[グッドイヤー]環境性能と走行性能を併せ持つタイヤ発売! スポーツタイヤなのに静粛性にも優れる

日本グッドイヤーは、スポーツタイヤの新製品として環境性能と走行性能に優れるタイヤ「EAGLE F1 ASYMMETRIC 6(エーグル エフワン アシンメトリック シックス)」を発売した。

本製品は、脱炭素社会を見据えて欧州で開発されたモデル。環境を意識した低燃費性能や耐摩耗性能を向上させただけでなく、同社がモータースポーツで培った技術を投入した走行性能も併せ持つモデルとなっている。また、電気自動車に求められる「グリップ・ブレーキ性能」「静粛性能」「転がり抵抗性能」のすべてを備えている。

独自の非対称パターンを採用し、ドライ性能、ウェット性能、静粛性能を追求。ドライ性能においては、高剛性ワイドショルダーブロックにより、パターン剛性の向上と接地面積の拡大を実現したことでグリップ性能を向上させている。これは、走行中の負荷の変動に対して接地形状を最適化する「ドライコンタクトプラステクノロジー」によるもの。ステアリング操作やブレーキ時のグリップ力と応答性能を高めており、従来モデルの「EAGLE F1 ASYMMETRIC 」のそれよりも4%向上させている。

「ドライコンタクトプラステクノロジー」のイメージ図

ウェット性能においては、幅広い4本のストレートグルーブ取り入れた「ウエットブレーキングプロテクノロジー」を採用したことにより排水性能を向上させ、雨天高速走行時の耐ハイドロブレーニング性に優れる。使用するトレッドゴムの柔軟性を向上させるため、新樹脂配合のコンパウンドを使用することで路面追従性がアップし、路面の凹凸にしっかりと食い込むことで、ウェット路面においても安定したブレーキとハンドリングを実現している。

「ウエットブレーキングプロテクノロジー」のイメージ図、新樹脂配合のコンパウンドを使用することで路面追従性がアップしている

また、静粛性能にも優れており、センターに設けられた横溝を従来品よりも細かくしたナローグルーブの採用により、タイヤ回転時の共鳴音を軽減し、パターンノイズを低減させている。このナローグルーブを取り入れたことで、パターンノイズが従来品と比べても約25%も低減させることに成功している。

センターに設けられたナローグルーブの採用により、静粛性能を格段に向上させている

さらに、低燃費性を実現させるために、軽量化やタイヤの発熱を抑制する新樹脂配合のコンパウンドを使用。風の抵抗を改善させるために取り入れた「エアロダイナミックサイドウォールシェイプ」によりタイヤ側面で発生する乱流を低減させ、風の流れを改善。風の流れをよくしたことで転がり抵抗も減らし、結果的に燃料消費の抑制にもつながっている。

https://youtu.be/hORfEwCXteM

タイヤサイズは、17~19インチまで、19サイズを揃えている。

タイヤの進化には目を見張るものがある。一昔前であれば、走行性能の優れるタイヤは静粛性能が伴わないものが多い印象が強かった。特にスポーツタイヤにおいては、グリップ性能が高い代わりに、静粛性能はある程度我慢を強いられているといった具合だ。それが現代においては、ハイブリッドカーや電気自動車の台頭に伴い、タイヤに求められる性能は、走行性能だけではなく静粛性能、そして低燃費性能も求められている。この相反する性能を一つのタイヤに盛り込む技術は、どのメーカーが優れているのか、とても興味深いところだ。

●価格(税込):オープン                                           ●グッドイヤー公式サイト:EAGLE F1 ASYMMETRIC6

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

  • URLをコピーしました!
目次