〈レビュー〉今年の夏は、手作りアイスに挑戦! 手軽にアイスが作れるマシーンを使ったら、これはマジでイイぞっ!

今年の夏は、昨年に引き続き記録的な暑さが予想されている。特に6月、7月、8月の平均気温は、全国軒並み気温が高い見込みとなっており、そんな暑い夏をなんとか乗り切るために必須となる食べものがある。それはアイスだ。アイスクリームやかき氷、シャーベットなど、我が家の冷凍庫は、夏になるとアイスのストックで一杯になる。毎日食べるので、摂取カロリーを気にしつつも、どうしても手が伸びてしまう。毎年の事なので、この時期だけと思いながら、気が付くと夏に限らず食べていることにふと気が付いた。そこで、今年こそは、自分でアイスを作って摂取カロリーを減らそうと、重い腰をあげることにした。そのきっかけとなったのが、今回レビューすることになったクイジナートのアイスクリームメーカーの存在だった。"夏直前、暑い夏に備えて、自宅でアイスクリームを作ってみた"と題して、クイジナートのアイスクリームメーカーの使い勝手や、自作のアイスについてレビューしたいと思う。ということで、本編をどうぞ!

目次

今回使用する「クイジナート」というブランドについて

クイジナート社は、アメリカにて1973年1月に電気調理器である「フードプロセッサー」の開発に成功し販売を開始した企業。1978年6月に、日本の三栄コーポレーションとクイジナート社が業務提携をし、電気調理機器等を日本にて生産、世界に供給を開始してきた。2013年の7月には、アメリカのコンエアー社の子会社となり、コンエアージャパンと社名を変更し、現在にいたる。

使用する製品について

今回試す製品は、キッチン家電ブランドのクイジナートから今年の2月末に発売されたばかりの製品で、本サイトでも情報記事として公開している製品になる。製品名は、「アイスクリームメーカー(ICE-M10W)」で、自宅で簡単に、それもおいしいアイスが手軽につくれてしまうという、アイス好きからしたら、たまらなくうれしい製品だ。

コンパクトなサイズながら、約480ml(実質350ml)ものアイスクリームを作ることができるから、これからの季節(夏)にとても重宝すること間違いなしの製品といえる。

オレンジシャーベット
ストロベリーヨーグルトアイス

作り方は、いたって簡単で、素材を投入する保冷ボウルを約16~24時間かけて冷凍庫で冷やしておく。この作業が重要で、保冷ボウルがしっかりと冷えていないと、食べ応えのあるアイスを作ることはできない。キンキンに冷えた保冷ボウルを本体にセットし、アイスクリームの材料を投入したら、あとは、約20~25分程度撹拌し続けるだけとなっている(もちろん、撹拌は自動だ。)。出来上がったら、容器に移して、好きな食材をトッピングをすれば、自分好みにアイスができ上がる。レシピブックも付属しているから、さまざまなアイスクリームを作って楽しむことができる。

本製品に付属するレシピの冊子

使用の保冷ボウルは、水洗いした後、再び冷凍庫にセットしておけば、翌日も使用できるとあって、毎日、手軽にアイスクリームを作ることができる製品となっている。

ということで、次の章では、実際に使用してみた感想をお伝えしていこうと思います!

早速、使ってみる

製品が届いたので、早速開封し、説明書を読む。特に難しいことはなく、まず保冷ボウルを軽く水洗いしたら、水分を拭き取って、冷凍庫に保冷容器セットをする。準備は、たったこれだけで終わりだ。

保冷ボウルは、ボウル部分が真空構造になっており、工場出荷時からその真空部分に液状の保冷剤が封入されている。容器を振ると、その保冷剤が動くので、封入されていることがよくわかる。そのボウルを冷凍庫に入れて凍らす。保冷剤が凍るまでに要する時間は約16~24時間程度、これで準備は整う。実際に冷凍庫で24時間冷やした保冷ボウルは、取り出す際に素手で取り出さないように注意してほしい。素手で取りだそうとすると、ての皮がむけてしまい痛い思いをするので、キッチン手袋などを使用して取り出す。

