[レビュー]作業効率アップ!インテルの"Core Ultra" プロセッサー搭載パソコンを使ってみたら、サクサク動く、フォトショップでの作業もラクチン

 今回のレビュー記事は、"CPUに最新のインテル Core Ultraを搭載したパソコンを使ってみたら"という内容でお届けします。ご存じの方も多いと思いますが、パソコンには、CPU(プロセッサー)と呼ばれる中央演算処理装置という機器が搭載されています。いわゆる、人でいう脳に当たるものがそれにあたるわけですが、パソコンを動かすために必要な最も重要なパーツです。パソコンを購入する際に、一番気にするべき部分ともいえるのですが、意外なことに、プロセッサーを気にせずにパソコンを購入する人が結構いることに驚かされます。みなさんは、実際、パソコンを購入する際、何を基準に購入を決めていますか?プロセッサーの重要性を交えて、お伝えしていこうと思います。それでは、本編をどうぞ!

目次

インテルについて

 インテル社は、アメリカに本社を構える半導体のメーカーだ。Coreブランドの最初の製品となるCoreDuoを発表したのが2006年の1月で、その半年後には、Core 2 Duoを発表している。その後、2008年の11月に、Core iシリーズ最初の製品となるCore i7を発表すると、Core iシリーズの全盛期が始まる。Core iシリーズは、3、5、7、9とラインアップを拡充し、現在のCore Ultlaに代替わりをする。途中で、Celeronとうプロセッサーもあるが、主軸はCoreモデルとなっている。

Coreシリーズ

 前述にも記したが、Coreシリーズは、Core Duoに始まり、Core i、Core Ultraと変遷している。印象深いのはCore iシリーズで、Windowsのパソコンを購入する際の、一つの指標になっていた。パソコンをどういった用途で使用するのか、それに合わせて、インテルのプロセッサーが入っていることを前提に、Celeronが搭載されいるパソコンを選択するのか、Coreiモデルが入っているものを選択するのかの選択を迫られていた。編集作業で、アドビのソフトを使用することが多い編集者にとって、基本的には、Core iシリーズの5以上の搭載モデルが必須とされていた(筆者の周辺では)が、もちろんメモリーとの兼ね合いもあり、サクサクした動作を求めるには、とにかくインテルのプロセッサーが入っていること、それもCore i5以上が業務を効率よく進めるには、必要! とされていた。

イメージ(画像:https://pixabay.com/ja/)

 2023年になると、それまでのCoreiシリーズからCore Ultraに代わり、5、7、9をラインアップ。進化したプロセッサーの搭載により、これまで以上に、演算処理能力の高まったモデルが登場することとなった。使用されるストレージも、HDDからSSDに変更されたり、メモリーの容量が大きくなったりと、パソコンに使用されるあらゆるパーツが、それまでの情報処理能力では処理が追いつかないことから、的確に処理するために新たなモデルへと変更を遂げてきている。

 さて、次の章からは、実際に使用インテ Core Ultra 7を搭載したパソコンを日常使いしてどうなのかについて、お伝えできればと思います。

実際にインテルのCore Ultra 7を搭載したパソコンを使用してみた

 ここからは、実際にインテルのCore Ulrtra 7を搭載したパソコンンを使用してみたので、その使い勝手などをお届けしていきたいと思う。なお今回使用したパソコンは、「ASUSのZenBook S14」 というモデルで、Core Ultra 5を搭載したモデルとCore Ultra 7を搭載したモデルをラインアップしている。使用したパソコンは、Core Ultra 7を搭載しており、メモリが32GB、ストレージにSSDの1TBを採用したモデルで、「ASUS Zen Book S14」の中でも、上位スペックのモデルになる。スペックを見る限り、一般的な使用状況下では、持て余すほどのスペック内容ながら、画像編集や動画編集といった、クリエイティブな作業をする人が使用するには最適なスペックとなっている。使用するパソコンは、上位モデルレベルのスペック内容になっていたが、メモリが16GBのモデルや、8GBのモデルも用意されているので、使用用途に合わせて、セレクトするといいだろう。筆者的には、画像編集や動画編集も行うことから、メモリに32GBの物を使用することとなった。

ASUS Zen Book S14 マットな塗装の天面は質感が高い
インテルのプロセッサー入っているモデルにはどのプロセッサーが
入っているのかが、パソコンにシールで記されている

ここで「ASUS Zen Book S14」の特徴に触れてみる

 「ASUS Zen Book S14」の最大の特徴は、最大47TOPSのパフォーマンスを備えた最新のAI対応プロセッサー「NPU」を搭載していることだろう。これによりセキュリティの強化や処理速度の向上、そして、CPUやGPUよりもAI関連タスクを効率的に処理することができる。AI処理をデバイス上で直接実行することができることから、消費電力を抑えることができるようになっている点も見逃せないポイントだ。47TOPSを実現したことによる処理能力の高さが際立ったモデルでもある。

