[AlphaTheta]音楽理論や知識がなくても簡単にコードが弾ける、演奏もできるっ! コードレコメンド機能付き電子楽器

AlphaTheta(アルファシータ)は、独自のコードレコメンド機能「Chord Cruiser」を搭載した電子楽器「Chordcat」を、応援購入サイトのMakuakeで先行販売開始している。先行販売期間は、11月11日から12月10日まで。

背面端子部

本製品は、音楽理論や知識がなくても指一本でコード(和音)を弾ける「Chord 演奏モード」と、ひとつのコードからスムーズに繋がるコードを次々とオススメしてくれる「Chord Cruiser」を搭載しているが特徴の製品だ。音楽制作の中でも、コード進行作りをおこなうには、それなりの音楽知識や演奏スタイルが必要だったところ、本製品に搭載する「Chord Cruiser」が、さまざまなコード進行をデータベース化して、ひとつのコードを弾くと音楽的にスムーズに繋がる次のコードの選択肢を次々と提示してくれるので、初心者でも簡単にコード進行を作成することができるようになっている。

指1本でもコードを弾くことができる
ChordCruiserの搭載によりさまざまなコードの選択肢を示してくれる

使い方はとても簡単で、候補となるコードを指一本で演奏し、耳で聴きながら、自分のイメージに合うコードを選ぶだけで、自分だけのオリジナルコード進行が簡単に作成・演奏できる。音楽理論や演奏技術が求められる「コード進行の作成・演奏」 の難しさから解放され、曲作りがもっと自由になることから、音楽制作の可能性を広げてくれるアイテムと言える。

本製品は約1万種類のコードを搭載しており、「Chord Cruiser」 を使えば11万通りのコード進行に出会えるので、曲作りの可能性はほぼ無限と言っていいだろう。また、音楽ジャンルをイメージしたコード進行のプリセット「Chordset」を13種類搭載しているので、好みのジャンルのコード進行プリセットをそのまま使ったり、それをもとに「Chord Cruiserモード」で自分だけのコード進行を新たに生み出したりすることも可能となっている。

また、本製品は8トラックシーケンサー、約150種類のサウンドを搭載、多彩なアレンジ機能も備わっており、直感的な演奏インターフェースを使って、コードだけでなくメロディーやリズムも思いのままに演奏、作成できる。本製品はアルペジエーター、ディレイ、ダッカーの 3 種類のエフェクトを搭載。各エフェクトの効果をXYパッドで直感的にコントロールできる。アルペジエーターでコードからメロディーを生み出し、ディレイで深みを加え、ダッカーでグルーブ感を演出するなど、多彩なアレンジが楽しめる。

「ランニングダイレクション機能」は、ステップボタン上のシーケンスパターンの再生方向を変えることで、作成したシーケンスパターンから思いもよらない新たなフレーズをボタンひとつで生み出せる機能。例えば、録音したコード進行が異なる順番で再生され、新たなコード進行が生まれたり、ひとつのリズムフレーズから異なるジャンルのリズムが生まれたりするなど、楽曲作りのアイデアがどんどん広がるのは間違いなさそうだ。

「キー/スケール設定機能」は、 KEY/SCALEを設定すると、鍵盤に合致している KEY/SCALEの音だけが並ぶので、スケールを外さずに簡単にアドリブ演奏ができるというもの。また、Chord modeやChord Cruiser modeに出てくるコードと設定した KEY/SCALE とのマッチ度合いをLEDで確認もできる。

グルーヴボックスとしての基本機能も充実しており、8トラック/16 パターン/8小節(128 ステップ)の豊富なワークスペースを搭載。16個のステップに1つにつき16音色を入れることができ、8つのページに分かれたトラックになっていて16×8の合計128 ステップでの設定が可能。様々なジャンルで使える 145 個のサウンドプリセットは、切り替えるだけでもアイデアが浮かぶし、ドラムキットも16種類搭載している。さらに、サウンドプリセットの音色をローパスフィルター、アンプエンベロープで自分好みにカスタマイズでき、また、トラックごとの音量調整やパン(左右の音量バランス)といった基本的な調整もできる。

加えて、MIDI OUT/THRU端子、MIDI IN端子やUSB端子といった制作活動を拡張する各種端子を搭載しているので、「Chord 演奏 モード」「Chord Cruiser モード」を使って外部のシンセサイザーやPC/MacのDAWソフトウェアを演奏することも可能だ。

もちろん、パソコンとの接続も可能
MIDI端子を装備しているので、MIDI機器との接続も可能だ

乾電池で駆動、USB Type-Cで給電できるのも特徴で、単三電池6本で駆動するため、いつでもどこでも曲作りができるし、USB Type-Cで給電して、PC/Mac などと接続すれば長時間連続使用ができる。

https://youtu.be/YbnqwbhWyp4

本製品の最大外形寸法は、幅247mm、奥行111mm、高さは33 mm、本体の重さは、約400gとなっている。

音楽制作には興味はあるけど、楽器や音楽理論の知識もないし、実際に作るのは無理だとあきらめていた人には最適な製品と言えるだろう。PCを使わず単体で使えるのもハードルを低くしているように思う。また、ある程度音楽の経験値が高い人にとっても、まったく新しい経験をもたらしてくれるのでは。こういうのにハマると、時間がいくらあっても足りなくなりそうな予感さえある。そういう意味でもこれからの秋の夜長に挑戦してみるのはどうだろうか。

●マクアケプロジェクト期間:11月11日~12月10日まで                             ●先行販売価格(税込):2万9700円~                                      ●マクアケ:プロジェクトページ                                        ●AlphaTheata:公式サイト

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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