[パナソニック]テクニクス初のブックシェルフ型ワイヤレスアクティブスピーカー発売! ワイヤレスでも本格的なHiFiオーディオが楽しめる

パナソニックは、テクニクスブランドのプレミアムクラスのワイヤレススピーカーシステムとして、テクニクスブランド初となるワイヤレスアクティブスピーカー「SC-CX700」を10月下旬より発売する。

近年Hi-Fiオーディオ市場では、アンプとスピーカーが別ではなく、小型化‧一体化した製品が発売され、それらは設置場所に悩むユーザーからの支持も高い。またテレビと接続して映画や音楽をテレビのスピーカーではなく、オーディオのスピーカーで楽しむ人も増加している。それがアンプを内蔵したアクティブスピーカーとして、かつワイヤレスで実現したのが本製品だ。

そのようなニーズが増える中、同社では「質感の高いデザインと自由な設置性、快適な操作性により、心地よく、くらしに寄り添うHi-Fiオーディオ」を目指して本製品を開発している。

本製品は、家庭内ネットワークにWi-Fiまたは有線LANで接続し、多彩なストリーミングサービスをはじめとしたネットワーク機能を搭載。話題のRoon Readyのほか、Amazon MusicやSpotify Connect、Deezer、インターネットラジオに対応し、さまざまなストリーミングサービスで音楽コンテンツを楽しむことができる。またWi-Fi内蔵、及びBluetooth/AirPlayに対応することで、スマートフォンやタブレットを使って音楽をワイヤレスで再生したり、PC、NASに保存したハイレゾ音源などをネットワーク経由で再生することもできる。再生フォーマットはMP3、AAC、FLACのほか、DSD音源にも対応。また、HDMI ARCを装備し、テレビとの連携操作をはじめとした、さまざまな機器とつなげて高品位に音楽や動画コンテンツを楽しめるほか、MM型カートリッジに対応したフォノイコライザーアンプを内蔵。アナログレコードプレーヤーと接続することがができるので、手軽にレコード再生することも可能となっている。

左右スピーカー間のケーブルが不要なワイヤレス接続にも対応しており、スピーカーの設置場所に合わせて最適な音質に調整できる「Space Tune」を搭載。前後左右の空間が空いた「Free」、壁際に置く「Wall」、コーナー設置用の「Corner」、棚の中などに置く「In a Shelf」という4つのプリセットから選択することで、設置環境に応じた最適なサウンドを実現する。 また、左右のスピーカーのそれぞれに最適な設定を選べる「L/R Custom」モードも搭載。例えば、左のスピーカーはコーナーに、右のスピーカーは棚の中に置くなど、左右で設置場所が異なる場合にも対応し、より自由なレイアウトで最適な音質に調整することができる。さらに、簡単な操作で最適な音質を楽しめる「Space Tune Auto」も用意されており、再生したテストトーンを本体に内蔵したマイクで測定、壁からの距離や反射の影響などを解析し、自動的に音質調整を実行してくれるため、スピーカーを家の中の好きな場所に置いて、どこでも最適な音質で音楽を楽しめるようになっている。

もちろんテクニクスならではの高音質技術もふんだんに盛り込まれており、初のワイヤレススピーカーの開発にあたり、各技術をオーケストラの奏者と捉え、最大限のパフォーマンスを発揮しながら一つのシステムへ高度に融合させる「Technics Orchestration Concept」を定義。これまで培ってきたスピーカーやアンプ、そして信号処理の技術に加え、不要な振動伝達を抑えセパレート構造を実現する「Acoustic Solitude Construction」や、アンプとスピーカーが一体化したことを活かした信号処理技術「MBDC」などの新技術を融合させることで、理想のワイヤレススピーカーを作り上げている。

アンプとスピーカー部は独立した構造になっている
左側がアンプ構造で、中央に空気の層と厚いMDF材で隔てて
右側にスピーカーを配置している

デザイン面も本格的なオーディオに相応しく風格があり、音響技術から導いたとされるコンパクトな筐体を高級スエード調人工皮革で包み込むことで、洗練された品位感と生活空間へ溶け込む自然な佇まいを両立させている。スピーカーの外周を包む素材には、旭化成が開発したスエード調人工皮革「Dinamica(ディナミカ)」を採用。上質な極細繊維の質感は手触り感が良いのが特徴だ。

スマートフォン/タブレット専用アプリ「Technics Audio Center」(無料)も用意されており、シンプルで直感的な操作によって、「SC-CX700」の多彩な機能を快適に使うことができる。接続した機器やネットワークサービスの選択をはじめ、音楽サービスでの膨大な楽曲の検索などがよりスムーズに行えるようになっている。さらに、新機能の追加により、SOURCE選択では従来表示に加えてすべてをリストで表示できるようになったほか、リスト表示する機器やメディアを個別に表示/非表示とすることも可能になっている。使い方に合わせてカスタマイズすることでより快適に機能を操れるのは、アプリ操作に対応したワイヤレスならではかもしれない。また、専用アプリだけでなく、付属のリモコンや天面ボタンによる操作もでき、ソース選択や選曲、再生操作などにも対応する。本体に設置された天面ボタンでは、電源や音量調整のほかミュートのボタンを装備。入力ソースの選択はタッチスイッチで行うことが可能となっている。

プライマリーとセカンダリーの背面
付属のリモコン

カラーは暮らしに豊かな彩りを与える「テラコッタブラウン」と、自然な風合いの「チャコールブラック」の2色を用意。寸法は幅201mm、高さ313mm、奥行276 mm(プライマリースピーカー)、幅201mm、高さ313 mm、奥行272mm(セカンダリースピーカー)。重さは約9.1 kg(プライマリースピーカー)、約8.9 kg(セカンダリースピーカー)となっている。

音楽や動画をよりいい音質や迫力ある音で楽しみたいと思っていても、本格的なオーディオはなんとなく敷居が高いと感じている人にとっては、本製品はピッタリなのではないだろうか。ブランドは伝統あるテクニクスであることも安心材料になるだろう。一段上のオーディオ体験をしたいのであれば今回紹介した製品は、まちがいない選択と言えるだろう。

●発売日:10月下旬                                              ●価格(税込):35万2000円(ペア)                                      ●パナソニック(公式サイト):テクニクス SC-CX700

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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