[電響社]マクセルブランドから充電式ポータブルカセットプレーヤー発売! ワイヤレスヘッドホンでも音楽を聴ける

えっ、カセットプレーヤの新製品が発売されるって?!

電響社は、マクセルブランドより充電式のポータブルカセットプレーヤとして「MXCP-P100」を5月26日より発売すると発表した。本製品は、Bluetoothに対応しており、有線イヤホンやヘッドホンだけでなく、ワイヤレスイヤホン、ヘッドホンでも音楽を聴くことができるモデルとなっている。

マクセルブランドのカセットテープは、1966年に国内で初めて商品化されて以来、これまで、多くのラインアップが販売されてきた。カセットテープは、30代より上の世代の人にとっては、懐かしさがあり、10代・20代の人にとっては、新しいカルチャーとして、捉えられている。近年のレトロブームの影響もあり、国内外のアーティストがカセットテープでの音楽リリースをおこなっており、再び注目を集めている。また、音楽性だけでなく、カセットプレーヤーやカセットテープ自体の見た目もファッションの一部として捉えていることが人気の要因のようだ。

本製品に搭載するBluetoothのバージョンが、5.4であるため、高い通信品質と低消費電力を実現している。電源は、充電式で、USB Type-Cを使用して充電することが可能となっており、仮にスマートフォンなどの充電ケーブルがType-Cであれば、充電をラクにおこなえるというのも、特徴の一つだ。

テープの回転を安定させるために、プレーヤーのフライホイールには、真鍮を採り入れており、そのおかげで回転ムラを抑えたスムーズな動きを実現。このスムーズな動きこそが、高音質を実現させる要因となっている。

重さは、約210gと非常に軽く、連続再生時間は、ヘッドホンとの接続で約9時間、Bluetoothで接続した場合でも、7時間の連続再生を実現。充電しながらでも使えるなど、バッテリーを気にしなくていいのは、重宝するだろう。

なぜ、今、カセットテープなのか?

カセットテープ⽂化の第⼀線で活動する「CASSETTE EXPRESS」運営の遠藤剛正氏によると、「海外からのカセットテープ再流⾏の波に続き、2010 年代後半に⼊り、⽇本でもカセットテープ復活の機運が⾼まりました。カセットテープの良さは、独⾃のアンティーク感のある⾳質のみならず、アーティストが発売したパッケージデザインの“モノ”に⼿で触れ、録⾳された曲順のまま聴くという、アーティストの⾳楽へのこだわりと向き合う⼀⾯があります。これは⾳楽配信にはない楽しみ⽅です。カセットテープは、ケースから取り出してカセットプレーヤーにセットする、製品によってはテープを裏返すといった、それぞれのこだわりの儀式のようなひと⼿間に魅⼒を感じる⼈も多いです。カセットテープを1960 年代から継続して販売し続けているマクセルブランドから、今後も新しいカセット関連製品が発売されてくるということで、市場が活性化されるのではと期待しています。」とコメントしている。

編集部員のひとり言

私が幼少期の頃は、まだカセットテープが主流だった。ピアノの発表会の録音はカセットだったし、クルマのオーディオもカセットを使用していた。初めてウォークマンを購入してもらい、カセットをセットして好きな音楽を聴いた時は、感動したことを今でも覚えている。あれから、時の流れとともに、使用されるメディアがCD、MO、DVD、ブルーレイ、と移り変わり、今では、ストリーミング再生が主流となっている。とても便利な世の中になったものの、どこかに何かを忘れてきてしまったような、そんな思いに駆られる時がある。アナログって、なんかいいですよね~。

  • 発売日:5月26日
  • 予想実売価格(税込):1万3000円程度
  • 電響社(公式サイト):音響通信機器
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※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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