[ライカカメラ]フルサイズミラーレスの新製品「ライカSL3 "Reporter"」発売! 6,030万画素のフルサイズCMOSセンサー搭載、4K/8K動画も撮れる

フルサイズミラーレスデジタルカメラ「ライカSL3"Reporter"」間もなく発売
ライカカメラは"Reporter"シリーズの新製品として、「ライカSL3 "Reporter"」を、ライカストア、ライカオンラインストア、ライカブティックおよびライカ正規特約店にて 11 月 15 日に発売する。

本製品は、ルポルタージュや報道写真撮影の過酷な現場を想定した機能を搭載しており、非常に厳しい撮影環境下でも最高水準の精度を実現したモデル。最大限の機能性と信頼性を兼ね備え、控えめでありながら際立つ独自のデザインが印象的なモデルとなっている。
その大きな特徴のひとつが、ダークグリーンの特別な耐傷性塗装とアラミド繊維の外装を採用したこと。アラミド繊維は極めて緻密に織られているため、分離することはほぼ不可能であり、繊維は独特の美しさを放つ特徴的なファブリックを形成している。それゆえに堅牢なカメラボディをさらに摩耗やさまざまな環境要因から守ってくれる。さらに、きめ細かな独自の表面加工を備えた特別な外装により、グリップ力も大幅に向上。写真撮影や映像撮影の際に、より確かなホールド感を可能にしている。使用を重ねるうちに個性的で味わい深い風合いを帯びるようになり、フォトグラファーとしての歩みを刻み込むかのように、本物のルポルタージュカメラならではの風格を備えていくといった楽しみかたもできる。

デザインに関しては、ダークグリーンの塗装にブラックの操作部、そして敢えて赤いライカロゴを省いているあたりが、独自性と存在感を放ちつつ、過酷な現場に挑む理想的なツールであることを際立たせていると言えるだろう。


機能面においては、「ライカ SL3」の標準モデルと同等の水準を満たしており、フルサイズのCMOSイメージセンサーを搭載しており、有効約6030万画素を有する。ISO感度は、静止画/動画(オート)で100~100,000、静止画/動画(マニュアル)でISO50 ~100,000となっている。プロセッサーには、ライカマエストロシリーズの「Maestro IV」を搭載及びしトリプルレゾリューションテクノロジーによって、6,000、3,600、1,800万画素での撮影、および最大8Kでの動画撮影を実現、写真と動画の機能を明確に分けた直感的な操作コンセプトも優れた点のひとつとなっている。手振れ補正は、5軸手ブレ補正機能を装備し、視野率100%の電子ビューファインダーを備える。背面には、チルト式の3.2型のLEDバックライトのモニター(タッチパネル)を装備する。

また「Leica FOTOS」アプリとのシームレスな高速接続により、プロフェッショナルな撮影現場のワークフローにも自然に統合でき、好みに合わせて直感的にカスタマイズすることが可能。
最高の耐久性を実現するために開発され、「Made in Germany」に裏打ちされた「ライカSL3 "Reporter"」は、過酷な条件下でも確実に動作するよう設計されているとのことで、防塵防滴仕様でIP54に対応する。
本体サイズは、幅141.2mm、高さ108mm、 奥行84.6 mm、重さは、約769 g(バッテリー、SDカード、ボディキャップ含まず)となっている。記録媒体は、UHS-II (推奨)、UHS-I、SD/SDHC/SDXC card と CFexpress card type Bの2種類を同時にセットできる。
編集部員のひとり言
ライカと言えば高級カメラの代名詞的存在ではるが、そもそも、ライカのカメラは、レンジファインダーの頃から、報道カメラマンの憧れともいえる存在で、電子ビューファインダーになった現代においても同じことがいえるというのだ。高級カメラというと、なかなかもったいなくて使い倒すなんてことは、はばかられるが、本製品は、IP54など、防塵防滴仕様にも対応するなど、ガッツリ使うためのモデルと言える。有効6,030万画素のCOMSイメージセンサーを搭載するほか、4K/8Kの動画撮影にも対応するなど、最先端のカメラと言える。これで、ボディ単体ながら、127万6,000円(税込)という価格設定は、他メーカーのハイエンドカメラと比べても、決して高い価格ではないように思う。もちろん、おいそれと購入できる価格ではないが…。
- 発売日:11月15日
- 価格(税込):ボディ単体・127万6,000円
- ライカカメラ(公式サイト):SL3 "Reporter"

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。
