[NTTソノリティ]世界初!耳をふさがないオープンイヤー型集音器「cocoe Ear(ココエイヤー)」を発表

イヤホンとしても使える集音器をクラウドファンディングの「GREEN FUNDING」で先行販売!

 NTTソノリティは、NTTの音響技術を活用した、新しい"聞こえ"で毎日を高めるブランド「cocoe(ココエ)」を、12月3日に発表した。

「cocoe」は、加齢や生活環境によって生じる"聞こえづらさ"に寄り添い、誰もが自分らしく会話や音を楽しめる社会の実現をめざして生まれたブランドだ。NTTが長年の音響研究で培った特許技術と、オープンイヤー型イヤホンの開発ノウハウを融合させ、NTTソノリティ独自の音響設計によって誕生した、本来の聴力とテクノロジーが自然に調和する新しい"聞こえ"を提供する。

ホワイト
ブラック
ベージュ

 その第一弾として、世界初のオープンイヤー型集音器「cocoe Ear(ココエイヤー)」を発表し、クラウドファンディングサイト"GREEN FUNDING"にて2025年12月23日よりプロジェクトを開始している(プロジェクト期間は、2025年12月23日から2026年2月15日まで)。さらに、NTTドコモと連携し、ドコモ・ハーティスタイル活動の一環として、本製品を活用した店頭応対トライアルを、一部のドコモショップにて実施するとしている。

 本来の聴力とテクノロジーが自然に調和する、新しい"聞こえ"を実現する「cocoe Ear」は、開発段階から50代以上の人の声を取り入れて、数年にわたる検証を経て誕生している。従来の耳穴をふさぐ集音器とは異なり、閉塞感や圧迫による不快さや、自分の声のこもりが生じにくくすることで、長時間装着しても快適に使える軽量で開放的なデザインに仕上げられている。

 耳をふさがないことで、本来聞こえる音をそのまま耳に届けながら、不足分をデバイス側で増幅して補う仕組みになっている。その集音機能には、低遅延の音声信号処理技術を搭載しすることにより自然な音質を実現。会話やレッスン、打ち合わせ、家族との団らんに加え、音楽・動画・テレビなど、聞きたい音をこれひとつで自然に楽しむことができる。

 音漏れを抑制しながらオープンイヤーを実現するために、NTTの特許技術「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」を搭載。音の"打ち消し距離"を精密に制御することで耳元だけに音を閉じ込めることを可能にしている。さらに、高性能チップによる音処理で、ハウリングを抑えるとともに、音漏れもしっかり抑えながら自然な聞こえと装着感を両立している。

PSZ技術のイメージ

 自然な装着感には重さもポイントとなっており、使いたい時にサッと取り出せるように、片耳わずか10g程度と、一般的なメガネよりも軽く仕上げられている。そのため長時間の装着でも負担を感じることもなく、自宅での使用のほか外出先での使用も想定し、持ち歩きやすさと使いやすさを両立させている。そのほか、落下防止に配慮したネックストラップを付属するなど、実際の50代以上のユーザーの声を反映させている。

 また本製品は、ボタン一つで集音機能のON/OFFの切り替えが可能で、OFFにすればワイヤレスイヤホンとしても使用することができる。耳にかけるだけで起動するため、「聞きたい」と思った瞬間にすぐ使えて、初期設定は不要だから、スマートフォンがなくても直感的に操作することができる。集音モードとイヤホンモードをボタン一つで切り替えられるため、会話・音楽・テレビなど、さまざまなシーンにシームレスに対応する。

 加えて、「家族と一緒にテレビを見たいけれど、音量を上げると迷惑をかけてしまう」という多くの声から生まれたテレビ用Auracastトランスミッター「cocoe Link(ココエリンク)」も用意されている。これは、テレビ視聴をより快適にするワイヤレストランスミッターで、テレビと集音器がボタン一つでセキュアに接続され、自分にあった音量でテレビを聞きつつ、集音器として周囲とのコミュニケーションをとることも可能にしている。一人で静かに視聴するときも、あるいは複数人数で同じ番組を楽しむときも、各自が快適な音量でテレビを楽しむことができる優れモノだ。