箱から出したら、簡単に水洗いをし、水滴を拭き取ったら冷凍庫に入れる

ちなみに、アイスクリーム専用の機械を使わすに自宅で作ろうとするとそれなりに手間がかかる。まず材料(牛乳、生クリーム、卵黄、砂糖)を混ぜ合わせる。混ぜ合わせた材料をステンレスなどの容器に入れて人肌まで冷ます。冷ましたら、冷凍庫に入れて3時間ほど経過した時点で、再びかき混ぜる。これを40~50分おきに2回ほど繰り返せば、出来上がる。

実際にこの工程をおこなうと、最低でも約6時間程か時間を要することになるのだが、今回使用しているクイジナートの「アイスクリームメーカー」を使えば、ボウルを冷凍庫で冷やす時間はかかるものの、実際に材料を投入して、出来上がりまでの時間は、わずか20~30分程度であることを考えると、断然「アイスクリームメーカー」を使用した方がよいことがわかる。我が家のように毎日食べたければ、保冷ボウルを常に冷やしておけばいいだけなので、アイスを作って、使い終わったら、また冷凍庫にセットしておけばいい。これで、夕食後に毎日デザートとしてアイスクリームを食べることができる。

ヨーグルトと牛乳で作る

ここ数週間、はまっているのが、ヨーグルトと牛乳を使用したアイスクリームだ。通常は、牛乳と生クリームを使用するのだが、生クリームは、日常生活で頻繁に使うことがないので、冷蔵庫にあるもので作るようにしている。我が家では、日頃からヨーグルトをよく食べることから、ヨーグルトが常備されている。使用するヨーグルトは、プレーンヨーグルトで、甘みが欲しい場合は、砂糖の代用として、はちみつもしくは、サラヤの「ラカントSシロップ」を使用する。

生クリームを使用すれば、コクが出てのど越しもよくなるのだが、さっぱりした食感を求めるなら、断然ヨーグルトがオススメだ。ただし、ヨーグルトはを使用する際は、前もって水切りをしておくことをオススメする。水分が多い状態で使用すると、仕上がりが、緩くなってしまい、アイスとしての食感を十分に楽しむことができなくなるためだ。このヨーグルトの水切り作業は、仕上がりに直結するので、実施することをオススメする。

冷凍庫で24時間冷やした保冷ボウルは、素手で触ると手の皮が
剥けてしまうので、絶対に素手で触れないようにしてほしい
本体に保冷ボウルをセットしたら、あとは
材料を入れて撹拌するだけとなっている

水切りしたプレーンヨーグルトに適量の牛を入れて、はちみつもしくは「ラカントS」を使用する。これを、キンキンに冷えたボウルに投入して、スイッチを入れれば、後は、20~30分でおいしいアイスの出来上がりだ。

準備した材料を投入口から注ぎ込む
材料を注ぎ込んだら、本体上面のスイッチをONにすれば撹拌が始まる
たっぷり2人分をつくることができる
かなり肌理の細かいアイスクリームができあがる

オレンジジュースで作ってみる

レシピブックにも掲載されているが、オレンジジュース250mlを使用して作るアイスもあり、これもたまに作っている。使用するオレンジジュースは、果汁100%のモノを使用し、レモン汁を10ml加えて、シロップで仕上げる。工程は、基本的にはどのアイスを作る際も一緒で、三つのステっプで完了するから、調理の苦手な筆者にとっても、迷うことなくつくることができる。

早速、オレンジジュースでも作ってみたのだが、アイスクリームというよりは、シャーベットといった感じだった。甘酸っぱさとヒンヤリと冷たい感じが何とも堪らない。自宅でおいしいアイスを作ることができるようになると、これまで常備していたアイスが、甘すぎて、最近ではあまり食べなくなってしまっている。

250mlのオレンジジュースを投入する
20~30分したら出来上がりだ

その他にも、季節の果物を添えてみたり、抹茶アイスなども作れるようなので、今度試してみたいと思う。我が家の定番は、やはりヨーグルトを使用してのアイスだ。特に夕食がカレーライスの時は、ラッシーのように、食中、食後に楽しんでいる。

糖質をコントロールできる

一般的に販売されているアイスは、かなり糖質が高く、多くのカロリーを摂取することになってしまうが、自宅で作れば、そのカロリーを調整することができるという点は、見逃せないポイントだろう。