 筐体は軽く、持ち運びが非常にしやすいにもかかわらず、画面サイズが14インチと決して大きくはない画面サイズではあるものの、筐体サイズからすると、それなりの大きさを誇る画面サイズによって、仕事がはかどりそうなそんな印象を受けるパソコンだ。タッチパネルにも対応しているので、タブレットのような使用も可能なので、商談などにも使用できそうな、そんなモデルとなっている。

 パソコンの外観は、マットな塗装に、きらり光るメッキのラインが印象的で、さりげなく他のパソコンとの差別化がされ、ASUSのパソコンだということがわかる。もちろんZenBookを知っている人からすると、という話だが。狭額縁の画面は、有機ELディスプレイを採用しているので、とにかくキレイで視認性に優れるというのが特徴だ。キータッチも、しなやかでとても静音性に優れるため、図書館レベルの静かな環境下においても、キータッチの音が気になるということがなさそうなのは、ユーザーからすると頼もしい存在に感じるに違いない。個人的には、キータッチの音が静かなモデルが好みなので、筆者の好みにピッタリなパソコンだといえる。

主な使用用途

 筆者の使用用途は、主にwebの記事作成にある。テキストの作成、webへの展開、それに伴う画像整理などなど。時には、動画の編集も行ったりする。主としてアドビのフォトショップを使用するケースが多いのだが、撮影した画像サイズにもよるが、とにかく撮影した画像を的確なサイズにリサイズして、画僧の補正が必要になる。修正をする際も、サクサク動かないと、非常にストレスになることから、パソコンをセレクトする際は、必ず、搭載されているプロセッサーと、メモリーを確認してから、購入している。これは、一貫しており、我が家のパソコンは、全てインテルのCoreシリーズが入っているモデルだけを使用している。これは、作業効率を考えての結果で、譲れないポイントになっている。

 最近専ら、外での仕事が多くなり、常にカバンの中には、「ASUS ZenBook S14」を忍ばせているのだが、取材と取材の合間に、喫茶店でパソコンを開いて、作業をするのだが、取材先で撮ってきた写真をパソコンに取り込み、作業を始めても、とくにオフィスで作業しているのと何ら変わらず、作業をこなすことができる。パソコンが固まるとか、動きが鈍くなるようなことは殆どなく、ストレスを感じることはない。自宅で使用しているパソコンには、Core iモデル(Core i7搭載モデル)を使用しているが、それよりも快適な環境下で作業を進めることが出来ることに、改めて、新しいモデルは、進化していることを感じる。

カフェでの使用イメージ
https://pixabay.com/ja/

 画像処理や、映像編集以外にも、ネット環境下での作業が多いことから、ネットのウィンドウを多数広げたまま作業をすることが多いのだが、メモリサイズにもよるところが大きと思うが、多数ウィンドウを開いていると、時折、フリーズに見舞われることがある。しかしながら、Core Ultra7を搭載している「ASUS ZenBook S14」では、フリーズすることは、少なくとも、使用し続けてから3か月ほど経過するが皆無なのが嬉しい。ソフトも、フォトショップを立ち上げながら、他のソフトを立ち上げても、動作が重くならないので、とにかく作業効率が高いのでとても使い勝手が良い。

パソコンの作動音がとにかく静か

 前述したとおり意、パソコンのキータッチがとにかく静かなのが嬉しい。他のノートパソコンでも、同じようなことが言えるのだが、基本的に、キーストロークが浅いモデルが好みなので、「ASUS Zen Book S14」は、ドンピシャといえるほど使いやすい。おまけに、筐体がしっかりしてるからなのか、キータッチの音も静音性に優れ、ファンの動作音もあまり気ならない。ハードディスクではなくSSDのの使用というのが主な理由ではあると思うが、それにしても、静かなので静かな場所での使用も、他の人への迷惑にならないので、変な気を遣わなくても良いのが嬉しい。

ここで改めて使用しているパソコンのスペック見てみる

 今回使用しているパソコンは、「ASUS Zen Book S14」になる。スペックは、Windows11 home、プロセッサには、intel Core Urtla 7 258V、実装RAM(メモリ)は、32GB、ストレージは、1TBのSSDを搭載している。グラフィックス機能は、Intel Arc グラフィックス140V(CPU内蔵型)となっている。

