[アップル]アップル史上最少サイズを実現した「Mac mini」登場!最新のM4チップ搭載でパフォーマンスアップ

アップルは、従来モデルよりさらにコンパクト化し、処理性能を向上させた、新しい「Mac mini」を発売した。本製品は、本体サイズを127mm四方と一段と小型化しており、M4/M4 Proチップを搭載することで処理性能を大幅に向上させたモデルとなっている。

本体前面にはUSB-C端子、オーディオジャックが用意される

ラインアップは、"M4チップ"搭載モデルが16GB/256GBモデル、16GB/512GBモデル、24GB/512GBモデルの3モデル、"M4 Proチップ"搭載モデルは24GB/512GB(いずれもメモリ/ストレージ)が用意されており、価格は"M4チップ"搭載モデルが9万4800円(税込)〜、"M4 Proチップ"搭載モデルは21万8800円(税込)〜となる。

新型「Mac mini」は、最新の"M4チップ"を搭載することで、これまでの"M1チップ"搭載モデルより最大1.8倍高速なCPUパフォーマンスアップと最大2.2倍高速なGPUパフォーマンスアップを実現させているうえ、"M4 Proチップ"搭載モデルは、さらに一段と負荷の高い作業をこなせるようになっている。"M4チップ"を搭載した「Mac mini」は、10コアCPU、10コアGPUを備え、最大14コアの"M4 Proチップ"搭載モデルは、マルチスレッドのパフォーマンスを向上させている。また、最大20コアの"M4 Proチップ"のGPUは、"M4チップ"のGPUと比べて最大2倍パワフルとしており、各チップとも「Mac mini」では初となるハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングに対応している。

本体サイズは、幅127mm、奥行127mm、高さ50mm、従来モデルより大幅に小型化され設置面積を小さくしている。重さは、670g(M4チップモデル)/730g(M4 Proチップモデル)と、いずれのモデルも1㎏を切る軽量モデルとなっている。この小型化は、"Appleシリコン"の高い電力効率と、空気をシステムの各階層に流し、すべての排気を底面から行なうサーマルアーキテクチャによって実現している。なお、同社によると、「同じ価格帯で最も販売台数が多いWindowsデスクトップパソコンと比べると、本モデルは20分の1のサイズで最大6倍高速になっている」のだとか。

インターフェースには、前面にUSB 3(最大10Gb/s)Type-C×2、オーディオジャック×1を備え、背面には1000BASE-TのEthernet×1、HDMI×1、Thunderbolt 4 Type-C×3ポートが設けられている。また、オプションで10Gb Ethernetにも対応可能でWi-Fi 6EとBluetooth 5.3をサポートする。
"M4 Proチップ"搭載モデルではThunderbolt 5を初搭載し、Thunderbolt 4のスループットの2倍以上となる最大120Gb/sのデータ転送速度を実現し、より高速なデータ転送を可能としている。

背面端子はThunderbolt×3、HDMI端子を装備。有線LANにも対応する

ディスプレイ出力は、Thunderbolt経由に対応するほか、アダプターなしでTVやHDMIディスプレイを簡単に接続するためのHDMI端子も装備。"M4チップ"搭載モデルは、最大2台の6Kディスプレイと最大1台の5Kディスプレイに対応。"M4 Proチップ"搭載モデルにおいては、60Hzで最大3台の6Kディスプレイに対応可能となっている。

搭載されるOSは、"MacOS Sequoia 15.1"となっており、米国の英語環境下では、"Apple Intelligence"に対応するほか、作文ツールや再設計されたSiriなどにも対応する。"Apple Intelligence"では今後数カ月で順次機能強化が予定されており、12月には、Siriと作文ツールにChatGPTが統合され、ユーザーはツール間を行き来せずにChatGPTの専門知識にアクセスできるようになる。

本モデルは、同社として初めてカーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量実質ゼロ)を達成したMacとなっており、全体の50パーセント以上に再生素材を使用して製造され、筐体に100パーセント再生アルミニウム、自社設計したすべてのプリント基板のメッキに100パーセント再生金、すべてのマグネット部品に100パーセント再生希土類元素を使用している。また、製造時に使用する電力は100%再生可能エネルギーで賄われ、パッケージもすべてファイバー素材で作られた環境配慮型とし、パッケージからプラスチックが取り除かれているなど、徹底した環境への配慮がなされている

"M4 Proチップ"を搭載したミニな"Mac"は驚異的なサイズとパワー

新型「Mac Mini」は、慣れ親しんだ従来モデルのデザインから劇的に進化!インターフェースをはじめ使い勝手のすべてが刷新されている。手のひらに収まるコンパクトなサイズに"M4チップ"が持つパワーが凝縮されている点も見逃せないポイントだが、冷却するためのエアフローがしっかりと確保されている点にも注目しておきたい。"Appleシリコン"の持つ高い電力効率が小型化のブレイクスルーになっているのは間違いなく、店頭で実機に触れるとしっかり筐体が冷却されていることが確認できる。これなら、普段使いのコンピューターから、本格的なコンテンツ制作まであらゆる用途に対応できそうだ。十分なパワーも備えているのでデスクトップMacの選択肢として魅力十分!シンプルでクリーンなアップルらしいデザインが実現されているのもうれしいところだ。

●発売日:11月8日
●価格:M4チップ搭載モデル:9万4800円(税込)〜、 M4 Proチップ搭載モデル:21万8800円(税込)〜
●アップル:「Mac Mini」製品紹介ページ

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります

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