年齢を重ねると、成人病などが気になってくる。特に、若いころと同じように摂取していると、代謝能力が落ちていることが主な原因となってカロリー過多となってしまうことが多々ある。なので、食欲はあるのに食事制限をしないとただただ体重が増加の一途をたどってしまう。その対策、という訳ではないが、いつまでもおいしく食事をし続けたければ、それなりの運動と、ある程度バランスを考えた食事を摂らなければならず、最近ではアルコールも糖質オフにしている。アイスも同様で、たまに食べる程度であればそこまで気にすることは無いとは思うが、筆者のように、毎日食べたいという欲求を満たそうとすると、やはりそこは考える必要が出てくる。

そういう意味において、摂取カロリーを調整できる自宅で作るアイスは、とても有効的だと思われる。特に我が家においては、ヨーグルトと牛乳に、「ラカントS」(時々はちみつ)なので、カロリー自体は、かなり低めに作ることができる。そのおかげもあって、毎日食後に食べても、背徳感を感じずに食べられている。

使用していて気になったところ

ここのところ、毎日使用しているのだが、使用してい気になるところが、一つだけあった、それは、保冷ボウルの容量がもう少し大きかったら、ということだ。我が家は、妻と私だけなので、2人で食べるには十分な量なのだが、来客があった際など、振る舞いたい時など、もう少しボウルの容量が大きければ、と思うことがあった。

ただ、毎日、少しづつ作り置きをしておけばいいだけなので、不満というほどのことではない。使用後の後片付けも、とても簡単だし、かなりお気に入りで使用している。使用頻度が明らかに高まるこれからの時期に対応するためには、もう1台同じ製品を持っていてもよいかもしれないと、本気で思っていたりする。

まとめ

我が家では、夏になると、かなりの確率で食後にアイスを手にする。冷凍庫には常にストックを用意しており、ストックが無くなりそうになるとすかさず、近くのスーパーまで在庫の確保に走る。しばらく、そんな生活をしてきたが、コロナ禍を経た今、少々様相が変わってきている。というのも、カラダを動かす機会が減ったことから、体重増加が気になり始めている。年齢を重ねるにつれて、代謝能力は落ち続けており、にもかかわらず、摂取する量があまり変わらなければ、消費されずに蓄積されるだけとなってしまう。これがお金なら、大喜びなのだが、脂肪となると話は違う。

そこで、運動にプラスして糖質オフやカロリーオフといったことも意識し始めると、途端にアイスやお菓子に対して、手が伸ばしづらくなってしまう。意識的に手を伸ばさないようにしていると、ストレスが溜まり、たまに暴飲暴食をしてしまうことになりかねず、自分をコントロールすることが難しいことに気が付かされる。

そんな時に、自宅で手軽に作れるアイスクリームメーカが発売されたことを知り、今回、導入することになったのだが、砂糖に代わるものとして、カロリーオフの「ラカントS」を使用したり、ヨーグルトを使用して、生クリームの代わりにしたりと、工夫を凝らすことで、摂取カロリーを少しずつ減らすようにしている。

ほかの食材や、自宅での飲酒時も、カロリーオフを採り入れていることから、少しづるではあるが、カラダに現れてきているようだ。これまでと特に変わらない食生活を送っているにもかかわらず、増えることはなく、維持、あるいは、ほんのわずかだが、体重が減っていることも確認できている。

糖質、カロリーの摂取が気になり始めた人は、摂取する食材を見なおすことをオススメする一方で、使用する家電も見直してみると、意外とラクに摂取カロリーを減らすことができたりするかもしれない。そういう意味において、今回使用したクイジナートのアイスクリームメーカーは、我が家にとっては、とても重要なアイテムになったことは間違いない。

健康なカラダ作りをするには、食材はもちろんのこと調理機器をうまく活用することも、大事だと思われる。今回のレビューで使用したクイジナートのアイスクリームメーカで、そんなことを考えさせられた。

さて、今回のレビュー記事はいかがだったでしょうか。暑い時期にアイスを食べると、瞬間的に涼感を得られて心地よいひと時を過ごすことができますよね。しかし、アイスを食べた後の、あの背徳感は、いかんともしがたいものがあります。そんな背徳感を感じることなく、アイスを食べて満足したいのであれば、やはり自分で作るしかないでしょう。代用食品を使用したり、新しい家電製品を導入してみたり、なかなか楽しいので、気になる人は試してみてください。

今回はアイスクリームメーカーでしたが、次回は、また別の調理家電を試してみたいと思います。

  • URLをコピーしました!
目次