[日立]「3方向ごみくっきりライト」と掃除の軌跡を可視化する「ARおそうじ」が特徴のコードレス スティッククリーナー登場!

日立グローバルライフソリューションズは、サイクロン式のコードレス スティッククリーナー"パワーブーストサイクロンシリーズ"の新製品として「パワーブーストサイクロン PV-BH900SM」を9月中旬より発売する。

本製品の大きな特徴の一つは、ヘッドブラシの前と左右斜めの3方向という広い範囲で見えにくいゴミを浮かび上がらせる「3方向ごみくっきりライト」の搭載。従来モデルでは、ヘッド中央あたりに配置されていたLEDライトを左右目一杯に広げている。ブラシヘッドに「パワフル スマートヘッド plus」を新たに採用しており、同ヘッドに搭載している緑色と白色を含むLEDライトで前だけでなく左右も照らし、広い範囲の見えにくいごみを浮かび上がらせることができる。

新モデルのLEDライト照射イメージ
従来モデルのLEDライト照射イメージ

LEDライトの緑色はもっとも明るく感じる波長に近く、照らされたごみとごみの影の明暗差(コントラスト)が大きくなることから、暗いところはもちろんのこと明るいところでも、ごみが見えやすくなっている。ライトは前方だけでなく左右も照らすので広い範囲が見渡せるうえ、普段の床掃除においては広い範囲を照らしてくれるので、ヘッド前部が壁についた状態でも左右のごみを発見するのが容易になっている。ゴミの吸引は、前後だけでなく左右からも吸引できる「4方向吸引機構」を採用。前方や後方に加え、今回新たに設けた左右の流路から、横方向のごみを吸引するため、壁ぎわのごみもしっかりと吸い込めるようになった。

引いた時の吸い込みイメージ
4方向吸引機構のイメージ

もうひとつの大きな特徴が、スマートフォンで掃除をした場所を軌跡として画面上で確認することができる、「ARおそうじ」アプリを開発したこと。拡張現実(AR)の技術を活用して、専用のスマホホルダーを掃除機に装着し、スマートフォンをセット。拡張現実(AR)の技術を活用したアプリ「ARおそうじ」を起動させたら、スマートフォンの画面で床面の掃除した箇所や軌跡を可視化することができる。

専用のスマホホルダーに取り付けて掃除しているイメージ
掃除中のスマホの画面

「ARおそうじ」アプリを使って掃除をすることで、楽しさや達成感を得られることに加え、掃除の軌跡を可視化することでどの場所を掃除したのかが一目でわかるなど、効率よく掃除をするためのサポートもしてくれる。掃除を終えると、掃除した範囲に応じてスコアが表示されたり、画面に木の実やホコリのキャラクターが登場するなど、ゲーム感覚で掃除をすることができる。なお、本アプリは、本製品が発売される9月中旬よりダウンロード配信が開始される予定だ。

軽さとパワーも特筆すべきポイントで、本体の重さが約1.6㎏(延長パイプ・ヘッド・バッテリーを含む)と軽量でありながら、「パワフル3Dファンモーター」の搭載により強烈パワーでじゅうたんの奥までしっかりと吸引してくれる。従来モデルの小型・軽量を維持したまま、空気を吸い込む力を約20%向上させ、ファンを三次元形状(斜流ファン)にし、後方の固定翼と併せて空気の流れを効率よく制御。モーターには「極異方4極マグネット」を採用し高効率を実現、さらに強度を高めた構造にした結果、高速回転が可能になった。これにより、小型・軽量と強烈パワーの両立を実現している。また、「パワーブーストサイクロン」で効率よくブースト(加速)させて発生した力強い旋回気流で、ごみと空気を遠心分離。「からまんプレス構造」でダストケースへの髪の毛などのからみつきも抑えることも付け加えておきたい。

パワフル3Dファンモーターの駆動イメージ図

運転時間や充電時間も気になるところ。運転モードは、ターボ、強、標準、自動の4つのモードを設定。運転時間はそれぞれ、ターボで約6分、強で約15分、標準で約40分、自動で約15~40分。充電時間は、約2時間となっている。

今回のもうひとつの新製品が、同社スティッククリーナー史上最軽量で、1000mLの牛乳パック(約1kg)より軽い、重さが0.97kgのサイクロン式の集じん方式を採用した「すごかるスティック PV-BS1M」だ。気軽にサッと使えて本体の重さが軽いことから、操作も軽快で、高いところや階段などでも便利に使用できる。

すごかるスティック PV-BS1M
使用イメージ

もちろん、軽いだけでなく、吸引力もしっかり確保。ヘッドには「ごみくっきりライト」を搭載した新開発の「パワフルヘッド light」を採用し、新回転ブラシ「からまんブラシ」のおかげで髪の毛などがからまりにくくなっている。また、ストラップが付いているので、掃除や収納にも便利。運転時間は、運転モードの強で約8分、標準で約30分、自動で約8~30分。充電時間は約2時間だ。

「パワーブーストサイクロン PV-BH900SM」は、本体寸法が、(約)長さ225mm、幅230mm、高さ1024mm(スティック時)。カラーは、サテンブラック1色のみとなっている。

「すごかるスティック PV-BS1M」は、本体寸法が、(約)長さ206mm、幅230mm、高さ998mm(スティック時)。カラーは、ライトグレー1色のみとなっている。

今回の新製品で、とても面白いと思ったのがAR技術を用いたアプリについてだった。ロボット掃除機では、すでにどこの部屋を掃除するとか、掃除した軌跡が分かるようにアプリ上に作成されたマップに記されてアプリ上で管理することができるのが当たり前になっている。それがいよいよスティッククリーナーでも、同じことができるのかと思うと、より効率的に掃除が行えるような気がする。おまけにキャラクターを用いているなど、ゲーム性もあり、億劫になりがちな掃除が、積極的に行う家事になるかもしれない。このアプリを使ってポイ活ができると、もっと家の中がキレイになるのかもしれない。

●発売日:9月中旬                                              ●予想実売価格(税込):パワーブーストサイクロン PV-BH900SM=8万7800円程度、すごかるスティック PV-BS1M=3万7400円程度                                                  ●日立グローバルライフソリューションズ(公式サイト):パワーブーストサイクロン PV-BH900SMすごかるスティック PV-BS1M

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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