[デノン] ”Pureモード”を搭載したサウンドバー発売!音楽のサウンドも原音で楽しめる

デノンは、サウンドバーのエントリーモデル「HT-S200シリーズ」の3代目となるモデルとして「DHT-S218」を5月17日に発売する。本製品は、エントリーモデルながら、「Pureモード」の搭載により、音楽サウンドも原音の魅力をありのままに再生してくれるモデルになっている。

DHT-S200シリーズの完成形ともいえる本製品は、同社製品の音作りを手掛けるサウンドマスターが、全面的にチューニングしなおすことで、全てのサウンドモードで原音に忠実な音を再現できるようにするなど、「高音質」を磨き上げることに注力して開発されたモデルだ。磨きのかかった音質は、映画の音声のみならず、オーディオ機器としても優れた音楽再生能力を実現している。

立体音響技術の「Doby Atmos」やロスレスオーディオフォーマットの「Dolby TrueHD」にも対応しており、迫力のある低音を響かせる75mmのサブウーファーを2基、45mm×90mmのミッドレンジドライバーを2基、25mmのツィータードライバーを2基搭載する3ウェイ6スピーカーシステムによって、臨場感のあるサウンドで没入感の高い映像体験を可能にしている。このシステムを駆動させる電源部には、上位モデルのサウンドバー「DHT-S517」にも採用されている強力な電源部を使用するなど、より安定した、余裕のある駆動を実現させている点も見逃せない。

底面には75mmのサブウーファーを2基搭載している
エンクロージャーの左右にバスレフポートを配置

また、本製品に搭載するBluetooth機能は、従来のBluetooth Classic Audio(SBC)に加えて、Bluetoothの新規格でもある「LE Audio」(LC3)にも対応。SBCよりも低遅延で、高品質なコーデックが可能となっている。

※「LE Audio」は、従来のオーディオ書くとは互換性がないため、音楽を送る送信機とオーディオ機器の両方が「LE Audio」規格に対応している必要がある。

サウンドモードは、「Movie」「Music」「Night」「Pure」の4つのモードに加え、ニュースやナレーション、映画のセリフなど、人の声の音量だけを調整して聞き取りやすくする「ダイアログエンハンサー」も搭載。「ダイアログエンハンサー」の効果は「LOW」「MED」「HIGH」の3段階で調整することができる。

本体の操作部分
付属するリモコン

また、バーチャルサラウンドやアップミックス、ダイアログエンハンサーなどの処理を停止して再生音への脚色を排除し、原音の魅力をありのままに再生する「Pureモード」の搭載により、音源の魅力を最大限に引き出し、映画やテレビの再生においてもその真価を発揮してくれる。

さらに、映画や音楽のほか、ゲームにも対応。映像のカクつきやコマ落ち、画面の割れやちらつきを抑えて滑らかに表示するVRR(Variable Refresh Rate)や、テレビがHDMI経由で入力されたコンテンツに応じて低遅延モードと高画質モードを自動で切り替えるALLM(Audio Low Latency Mode)にも対応する。

装備する入出力端子は、4K対応のHDMI×1、光デジタル入力×1、AUX入力×1、外部サブウーハー出力×1、着脱式ACケーブル×1となっている。対応音声フォーマットは、Dolby Atomos、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、リニアPCM(7.1ch)、MPEG-2AAC、MPEG-4AAC。接続は、TVとHDMIケーブル1本でつなぐだけでOKだ。

背面の入出力端子

付属するリモコンは、入力切替やサウンドモードの選択など、全ての操作をダイレクトに行えるほか、HDMIコントロール対応のテレビと接続すれば、テレビのリモコンで本製品の音量調整をおこなったり、電源のON/OFFをテレビに連動させることもできる。

本体サイズは、幅890mm、奥行き120mm、高さ67mm、重さは、3.6㎏となっており、テレビの前においても、じゃまになることのないスリムなデザインに仕上げられている。

テレビの薄型化は進み、今ではわずか数センチの厚みになっている。1インチ1万円と言われた時代は、遠い過去の事であるかのように、だれもが大画面テレビで映像を楽しめる時代になった。しかしどうだろう、今だに音に関しては、テレビの大画面化に比例して進化はしていないように感じる。薄型化し過ぎるゆえの弊害なのかもしれない。一部、クオリティの高い音を出すテレビも登場しているが、まだまだその数は多いとは言えない。そんな中、サウンドバーは、新しいテレビの導入時に合わせて購入したいアイテムの一つとなっている。今回紹介したデノンの「DHT-S218」は、価格からは想像できないほど、良い音を体感することができるモデルと言える。Dolby Atomosに対応していることもあり、臨場感のある映像体験ができるだけでなく、Bluetooth機能も搭載しているので、手持ちのスマホと接続すれば、スピーカーとしても使える。「DHT-S218」を実際に体験して感じたことは、本当にいい音を奏でてくれるということ。そして、これが3万6300円で購入できるということに、ただただ驚くばかりだ。

●発売日:5月17日                                              ●価格(税込):3万6300円                                           ●デノン公式サイト:DHT-S218 

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

  • URLをコピーしました!
目次