔き出し吸い込むことが可能となっている。

また、今回の新モデルより、ゴミを見つけやすくするLEDライトを搭載。暗所の見えにくいゴミを見やすくしてゴミの取り残しを防げるのもポイントだ。さらに、ヘッドブラシには、硬い毛と柔らかい毛の異なるブラシを使用することで、フローリングにも、じゅうたんにもしっかりと対応することから、部屋中をしっかりキレイにすることができる。

ヘッドブラシには、硬い毛と柔らかい毛の異なるブラシを使用
LEDライトの搭載でゴミの取り残しも防ぐことができる

本体には、大容量のバッテリーを搭載しており、「AUTO」モードなら約16~28分の長時間運転が可能なほか、パワフルな「HIGH」モードでも約10分使用できるなど、スタミナ性能も優秀だ。吸引したゴミは、クリーンドッグ内の紙パックに溜まるようになっているため、本体は、常に清潔な状態で掃除をすることができる。クリーンドッグに設置されている紙パックは、約3.5カ月に1度の頻度でゴミ捨てを行えばいいので、マメなゴミ捨てが必要なのがうれしい仕様といえるだろう。なお、クリーンドッグは、掃除機本体を戻すと同時に本体のゴミを収集する仕組みになっているものの、夜など音が気になるときには、ゴミの収集を停止させるスイッチを搭載するなど、周囲への配慮も抜かりなしといったところだ。

付属のノズルには、家具の隙間や届きにくい場所に重宝する"ブラシ付き隙間ノズル"と毛ブラシとローラーで、布団のダニを叩いて搔き出す"ストン清潔ノズルを用意している。ダニなどの吸引は、目に見えないながらも、本体にはクリーンセンサーを搭載しているので、布団がキレイになったかについては、クリーンセンサーの色を見て視覚的に判断することが可能となっている。

本体サイズは、スティック本体が、幅220mm、奥行202mm、高さ1127mm、重さは、1.9㎏。クリーンドッグのサイズは、幅220mm、奥行331mm、高さ782mm、重さは、3.8㎏。スティック本体の集塵容量は、0.15L、クリーンドックは0.9L。使用可能時間は、HIGHモードで約10分、AUTOモードでは、約16~28分、LONGモードでは、約35分、付属のノズルを使用している場合は、約70分。バッテリーの充電時間は、約3時間となっている。

掃除機本体から噴霧するマイクロミストがハウスダストに吸着し、そのダストを吸い取るというのが今回の製品の最大の特徴となっている。確かにハウスダストは浮遊しやすく、掃除機をかけている先から、ふわふわとしているため、しっかりと吸引することができないケースも間々ある。掃除したはずなのに、なぜかホコリが気になるとか、フローロングがスッキリしないなど。恐らく、掃除中に舞い上がってしまったホコリが再び床に付着してしまうためなのだろう。そのダストを吸引して、スッキリさせようと考えられたのが、マイクロミストの噴霧ということだ。とても分かりやすい仕組みだが、他のどのメーカーもうやってない仕組みだ。しかし、実は、この方式、街中でもたまに目にしている人も居るのではないかと思われる。それは、道路清掃の特殊な車両だ。道路わきのゴミを回転ブラシで水を吹きかけながら、ホコリが舞い上がらないようにしたうえで、吸引している。掃除が終わった場所を見てみると、路面がぬれていることに気が付く。今回の製品を見て、ふとその構造を思い出した。そう考えると、理にかなった仕組であることから、効率的にハウスダストを取り除くことができる機能だということがよくわる。この製品がその特殊な車両と同じ構造という訳ではないが、しっかりとハウスダストを取り除いてくれることは間違いなさそうだ。

●発売日:10月下旬                                              ●予想実売価格(税込):8万9100円程度                                     ●パナソニック(公式サイト):セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NX810KM

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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