[日立]ドラム式洗濯乾燥機「ビックドラム」に新コースを追加したモデルが登場! 冬場の脱水性能の進化と柔軟剤の香りが楽しめるコースが加わる

日立グローバルライフソリューションズは、ドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」の新製品として、「BD-STX130M」「BD-SX130M」「BD-SW120M」の3機種 を 9 月中旬より発売する。



今回発売する3モデルは、高いお手入れ性能とキレイな仕上がりを実現する洗浄・乾燥力はそのままに、洗濯運転時の冬場の脱水性能が進化した「AI お洗濯」と、柔軟剤の香りを楽しめるダウンロードコースを新たに採用したのが特徴だ。
冬場に脱水具合が弱く感じられる原因は、水温が低いことで水の粘性や表面張力が高まり、衣類から水が抜けにくくなるためとのこと。本製品は、複数のセンサーで洗濯に関わるさまざまな状況をセンシングし、洗剤の種類や洗濯物の布質、水の硬度、布動きなどの状況に合わせて、洗い方や運転時間などを自動で制御してくれる。そして今回、このかしこくキレイに洗う「AI お洗濯」を進化させることで、脱水が弱く感じられる冬の寒い日には脱水時間を自動で延長して、しっかり脱水することができるようになっている。

また、風呂上りや洗顔時などで使用するタオルや、夏場の汗で湿った衣類などで柔軟剤の香りをより楽しめるよう、P&G ジャパンと共同開発した「すすぎ剤(レノアクエン酸 in)」コースをダウンロードコースとして採用。すすぎ剤を手動投入口にセットし、柔軟剤を自動投入タンクにセットすることで、両方の効果を引き出す制御で洗濯運転してくれる。すすぎ行程の 1 回目ですすぎ剤を投入して衣類に付着したニオイを落としたら、2 回目のすすぎで衣類の量に合わせた柔軟剤を投入し、衣類に香りをつきやすくしている。なお、本コースは「ハピネスアップ」アプリからダウンロードして利用する。
さらに新しい要素としては「BD-SX130M」 に、 グレイッシュな空間はもちろん、ホワイト基調のインテリアにも調和する新色のダークグレー色を採用していることが挙げられる。圧迫感を与えず、陰影のメリハリが際立つ明度に調整された新色ダークグレーは、細部の色まで配慮して、一体感のあるデザインを実現している。建具で人気のグレージュの木目やモルタル系素材を使用したインテリアにも映えるのは間違いないだろう。

従来製品から引き続き、高いお手入れ性能とキレイな仕上がりを実現する機能を搭載。2022 年から搭載している乾燥フィルターレスの「らくメンテ」は、乾燥時に出るホコリや糸くずを次の洗濯運転時に洗い流して、「大容量糸くずフィルター」へ集約されるようになっているため、お手入れの手間を軽減してくれる。さらに、高濃度洗剤液と大流量 による高い洗浄力で、襟・袖の汚れやガンコな泥汚れも際立つ白さに洗い上げる「ナイアガラ洗浄」に加え、シワを伸ばしてキレイに仕上げる「らくはや風アイロン/風アイロン」も引き続き搭載している。
ここまで取り上げた機種とは別に、「ビッグドラム」シリーズとして、「らくメンテ」や「風アイロン」を搭載した洗濯容量 12㎏、洗濯~乾燥容量6㎏の「BD-SV120M」も同時に発売される。本製品はヒーター式で素早くスチームを作り、温風を出すことができるため、およそ15分でサッと衣類のシワ取りと消臭ができる「スチームアイロン」コースや、吊り干し時のシワを軽減する「温風ほぐし脱水」を搭載。さらに 乾燥では、やさしく仕上げる衣類温度約 65℃の「低温ヒート式」や、本体の外への排気を抑え、室内に湿気がこもることや結露がしにくい「水冷除湿方式」を採用しているのが特徴のモデルとなっている。

「BD–STX130M」は洗濯・脱水容量 は13kg、本体色はホワイトのみを用意、本体サイズは、幅630mm、奥行720mm、高さ1065mm、重さは、約93kg。「BD-SX130M」は、洗濯・脱水容量 が13kg、本体色はダークグレーとホワイトの2色を用意しており、外形寸法は、幅630mm、奥行720mm、高さ1065mm、重さは、約93kg。「BD-SW120M」は、洗濯・脱水容量 が12kgで、本体色はホワイトのみを用意しており、本体サイズは、幅638mm、奥行716mm、高さ1065mm、重さは、約82kg。「BD-SV120M」は、洗濯・脱水容量が、12kg、本体色はホワイトのみを用意しており、本体サイズは、幅638mm、奥行716mm、高さ1065mm、重さは、約81kgとなっている。
編集部員のひとり言
最近の洗濯乾燥機は、機能がいろいろあり、これでもか、と言わんばかりの機能が盛り込まれている。洗濯乾燥機にも、複数のセンサーと、AIによって、洗濯物や洗剤の種類、汚れの量、水の硬度までセンシングして、洗濯をしてくれるというのだ。全自動洗濯機は、以前からあるものの、最近の洗濯乾燥機は、中身は別物と言っても過言ではない。洗濯機だけでなく、洗剤の進化も含め、もはや汚れを落とせない洗濯機などないのでは、と思うほど。家事は、何かと時間と手間がかかると思われてきたが、今回紹介した最新家電をうまく活用することで、家事に割く時間が少なくなっていくことだろう。もし、そうなれば、より有意義な時間を過ごすことができるだろうし、そこに価値を見出せれば、決して高い買い物ではないように感じる。最近、家電にもタイパが求められているように感じるのは私だけだろうか。
- 発売日:いずれも、9月中旬
- 予想実売価格(税込):BD-STX130M=44万8800円程度、BD-SX130M=41万5800円程度、BD-SW120M=38万2800円程度、BD-SV120M=34万9800円程度
- 日立グローバルライフソリューションズ(公式サイト):BD-STX130M、BD-SX130M、BD-SW120M、BD-SV120M
※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。