 装着してボタンを押すだけで、テレビ音声を無線で受信し、快適な音量で楽しめるうえ、最新のAuracastに対応しているから、テレビ音声とスマートフォンの切り替えをボタン一つで行えるなど簡単におこなえるのもうれしいポイントだ。「cocoe Link」1台で複数の「cocoe Ear」に同時送信が可能で、本体とテレビとの接続は、ヘッドホン端子にケーブルを差すだけととても簡単。「cocoe Ear」の充電ケースと「cocoe Link」をつないで、ボタン一つで、Auracastのセキュリティ設定は完了する。また、「cocoe Link」本体にも集音マイクを搭載し、テレビの近くに置くだけでも使用可能だ。

 先述した通りcocoe Ear」単体での操作も可能だが、スマートフォンを利用する人に向け、専用アプリ 「cocoe Connect」 を新規開発。スマートフォンの操作が苦手な人でも迷わず使えるよう設計されているなど、シンプルで直感的な操作性が特徴となっている。アプリ上では「集音モード」と「TVモード」の切り替えがスムーズに行えるほか、音量や音質などの調整も簡単に操作することができる。また、大きなボタンと視認性の高い画面デザインにより、誰でも安心して使えるデザインを採用。自分に合った"聞こえ"をスマートフォン一つで自在にコントロールできるアプリとなっている。

「cocoe Ear」のカラーは、ホワイト、ベージュ、ブラックの3色を用意。サイズは、本体が、(約)幅45.2mm、高さ12.8 mm、奥行35.8mm、充電ケースは、(約)幅100 mm、高さ30.3 mm、奥行 64.2 mm。重さは。本体(約)10g(片耳)、充電ケース(約)65gとなっている。

「cocoe Link」のカラーはブラックのみを用意。サイズは、幅89.2 mm、高さ21.3 mm、奥行67.0mm、重さは、(約)78gとなっている。

編集部員のひとり言

 年齢を重ねるに連れ、聴こえる周波数帯域が変化してくる。それに伴い、これまで聴こえていたものが聞き取りずらくなったりしてくる。それに伴い、テレビの音量が次第に大きくなってくることは、よくあること。同居している家族にとって、テレビの設定音量が常に変化していることはストレスになる可能性もあり、ましてや近所迷惑にもなりかねない。補聴器は、専門店にいき、購入使用とすると、かなり高額な費用が掛かることから、今回紹介した製品がオススメしたいところだ。製品の形状そのもは、オープン型イヤホンと何ら変わりはない。デザイン的にも洗練されているし、すんなりと受け入れられるのではないかと思う。最近、ちょっと耳が聴こえにくくなっているということであれば、今後、「cocoe Ear」の導入を検討するのもアリだと思われる。実際に発表会で使用してみたが、集音器としてはもちろんの事、集音機能をOFFにすれば、一般的なオープン型イヤホンとしても使えるのも嬉しいポイントといえるだろう。ちなにみに、イヤホンとして音楽を聴くと、低音域から高音域までバランスよくナチュラルなサウンドが楽しめる仕様になっていた。

  • 発売日:未定(GREEN Fundingのプロジェクト以降)
  • 予想販売価格(税込):cocoe Ear=3万9600円、cocoe Link=1万500円
  • Green Fundingにおける販売価格(税込):3万1600~4万800円
  • NTTソノリティ(公式サイト):cocoe
  • GREEN Funding:プロジェクトサイト
NTTソノリティ株式会社
NTTソノリティ株式会社 - NTT sonority, Inc. PSZ技術など最先端技術を駆使して音響関連事業を行うNTTソノリティ株式会社の企業サイトです。「音のテクノロジーで心を動かし、新しいスタンダードを作っていく。」今まで...
あわせて読みたい

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

  • URLをコピーしました!