[Honda]24年ぶり、6代目・プレリュード発売! 今度のプレリュードはハイブリッドになって帰ってきた

令和の時代に帰ってきたプレリュード!
Hondaは、24年ぶりに、6代目となる新型「プレリュード」を9月5日に発売をした。新型プレリュードは、独自のハイブリッドシステム「e :HEV」を進化させた技術を搭載したモデルで、電動化時代の「スペシャリティスポーツ」として、登場した。




6代目の新型プレリュードは、大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点として、優雅に滑空するような高揚感と非日常をときめきを感じさせるクルマを目指し、「UNLIMITED GLIDE」をグランドコンセプトに掲げ、開発されたという。
エクステリアデザイン
外観は、低くシャープなフロントノーズに、抑揚のある滑らかなボディラインに加えて、ロー&ワイドなスタンスがダイナミックな走りを想起させてくれる。羽ばたく勢いを表現した独特な形状のヘッドライトは、マルチファンクションライトと、夜間の視認性を向上させるアダプティブドライビングビーム、さらにはアクティブコーナリングライトを採用している。


また、ルーフには、ルーフモールを廃止しレザーブレーズ技術を採用に加えて、ガラスプリントアンテナを採り入れることで、スムーズでクリーンなルーフラインと実現している。

フロントとリアのバンパー下部にブルーのアクセントを採り入れることで、伸びやかさと低い全高を印象付け、開発コンセプトでもある「UNLIMITED GLIDE」を象徴している。そのほか、上質さを演出するためドアハンドルやフロントグリルにブラッククロームメッキを採用するなど、細部にまでこだわったデザインになっている。


インテリアデザイン
インテレアにおいても、滑空するような高揚感を感じさせるデザインにするため、運転席・助手席ともに、快適な空間を目指し、それぞれのシートを造り分けている点も特徴となる。運転席は、ホールド性を高めるなど、スポーツ走行に適した形状にする一方で、助手席は、ほどよく包まれるような快適性を求めた作りになっている。内装色は、メインカラーである「ブル×ホワイト」基調に、軽快間のあるホワイトに、深いブルーでコントラストを付けた組み合わせで、新型"プレリュード"のコンセプトを表現。きめ細やかな造り込みが特別感を演出している。

ダイナミクス
今回の"プレリュード"は、ラインアップする全てのグレードに独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を採用しており、同社の車両初となる制御技術「Honda S+ Shift」を採用しているのが特徴だ。この「Honda S+ Shift」は、モーター駆動でありながら、仮想の8段変速によって、加減速時にエンジン回転数をコントロールし、あたかも有段変速機であるかのようなダイレクトな駆動レスポンスとシフトフィールを実現している。さらに、エンジン回転数と同期させた仮想のエンジンサウンドをスピーカーから流し、リアルなエンジンサウンドと同調させることで音質を高めるアクティブサウンドコントロールシステムを搭載。このアクティブサウンドコントロールシステムと協調するメーターなどによって、乗る人の五感を刺激し、ドライバーと車が一体化するような、爽快さを目指したという。
新型プレリュードには、「SPORT」「GT」「COMFPRT」の3つのドライブモードを備えており、加えて「Honda S+ Shift」の制御を組み合わせることで6通りもの走りを楽しむことが可能となっている。また、「INDIVIDIAL」モードも設定されているので、パワートレーン、ステアリング、サスペンション、メーター、エンジンサウンド、アダプティブクルーズコントロールなど、6項目をカスタムすることが可能で、自分だけのドライブモードを楽しむこともできる。

の3つのドライブモードを備える

しっかりと制動することができる

ストラット式サスペンション構造を採用
安全性能
もちろん、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を全車に標準で装備。プレリュード専用のセッティングで、自然な制御を実現している。SENSINGの内容以下の通り。
- 衝突軽減ブレーキ
- 誤発進抑制機能
- 後方誤発進抑制機能
- 近距離衝突軽減ブレーキ
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール
- 車線維持支援システム
- トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
- 先行車発信お知らせ機能
- 標識認識機能
- アダプティブドライビングビーム
- ブラインドスポットインフォメーション
- 後退出庫サポート
- パーキングセンサーシステム
- 急アクセル抑制機能
そのほか
スマートフォンで使い慣れた機能をそのまま車でも使えるように、Googleを搭載した9インチのHonda CONNECTディスプレーを搭載。Googleアシスタント、マップ、Playなどによって、クルマの移動と日常がシームレスにつながり、個々にあったドライブ体験を提供してくれる。
車内のサウンドシステムも、BOSEプレミアムサウンドシステムを標準で搭載。8個のスピーカーのイコライザーを最適化することで、まるでコンサート会場にでも居るかのような臨場感あるれるサウンド体験を再現するほか、BOSEの「Dynamic Speed Compensation」が、車速に応じて音量と音質を自動的に調整、快適なリスニング体験を提供してくれる。

搭載するパワーシステムは、エンジンが1993㏄の水冷直列4気筒エンジンとe:HEVで、出力は、それぞれエンジンが出力141ps/6000rpm、トルク18.6㎏f・m/4500rpm、e:HEVが出力184㎰/5000-6000rpm、トルク32.1kgf・m/0-2000rpm。車両サイズは、全長4520mm、全幅1880mm、全高1355mm。車両重量は、1460㎏。乗車定員は4名となっている。ボディカラーは、ムーンソリッドホワイト・パール、メテオロイドグレー・メタリック、フレームレッド、クリスタルブラック・パールの4色を用意している。
編集部員のひとり言
プレリュードは、個人的に思い入れのある車種で、常に斬新なことをやってくれる、そんなイメージを持っていた。大学4年の時に入手した3代目プレリュードは、兄から譲ってもらったモデルで機械式の4WSが搭載されており、初めて運転したときあのお尻がクルっと回る感覚は、今でも忘れることができない。そして、社会人になって2年後に入手した4代目プレリュードは、憧れのVTECモデルで、VTECに切り換わる瞬間がたまらず、意味のなくドライブにでかけたものだ。そして、今回24年ぶりに6代目のプレリュードの登場に、興味津々だ。ちょっとラグジュアリーな雰囲気を漂わせながらも、ブレンボのブレーキキャリパーを装備するなど、スポーティーさを盛り込むあたり、さすがホンダといった感じだ。価格を見て、正直驚いたが、価格に見合う内容になっているに違いない。ボディーサイズも、以前のプレリュードとは違い二回りほど大きくなっているようだが、それでも1500㎏を下回る車重は、割と軽いと思われる。高級車になったプレリュードは、どんな走りをするのか、楽しみでしかなく、いつか試乗してみたいものだ。これで、トランスミッションがマニュアルだったら、もっと面白そうなのだが。。。
- 発売日:9月5日
- 価格(税込):PRELUDE=617万9800円、PRELUDE Honda ON Limited Edition=648万100円
- Honda(公式サイト):PRELUDE
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