[パナソニック]新世代のヴィーナスエンジン搭載!フルサイズセンサーのミラーレス一眼カメラ発売

パナソニックは、ミラーレス一眼の"LIMIX Sシリーズ"より、シリーズ初となるフラットデザインを採用したモデルとして「LUMIX S9」(予想実売価格はボディ単体で、20万8000円程度、標準ズームレンズキットが24万1600円程度・いずれも税込)を6月20日発売する。

本製品は、フルサイズイメージセンサーを搭載しながら、ボディの重さがわずか約403gの軽量コンパクトモデルにより、日常や旅先などでも、手軽に本格的なスナップショットが楽しめるミラーレス一眼カメラだ。有効画素2420万画素のフルサイズイメージセンサーの搭載により、像面位相差センサーによる高感度なAFを実現、高い解像感と繊細な描写性、そして広いダイナミックレンジを実現している。また、読み出し速度の高速化によって、連写速度の高速化を可能にするとともに、電子シャッターや動画撮影時に起きるローリングシャッター現象(撮影時に生じるひずみ)を抑えることで、高感度と解像性のバランスを高次元で達成している。

新世代のヴィーナスエンジンは、ライカ社と同社が共同開発した"L²Technology(エルスクエア・テクノジー)"搭載のエンジンにより、高精細かつ自然な質感描写を実現。高い解像感と立体描写を可能とした新インテリジェントディテール処理やノイズリダクション機能によって静止画撮影並びに、動画撮影において、色再現に優れた画像・映像の処理を高速で行ってくれる。

前面
背面

撮影シーンに応じて最適なAFモードの組み合わせが可能なリアルタイム認識AFは、779点測距という像面位相差センサーによって、動く被写体をしっかり捉えることを可能としている。また、315点測距のコントラストAFにより、逆光や低照度撮影での被写体が判別しずらいシーンや、複数の人が交差するようなシーンなどさまざまな被写体の撮影においても、柔軟にピントを合わせてくれる。

天面
モニターは、バリアングル式
モニターサイズは、3.0インチ

手振れ補正機能は、カメラに搭載されたボディ内手ブレ補正機構により、シャッター速度5.0段分の手ブレ補正機能を実現している。これにより、これまで撮影が難しかった暗がりでの撮影もサポートしてくれるため、幅広い表現が可能となった。また、ボディ内手ブレ補正とレンズ内手ブレ補正による「DualI.S.2」により、中望遠から望遠域までシャッター速度6.5段分の補正効果を実現、手ブレを心配することなくアグレッシブな撮影が可能となっている。さらに、動画撮影時の手持ち撮影に有利な「アクティブI.S.」も搭載。従来制御では補正しきれなかった歩行撮影などダイナミックな撮影も、しっかりとサポートしてくれる。

https://youtu.be/s_YEPzTmARk

本製品には、撮影前に好みの色味や画質に調整ができるフォトスタイル機能を搭載。「L.クラシックネオ」や「フラット」「LEICAモノクローム」「L.モノクロームS」を用意。モード選択時に、黄色・オレンジ・赤・緑のフィルター効果を加えることも可能で、特定の色をモノトーンで強調し、それぞれのモードで印象深い写真を撮ることができる。

また、独自のフォトスタイルに加えて、カメラ本体で自分好みの色表現を、撮影した画像に反映できる「リアルタイムLUT」を搭載。適用するLUTは、「.CUBE」や「.VLT」といった拡張子に対応、撮影後に色味の補正を行わなくてもそのまま編集に移行できるので、ワークフローの効率化を図ることもできる。LUTライブラリーに登録したLUTの色味は、モニターで確認しながら設定ができるうえ、濃度調整や粒状・カラーノイズ効果を追加できる機能も搭載するなど、クリエイターにとってうれしい機能が盛り込まれている。作り上げたLUTデータは、最大39個まで保存が可能となっている。なお、これまで、パソコンを介して行っていたLUT作成は、アプリ「LUMIX Lab」を使えば、LUTの作成、LUTファイルや画像の転送からSNSへの投稿まで、スマートフォンのみでできるようになっている。

本製品の本体色は、ブラックとシルバーの2色展開となるが、個性を持たせたい人のために、エクステリア張替えサービスを用意している。カラーバリエーションは、ダークオリーブ、クリムゾンレッド、ナイトブルーの計3色で、サービス料7480円(税込)+配送料2500円(税込)で、発売日の6月20日より受付を開始する。

本体のスペックは、本体サイズが(約)幅126mm、奥行き46.7mm、高さ73.9mm、重さは、約486g(バッテリー、SDメモリーカード含む)。イメージセンサー(撮像素子)は、フルサイズ(35.6mm×23.8mm)CMOSセンサー、有効画素は、約2420万画素。ISO感度は、静止画・動画ともに50~204800。手ブレ補正方式は、撮像素子シフト方式、5軸補正、DualI.S.2対応。背面モニターサイズは、3型・静電容量方式タッチパネル搭載液晶モニター。記録メディアは、SD、SDHC、SDXCメモリーカード。通信方式は、Wi-Fi及びBluetooth(V5.0)となっている。

フルサイズのイメージセンサーを搭載しながら、コンパクトなサイズを実現させている本製品。スタイリッシュで、色のカスタマイズもできるなど、フラットデザインと相まって所有する喜びが味わえそうなモデルだ。自由に色設定ができる「リアルタイムLUT」とアプリ「LUMIX Lab」を使えば、撮影した先からSNSへの投稿やシェアができるなど、より一眼カメラが身近になったような印象を受ける。フルサイズモデルだから、本格的な撮影もできるのだから、言うことなしのモデルと言えそうだ。

●発売日:6月20日                                              ●予想実売価格(税込):ボディ単体=20万8000円程度、標準ズームレンズキット=24万1600円程度          ●パナソニック公式サイト:LUMIX DC-S9

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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