[ダイキン工業]今年も「スイッチオン!キャンペーン」を実施!熱中症防止の観点からもシーズン前に「エアコン試運転」のススメ

ダイキン工業は、夏前の「エアコン試運転」をおすすめする「スイッチオン!キャンペーン」を今年も実施する。2016年に開始して以来、今年で10回目となる。
なぜ「エアコン試運転」が必要なのかというと、本格的にエアコンが使われ始める7月頃になると、エアコン業界には点検や買い替えなどの依頼が集中し、修理や設置工事に通常よりも多くの時間を要する場合があるからだ。2025年の夏も猛暑が予想されており、もし故障が発覚して、猛暑の中修理を待たなければならないとしたら、かなり不快なことになるのは間違いない。近年、日本各地で3月に25℃を超える夏日、4月には30℃を超える真夏日が観測されるなど、早くから気温が上昇する年が増えている。それに伴い、エアコンの使用開始時期も前倒しされつつある。例年、熱中症による救急搬送が多数発生する中で、エアコンが正常に稼働するかを確認する「試運転」は、安心で快適な夏を迎えるための重要な取り組みだといえる。
夏を快適に過ごすために重要な「エアコン試運転」であるが、その実施率はまだまだ低いのが実情のようだ。そこで同社では「エアコン試運転の普及実態」について、全国の20~70代、 計4700名を対象に調査を行ったところ、夏前に「エアコン試運転」を実施したほうがよいことを知っている人の割合は72.2%、実施率は 46.4%であることがわかった。


試運転をしない理由としては、「必要だと思うが忘れてしまう」が最も多く、次いで「試運転をする前に、エアコンが必要な暑さになるから」「実施時期が分からないから」など、実施するタイミングに関連した理由が多かった。
そこで同社では、計画的なエアコン試運転のサポートを目的に考案した「夏のエアコン試運転指数」をもとに、2025年版の「夏のエアコン試運転前線」を公開することで、実施のタイミングをわかりやすくしている。
「夏のエアコン試運転指数」は2023年に考案され、天気予報で報じられる気温と照らし合わせれば、試運転に適した日が一目でわかるようになっている。気温23~25℃を「最適な時期」として、21~22℃を最適に次ぐ「適した時期」、20℃以下を「不向き」としている。また、 気温が26℃を超えた場合、熱中症の心配も出てくることから、早めに実施するように促す。

「夏のエアコン試運転指数」とあわせて考案されたのが「夏のエアコン試運転前線」で、全国の各地域でエアコン試運転指数が高まると思われる予想日を表すもの。エアコン試運転指数が高く、より効果的な試運転ができると考えられる気温25℃の日がいつ頃やってくるのかを前もって把握できるため、計画的な試運転の実施に役立つ。本前線に記載の予想日は、全国の各地域の過去5年間において、各年の最高気温が25℃に達した最初の日を調査し、それらを平均した日としている。今年の試運転前線は、4月上旬に那覇に上陸し、4月中旬には九州・ 中四国から太平洋沿岸地域へ、その後本州を北上し、5月後半に札幌へ到達すると予想している。

では実際に「エアコン試運転」する際の手順やチェックポイントを見ていこう。エアコンの試運転は、エアコンを本格的に使いはじめる前に、エアコンに不具合が無いことを確認する作業であり、冷房運転の際に冷風が出ることや、異常を示すランプが点灯しないことを確認することが基本。また、より念入りに確認することで、室内機からの水漏れや、異臭や異音の有無も確認できる。
- 【 お手軽コース 】:①冷房の設定温度を最低(16~18℃)に設定し、10 分ほど運転する。②冷風が出ているか、異常を示すランプが点滅していないか確認する。
- 【 念入りコース 】:①②に続けて③さらに30分ほど冷房運転し、室内機から水漏れがないか確認する。④不快なニオイや聞き慣れない音がしないか確認する。以上だ。
さらに同社では節電につながるエアコンの上手な使い方も紹介しており、2週間に1回フィルター掃除をすることや、室外機にカバーをかけたり、室外機の周辺に荷物を置いたりせず、室外機周辺の空気の流れを妨げないようにすることを推奨している。フィルターのホコリと室外機周辺の障害物で、電気代が1ヵ月1700円以上ムダになることもあるというから、これらも大事なことだろう。また、エアコン風向や空気清浄機などを使った空気の撹拌で、温度ムラを抑えることもオススメしている。


エアコンの試運転で、快適な夏を過ごすための準備を!
「エアコン試運転」は頭ではわかってはいても、面倒くさいというか、実施するにはなかなか腰が重い作業のひとつだろう。暑くなった日にエアコンをつけたら不具合が見つかった・・・といった事態にならないよう早めに「試運転」を行っておいた方がいいことに間違いはない。今年は、昨年夏以上に暑い夏になりそうなので、「夏のエアコン試運転指数」と「夏のエアコン試運転前線」を参考にして早めに対策して、快適な夏を過ごしたいものだ。
●ダイキン工業 公式サイト:エアコンスイッチオン!キャンペーンはこちらから!