「JBL」Wi-Fi6対応で音楽データを圧縮せずに無線で楽しめるポータブルスピーカー登場！

ハーマンインターナショナルは、ポータブルWi-Fi／Bluetoothスピーカーの新モデルとして「JBL CHARGE 5 Wi-Fi」と「JBL BOOMBOX 3 Wi-Fi」の2モデルを同時に発売した。

いずれのモデルもWi-Fi6に対応したBluetoothポータブルスピーカーで、自宅の無線LAN環境で安定した接続によってストレスレスで音楽を楽しむことができるモデルとなっている。

今回発売されたモデルは、すでに市場で販売されている「JBL CHARGE 5」（2021年）及び「JBL BOOMBOX 3」（2022年）と仕様ならびに品質をベースにしながら、Wi-Fi接続を可能にしたことによりこれまで以上に高品質なサウンド再生を実現させている。Wi-Fi6に対応したことで、安定した無線接続を可能にしており、ハイレゾなど大きなデータ量の音声フォーマットも非圧縮伝送ができるようになっている。これによりBluetooth接続では実現できなかった解像感の高い繊細な音が楽しめるように進化している。また、アウトドアなど、Wi-Fi環境がない場所では、Bluetoothに接続することで従来モデル同様、手軽に音楽を楽しめる。

専用アプリ「JBL ONE」を使えば、Wi-Fiの設定や音質調整のほか、各種音楽配信サービスの楽曲検索も行えるなど、音楽を存分に楽しめる。また好みの音楽やポッドキャスト、ステーションを登録しておけば、アプリを立ち上げることなく、ワンタッチお気に入りの音源を再生することも可能。さらに、アプリに対応したほかのJBL製品を複数台組み合わることで、ステレオや2.1ch、5.1chに拡張させることもできる。

「JBL CHARGE 5 Wi-Fi」は、2ウェイ・スピーカー構成を採用したモデルで、52×90㎜径ウーファーに20㎜径ツイーター、パッシブラジエーターを2基搭載。片手で持てるコンパクトなサイズでありながら、重量感のある低音とクリアな高音域再生を可能としており、クリアで迫力のあるサウンドを実現。また、自動チューニング機能を新たに搭載することで、使用するWi-Fi環境に応じて、自動で音を最適化してくれるなど、どのような環境下でも質の高い音楽を楽しむことができる。

本体は、1万4100mAh／52Whの大容量バッテリーを搭載しているから、最大約20時間のワイヤレス連続再生を可能にしている。また、電力供給専用のUSBポートを備えているから、スマートフォンやタブレットなどでの充電も行うことができる。

一方「JBL BOOMBOX 3 Wi-Fi」は、センターに長円形サブウーファーを1基、左右にミッドレンジドライバーを2基、同軸上にツィーターを2基搭載した3ウェイ構成の本格的なモデル。迫力のある低音やクリアでぬけの良い高音、さらには極めて高い音の低位感を実現している。また、本体側面には、パッシブラジエーターを搭載しているため、増幅された迫力と深みのある低音を存分に楽しめる。9600mAh／69.12Whのバッテリーを搭載しており、約24時間の連続ワイヤレス再生が可能。また、「JBL CHARGE 5 Wi-Fi」同様、USBポートからスマートフォンやタブレットへの電力供給もできる。

本体サイズは、「JBL CHARGE 5 Wi-Fi」が、幅223㎜、高さ97㎜、奥行き94㎜、重さは、約1㎏。最大出力30W＋10W。「「JBL BOOMBOX 3 Wi-Fi」は、幅482㎜、高さ257㎜、奥行き200㎜、重さは、約6.8㎏。いずれのモデルも、Wi-Fiネットワークは、IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax（2.4GHz／５GHz）に対応、Bluetoothのバージョンは5.3となっている。防水性能は、IP67に対応する。

Bluetooth接続で音楽を手軽に楽しむことができる機器が、Wi-Fiにも対応した。それもWi-Fi６という高速規格にだ。音楽データを圧縮することなく伝送できるとあれば、かなり魅力的。しかし、圧縮していない音楽データをそのまま聴くことができるとなると、音を出す側の機器もそれ相応のスペックを備えていないといけない。今回発売された2モデルは、どれほどのサウンドを奏でてくれるのか、とても興味深いところだ。

●実売価格（税込）：「JBL CHARGE 5 Wi-Fi」＝3万3000円程度、「JBL BOOMBOX 3 Wi-Fi」＝7万7000円程度
●ハーマンインターナショナル：「JBL CHARGE 5 Wi-Fi」 　「JBL BOOMBOX 3 Wi-Fi」

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。