[キヤノン]静止画・動画の性能が進化したフルサイズミラーレス一眼「EOS R6 MarkⅢ」発売!ポートレートから風景まで幅広く使える

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ポートレートから風景撮影まで幅広く使えるフルサイズミラーレス一眼「EOS R6 MarkⅢ」いよいよ発売

 キヤノンは、高い静止画撮影性能と充実の動画撮影機能を搭載したフルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 Mark III」を発売した。静止画メインのユーザーから、静止画・動画の両方に高い性能を求めるユーザーまで、幅広いユーザーのニーズに応えるモデルとなっている。

「EOS R6 MarkⅢ」は、フルサイズCMOSセンサーにより、約3250万画素の高解像度と最高常用ISO 64000(静止画撮影時)の高感度を両立。また、ボディー内5軸手ブレ補正機構の搭載によって、レンズ内光学式手ブレ補正機構を搭載したRFレンズとの協調制御によって、中心最大8.5段、周辺最大7.5段の手ブレ補正効果を発揮する。

画像は、イメージです
フルサイズのイメージセンサー

 メカシャッター/電子先幕による撮影時は、AF/AE追従で最高約12コマ/秒、電子シャッターによる撮影時は、AF/AE 追従で最高約40コマ/秒の高速連写性能を備えながら、従来モデルから連続撮影可能枚数が向上するなど、高いドライブ性能を保持している。また、シャッターボタンを押したタイミングから最大20コマ分(約0.5秒)遡って連続撮影することができる「プリ連続撮影」にも対応。さらに、「デュアルピクセルCMOS AF II」により、高速連写時も高精度かつ安定したフォーカスとトラッキングを提供してくれる。

 被写体の検出対象をメニューで切り替えるのではなく、カメラが自動で被写体を選択する「自動」設定が可能となっている。これは、画面内から例えば「人物」であれば人の瞳・顔・頭部・胴体を、「動物優先」であれば犬・猫・鳥・馬の瞳・顔・全身を、「乗り物優先」であれば車とバイク・鉄道・飛行機(ジェット機・ヘリコプター)などを自動検出し、画面内に検出対象が複数ある場合は、被写体の種類や構図に応じてメインとなる被写体を自動で選択してくれる。そのほか、あらかじめ特定の人物を登録しておけば、その人物を優先的に追尾し続ける「登録人物優先」機能も搭載する。

 動画撮影に置いては、オーバーサンプリングによる4K動画記録や、センサーの横幅をクロップせずにフル水平画角での4K120Pというハイフレームレートでの記録に対も応田。さらに、センサー全体を利用することで通常のモードより広い画角である3:2のアスペクト比で記録が可能な7Kオープンゲート記録機能を搭載するなど、用途に応じた動画撮影機能により、さまざまな動画制作のニーズに応えてくれる。

 また、従来のピクチャースタイルに加えて、「CINEMA EOS SYSTEM」と共通のカラープリセット「カスタムピクチャー」を搭載。加えて、従来の「Canon Log 3」と、フィルム特性に近く、暗部の階調性が高い「Canon Log 2」にも対応している。さらに、同社のレンズ交換式カメラでは初となる「被写体追尾IS」機能を搭載。撮影者が選択した被写体を画面内の
任意の位置に配置しながら撮影することが可能となっている。

 本体は、Wi-Fi/Bluetoothによるスマホとの無線接続に対応しており、Wi-Fi 接続では2.4GHz帯に加え、5GHz帯の無線LAN規格に対応するなど、撮影したデータを高速で転送することが可能だ。「EOS R6 Mark II」ではできなかった、5GHz帯においてのBluetooth接続からWi-Fi 接続へのハンドオーバー切り替えについて対応。撮影した静止画や動画ファイルを無線でも高速に転送することができる。

 本体サイズは、(約)幅138.4mm、奥行88.4mm、高さ98.4mm、重さは、約699g(バッテリー、CFexpress含む)。撮像素子は、フルサイズCMOSセンサーで、画面サイズは、約35.9mm×23.9mm。有効画素は、約3250万画素。記録媒体は、CFexpressカードとSD・SDHC・SDXCカード。ISO感度は、静止画時が100~64000(常用)/102400(拡張)、動画時が100~25600(常用)/102400(拡張)。電子ビューファインダーは、画面サイズが0.5型で、画面解像度は、約369万ドット、視野率は100%で、視野角は約35.2°となっている。背面モニターには、TETカラー液晶モニターを配し、画面サイズは3インチ、モニターの明るさは、7段階から手動で調整が可能になっている。

 今回、「EOS R6 Mark IIの発売に合わせて、大口径標準単焦点レンズ「RF45mm R1.2 STM」を発売した。価格は、6万6000円(税込・キヤノンオンラインショップ)。本製品は、大口径レインズならではのボケ感を生かした撮影を気軽に楽しみたい、といったユーザーにピッタリの一本。F1.2という大きな開放によって、背景が滑らかにぼけてくれるから、被写体を際立たせたい時にもってこいのレンズとなっている。

編集部員のひとり言

「R6」のMarkⅢが、いよいよ発売された。最近、とかく動画の撮影にフォーカスしたカメラが多いように感じるが、フルサイズのレンズ交換式一眼と言えば、やっぱり、静止画撮影を楽しむことが出来るカメラ、という印象がある。もちろん、今回の新モデルでも、動画撮影も、しっかりとフォローしてる。R5には手が届かないが、R6ならという方も多く居ると思うが、今回の新モデルは、十分すぎるほどのスペックとなっている。フルサイズで、この価格なら、かなりお買い得な感じがするのだが、気になっている人は、量販店で是非手に取って確認してほしい代物だ。個人的には、R5のMarkⅡが欲しいところだが、今回発売したR6MarkⅢで、必要にしても十分な性能を備えている。R5より、ちょっと軽いのも魅力的だ。

  • 発売日:11月21日
  • 価格(税込):42万9000円(キヤノンオンラインショップ))
  • キヤノン(公式サイト):EOS R6 MarekⅢ
Canon(Japan)
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Canon(Japan)
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※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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