［アップル］「iPad mini」新モデルとなる第7世代発売！＂A17Pro＂搭載で生成AI機能＂Apple Intelligence＂に対応、価格は7万8800円から

アップルは、iPad miniの新モデルとして＂A17 Pro＂チップと、＂Apple Intelligence（アップルインテリジェンス）＂を搭載した第7世代モデル「iPad mini（A17 Pro）」を10月23日より販売を開始した。用意されているストレージは、128GB、256GB、512GBの3種類で、iPad miniでは初めて512GBが選べるようになった。カラーは、ブルー／パープル／スターライト／スペースグレイの4色が用意される。

新モデルは、2021年に発売した第6世代モデル以来、約3年ぶりの新モデルとなる。プロセッサに＂A17 Pro＂チップを搭載しており、先代モデルが搭載していた＂A15 Bionic＂チップから2世代進化。＂A17 Pro＂チップは2つの高性能コアを備えた6コアCPUを搭載しており、CPU性能が30％も向上、5コアGPUによってグラフィックス性能も先代から25％向上させている。機械学習の処理を行う＂Neural Engine（ニューラルエンジン）＂は先代モデルよりも2倍高速になっている。Appleの生成AI機能＂Apple Intelligence＂にも対応しており、作成した文章を校正・要約したり、より賢くなったSiriとテキストで会話する、さらには画像の生成、といった機能を利用できるようになっている。＂Apple Intelligence＂の初期機能は、10月にアップデートされたPadOS 18.1で米国英語で提供が開始されている。ただし、利用できるのは、デバイスとSiriの言語が米国英語に設定されている場合に限られ、使用できる地域は限定されていない。なお、日本語での提供開始時期は2025年以降とアナウンスされている。

モバイル通信は5Gをサポートし、Wi-Fiは先代よりも2倍高速となったWi-Fi 6Eを採用する。なお、Wi-Fi＋Cellularモデルは物理SIMには対応せず、eSIMのみを利用する仕様となる。また、外部接続端子はUSB Type-Cに対応し、先代モデルより2倍高速になり最大10Gbpsのデータ転送速度に対応。トップボタンには、指紋センサーに対応するTouch IDを搭載している。

新たに＂Apple Pencil Pro（アップルペンシルプロ）＂に対応し、指で強く押したスクイーズの操作を感知してツールパレットを表示できるので、ツール、線の太さ、色のすべてをすばやく切り替えることが可能だ。独自の触覚エンジンの採用により、スクイーズや、ダブルタップをしたり、図形認識でスナップしたりする操作に対して、軽いタップでも返してくれるようになっている。そのほか、ペン先がディスプレイに触れる前にツールの正確な向きを見られるホバー機能や、Appleの「探す」機能、マグネットを利用したペアリングや充電、保管が行える。なお、本モデルは、エントリーモデルの＂Apple Pencil（USB-C）＂にも対応し、USB-Cケーブルで接続することで、ペアリングと充電を行うことで使用することも可能となっている

完成度を高めた、手軽に持ち出せるタブレット

「iPad mini」の新モデルが3年ぶりに登場。見た目に大きな変化はないが、「A17 Pro」チップの搭載によりApple Intelligenceに対応するモデルとなった。性能アップ、Apple Pencil Pro対応、ストレージ容量が128GBからになっている点も魅力的なポイントといえるだろう。書類や動画のビューアーとしてはもちろん、iPadシリーズはアプリも充実しているので、モバイルワークや手軽に持ち運べるクリエイティブツールとしても便利に活用できそうだ。

●価格：「iPad mini Wi-Fiモデル」＝7万8800円〜　「iPad miniWi-Fi＋Cellularモデル」＝10万4800円〜
●発売日：10月23日
●アップル：「iPad mini」製品紹介サイト
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