 ここで注目すべきは、プロセッサーはもちろんの事、プロセッサーに内蔵されているグラフィックスの"Intel Arc グラフィックス140V"についてだ。このグラフィックスは、ゲーム体験を強化したというグラフィックスで、ネットゲームなどで起こる遅延を西行編に抑えているということで、より高速でスムーズなゲームプレイを実現しているというのだ。ゲームの世界も、コンマ何秒遅れが、致命的な事になってしまうことから、遅延のないグラフィックスが求められている。そんな中において、プロセッサーに内蔵されているグラフィックスながら、高速な応答性を実現しているのが驚きでしかない。一般的なノートパソコンでは、グラフィクスはあまり期待できないものしか搭載されておらず、ゲームをすることを前提とはしていないため、フォトショップや、動画編集などで使おうとすると、処理速度が遅くなるケースが間々ある。それが、インテルのCore Ultra 7搭載のモデルれあれば、そんなこととは無縁で作業を進めることが出来る。

マルチディスプレイにも対応
ZenZBookを中心に左右に2にモニターを配置すると
なり作業拘置るが上がる

 もちろんゲームだけでなく、生成AIにも対応しているから、エフェクトの編集やテキストから画像への変換なども簡単に行うことができる。

生成AIにも対応
テキストから画像への変換なども簡単に行える

約2か月ほど使用してみて

「ASUS Zen Book S14」を2カ月あまり使用してみて感じたことは、やっぱりプロセッサーは、インテルが入っていることが重要だなと、改めて感じた。一昔前であれば、Core iモデルを使用している、それもCore i5以上が搭載されていることが、フォトショップを使用する上で、快適な動作環境を得ることが出来るとされていた。そんな背景もあり、より快適な環境下で仕事をするために、個人的にはCore i7以上を搭載しているパソコンを求めていたが、今は、後継のCore Ultraに代替わりをしている。Core Ultraは、期待を裏切ることなく正常進化をしており、グラフィックスも内蔵するなど、消費電力を抑えながらも、快適な作業環境を提供してくれる。もちろん、最近では、さまざまなプロセッサーが登場しており、それらのプロセッサーも使用してみると優秀であると感じるが、筆者のような古い世代の者にとっては、インテイルを搭載していることが安心感につながることは間違いない訳で、パソコンを購入する際の指標になっている。

 この安心感があるからこそ、日々のルーティンワークが、ストレスを感じることなくこなせることから、新しいプロセッサーを試したりはするものの、まだ実用域で使用するにはインテル以外のプロセッサーを使用するにはもう少し時間がかかりそうだ。そういう意味では、慣れ親しんだインテルのプロセッサーを搭載したパソコンは、余計なことを考えずに使用することができると言えるだろう。(あくまでも個人的な感想になるのであしからず。)

まとめ

 改めて、インテルのCore Ultra搭載モデルを使用してみたが、安定のインテルに安心感を憶えながら使用することができた。正直、使用当初から、不安感はあまりなかった。とはいえ新しい機能は、えてして何か不安なことがつきものなのだが、今回は特にそんなこともなく快適なパソコンライフを送ることが出来たことに、ホット胸をなでおろしている。どの立場でものを言っているのだと、言われてしまいそうだが、インテルのプロセッサーをずっと使用してきているものとして、これからも、安心して使えるモノなのかどうかは、非常に大事なこと。この安心感は、パソコンを使用して仕事をする者として、及びネットを生業とするものにとって大切なことであって、どうしても期待感が高くなってしまう。

 結果的には、満足のいく内容だったので、引き続きインテルが入っているパソコンを使用し続けよう、という思いに至っている。まだまだ、性能の半分も引き出せていないので、今後は、AIツールや技術などを使いこなせるようにしたいと思いながら、今回のレビューを終わりにしたいと思う。また、折を見て見て使いこなすことが出来たらレビューをしてみることにしよう。

最後に

 今回のレビュ記事は、いかがだったでしょうか。インテルの新しいプロセッサーを搭載したパソコンを使用してみましたが、やはりインテルのプロセッサーは、安心感が違うと感じました。これまでもインテルのプロセッサー搭載のモデルを使用していたこともあり、多少ひいき目にみてしまっているところもあるかもしれませんが、それでも、パソコンがサクサク動作することに変わりはなく、ストレスを感じることなく使用することが出来たのは、とても良かったと言えます。

 パソコンは、便利な反面、思うように動いてくれなかったりすると、ストレスに感じることも間々あります。それを補ってくれるのが、内蔵されているプロセッサー(CPU)であり、グラフィックスだったりします。もちろん、メモリも大きく起因しますが、メモリを駆動するのは、プロセッサー(CPU)になることから、パソコンをどんなことに使用にするのか、快適に使用するには、どんなスペックのモデルが必要なのか、パソコンを購入する際は、しっかりと調べたうえで、より良いスペックのパソコンを購入することをオススメします。

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