［キヤノン］外出先でのプリントアウトに対応するモバイルプリンター発売！ 重さ2.1㎏と軽量だから持ち運びにも対応する

キヤノンは、ビジネスインクジェットプリンター「TR シリーズ」の新モデルとして「TR163」を発売した。本製品は、ビジネス用のプリンターとして、手軽に持ち運びができて、外出先でも必要となる文章をその場で印刷することができるモバイルプリンターとなっている。

営業活動における見積書や提案資料、保守サービス業における報告書、訪問診療における処方箋や診断書など、さまざまな仕事の現場で求められる文書を、その場ですぐに印刷することができることから、業務効率を高めてくれる。また、従来モデルに比べて、Wi-Fi接続性とセキュリティ性能を強化されていいることから外出先でも安心して使うことができる。

本体サイズは、（約）幅322mm、奥行185mm、高さ66mm、重さは、2.1㎏と、小型で軽量設計になっていることから、外出時の持ち運びのほか、スペースが限られた場所でも使用することができる。別売にはなるが、外付けのバッテリーが用意されていることから、装着すれば、電源の確保が難しいような場所でも印刷することができる。また、あらかじめプリンター内に出力するデータを保存しておけば、スマートフォンやパソコンを介さず、プインター本体から直接印刷できる「定型文書プリント」機能の搭載により、定型文書の素早い印刷が可能となっている。

無線LAN対応のデバイスと直接接続するWi-Fiダイレクト接続により、Wi-Fiのアクセスポイントが無いような外出先においても、電波干渉を受けにくい5GHzを新たに使用できることから、より安定した無線接続が可能。加えて、情報漏洩を防止する最新のセキュリティ規格に対応するとともに、ファームウェアの自動更新をおこなえるため、顧客の個人情報や機密文書などを扱うビジネスシーンにおいても、使用することができる。

使用するインクには、顔料ブランクインクと染料カラーインクを採用した5色のハイブリッドインクシステムに対応することから、文書と写真両方の高画質な印刷を実現。報告書などに添付する写真印刷にも十分使える。なお、フチなし写真印刷は、最大A4サイズまで対応する。

編集部員のひとり言

スマートフォンやタブレット、パソコンの普及により、一般生活において、何かをプリントアウトすることは、あまりないように思う。しかしながら、コロナ過においては、学校の課題などをプリントアウトしておこなうということがあったことから、プリンターの普及率は一時的に上がったとされている。ここ数年、徐々に落ち始めてはいるが、まだまだ、プリンターの使用頻度はあるようだ。ビジネスシーンにおいても、同じことが言えそうだ。紙の請求書から、PDFの請求書に代わったり、見積書なども、PDFで送られてくる。紙の方が見やすいとは思うが、しっかりと管理しないと紛失してしまうケースもあることから、デジタルによる管理が必要なのも事実。とはいえ、紙全盛期の時代を知っている者としては、紙で見る請求書は、PDFで見る請求書より重みがあり、実感が沸く。もしビジネスマンがモバイルプリンターで何かをプリントアウトしている姿を見かけたら、密かに応援したくなってしまいそうだ。

●発売日：3月中旬　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●価格（税込）：3万250円　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●キヤノン（公式サイト）：TR163

Canon(Japan)

TR163 ビジネスインクジェットプリンター 「TR163」について紹介しているページです。

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。