「ペンタックス」水深14mでの水中撮影ができる小型軽量ボディのコンパクトデジタルカメラ フルハイビジョンで動画撮影が楽しめる!
リコーイメージングは、同社が展開するペンタックスブランドのWGシリーズから新モデルとして「PENTAX WG-90」を12月に発売をした。
本製品は、2022年6月に発売した「RICOH WG-80」の後継モデルで、IPX8、JIS保護等級8相当に準拠する防水性能を有しており、水深14mで連続2時間、フルハイビジョンでの撮影が可能なのが特徴となっているモデル。さらに、高さ1.6mからの落下衝撃にも耐え、マイナス10℃の環境下でも使用できる耐寒構造を備えるなど、一般的なスマートフォンやデジタルカメラの使用困難な環境下でも撮影することができるモデルだ。
裏面照射型CMOSイメージセンサーと高性能画像処理エンジンの採用により、最高ISO感度6400を実現。有効画素数は約1600万となっており、超解像技術を応用した画像処理機能を搭載することで、解像感の高い高精細な写真を撮影することができる。
作例 撮影:北島清隆
レンズは、光学5倍(焦点距離、35判換算で約28~140㎜相当)を搭載しており、被写体に最短1㎝まで近づいて撮ることができる近接撮影から風景撮影まで、さまざまなシーンを撮ることが可能。また、光学ズームと同等の画質を維持したまま最大36倍(35㎜判換算で1008㎜)相当の超高倍率撮影ができる「インテリジェントズーム」機能、さらには定点観測などにも対応する「インターバル撮影」機能も装備している。
レンズ周りには、近距離撮影用としてLED補助光を6灯配置しており、「デジタル顕微鏡」モードの搭載によって、肉眼では発見することができないようなミクロの世界も撮ることができる。また、本体背面に設置されている2.7型の液晶モニターで観察することも可能だ。LED補助光は、明るさを5段階から調整できるため、撮りたい被写体に合わせたライティングで撮影が行える。
撮影時にブレを軽減してくれる手ブレ機能も3種類搭載。静止画撮影時に、手ブレを効果的に補正する電子式の手ブレ補正機能、高感度撮影時に感度を自動的に変更し早いシャッタースピードで撮影することができる高感度ブレ軽減機能、動画撮影時の手ブレを補正してくれるMovie SR機能を搭載。幅広い撮影状況に対応した手ブレ軽減機能を備えている。
(YouTube 動画:https://youtu.be/UeHeFDoeBCM)クレジット:「撮影:北島清隆」
本体サイズは、約幅122.5㎜、厚さ29.5㎜、高さ61.5㎜、重さは、約194g(電池、SDメモリーカード含む)。撮像素子は、1/2.3型CMOSセンサー、有効画素数は、約1600万画素。光学ズームは5倍、デジタルズームは約7.2倍。画像モニターは、2.7型ワイド液晶で、解像度は、約23万ドットLCDとなっている。記録媒体は、内蔵メモリーが約68MB、メモリーカードとしてSD、SDHC、SDXCそれぞれに対応する。電源は、リチウムイオンバッテリーを使用。本体カラーは、ブラックとブルーの2色を用意している。
最近のスマートフォンのカメラ性能には目を見張るものがある。そのスマートフォンの台頭により、影をひそめてしまったコンパクトデジタルカメラ。スマートフォンはマルチに使える便利なアイテムだが、カメラだからこそ撮れる写真もある。あらためてカメラの存在を肌で感じながら写真を撮るのもたのしいかもしれない。
●価格:7万2600円(税込)
●リコーイメージング:PENTAX WG-90
※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。