[レビュー]ラッセルホブスの扇風機を使ってみた!コンパクトに折りたためて、持ち運びもラクにできる!収納時も場所を取らないうえに、収納用の袋も付属するなど至れり尽くせりのモデルだった

 今回レビューするのは、大石アンドアソシエイツが取扱いをしているイギリスの代表的な家電ブランド「ラッセルホブス」から今年発売した扇風機になる。充電式の本製品は、一度充電をすれば、最大44時間使用することができる製品で、煩わしい配線が必要ないから、ケーブルに足を引っかけることもなく、持ち運びも便利に行える。おまけに折りたためるから、収納時も、場所を取らないうえ、収納袋も付属するから、保管時にホコリまみれになるようなこともないという、なかなかの優れモノになっている。これまでさまざまな扇風機を使用してきた筆者にとって、今回レビューするラッセルホブスの扇風機は、これまでの扇風機とは少し趣が違い、面白いギミックがいろいろとあり、楽しむことができたので、その辺りも交えながら使い勝手をお伝えできればと思う。それでは、本編をどうぞ!

目次

ラッセルホブスについて

 ラッセルホブスは、1952年イギリスで創業した、調理家電ブランド。代表的な製品は、世界ではじめてお湯が沸くと自動で電源が切れる「自動電源オフ機能付き」の電気ケトルで、世界中に広めている。日本における販売は、大石アンドアソシエイツが、総販売代理店として、輸入・販売を行っている。

今回レビュー用として使用した「充電式折りたたみファン」について

 今回レビュー用に使用したモデルは、今年の5月に発売したばかりの「充電式おりたたみファン」という、コードレスタイプの扇風機になる。キッチン家電以外での製品を日本で発売するのは初とのことで、戦々恐々とする扇風機市場に、新たなブランドが参入したことになる。

 最大の特徴は、なんといっても充電式タイプなのでコードレスなことと、折りたたみができることだろう。充電式の内容は、フル充電時の連続使用時間が、最弱となる風量1で約44時間、中程度の風量7で約7時間、最強となる風量14で約3.5時間の使用を可能にしている。また、折りたたみができるため、使用時のサイズが、幅340mm、奥行340mm、高さ(最大)790mm、折りたたみ時が、幅340mm、奥行340mm、高さ190mmとなる。高さがおよそ1/4程度になるため、収納時もかさばることなく収納することができる。専用の収納袋が付属しているのも嬉しいポイントだ。

 高さ調整は、800mm、740mm、680mm、580mmの4段階から可能で、首振り角度は、左右自動首振り時で60°~120°、上下手動首振り角度は、0°~90°となっている。

実際に使ってみる

 さてここからは、実際に使ってみた感想をお伝えしたいと思う。実際に使用した期間は、およそ2カ月ほど。もちろん、この記事を執筆している真夏の時期も毎日使用し続けている。我が家には、他にも扇風機が複数台存在し、それらの扇風機と比べても、今回レビューで使用したラッセルホブスの扇風機は、一線を画すデザインが際立つモデルとなっていた。

一般的な扇風機と何かが違う

 製品が自宅に届いた時から何かが違うと感じた。それは、扇風機が送られてきたとは思えないほど、コンパクトな箱で送られてきたということ。これは、本体の折りたたみ状態を見てもらえれば一目瞭然なのだが、軸となるスタンド部分が、4段階から高さ調整ができることと、その軸がさらに90°の角度で折りたたむことができる。さらに、ヘッド部分も、90°の角度で折りたたむことができるうえ、箱に収納されている状態は、縦横それぞれ35cm程度、奥行20cm程度になるため、箱の大きさもそれに合わせたサイズのものになっていた。

 コンパクトに折りたためる理由は、一般的な扇風機と違い、ヘッド部分の背面に、モーター設置のための張り出しが無いためだということがすぐにわかった。

一般的な扇風機の背面部分は
モーターの搭載により大きくとび出している
一目瞭然、背面部分の飛び出しがなく、
スッキリとしたデザインになっている

 本製品は、箱から出して、説明書を読みながら、わずかな時間で、設置することができた。組み立てというよりは、高さを調整するボタン(ポッチ)と、軸を固定させるカバーを押し込むこと、さらに、ヘッドを寝ている状態から90°起こしてあげるだけでいい。そのため、工具を使用することがなく、誰でも簡単に準備を整えることができる。後は、付属の専用電源アダプターを本体背面にコネクトして電源をコンセントに差し込めば、使用することができる。このモデルは、バッテリを搭載することから、コードレスでも使用できるのが特徴の一つとなっており、わずか4時間程度の充電を完了させれば、コンセントの位置を気にすることなく、使用することができる。

 操作は、本体のパネルにタッチするだけで電源のオン・オフができるほか、首振りやモードの切り替えなども、本体で行える。もちろん、リモコンも付属してるから、少し離れた場所からリモコンで操作することもできる。リモコンは、本体の側面に収納場所があるから、そこに入れておけは、なくすことはなさそうだ。ただ、いちいち収納させるのが面倒なので、結局は、机に置いておいたりしてしまうが。とはいえ、机に置いておくということだけ、決めておけば、なくなる心配はなさそうだ。ちなみに、リモコンの背面には、磁石が設置されているから、スチール製の冷蔵庫や机などに、貼り付けておくことも可能だ。

風量が14段階もある

 コンパクトに折りたためることにも驚いたが、風量設定が細かい事にも驚かされた。その設定数はなんと14段階。最大風量で使うことはほぼないものの、細かい段数の設定は、もう少し風量が欲しい時や、風量を弱めたい時に非常に便利に使える。特に深夜の使用では、風量設定が細かくなっていることで、風切り音を気にする必要がほぼなく使用することができた。

 主な使用シーンは、エアコンとの併用時で、風量を2~3程度で十分に部屋の空気を撹拌してくれる。音も静かだから、静まりかえった部屋での作業時も、気にならずに作業を進めることができた。エアコンの風を、隣の部屋に送る時などは、少し風量を上げたりもするが、それでも風量は7~9程度で十分で、マックスの14に設定したことは、使用期間中数回しかなかった。その数回も、基本的には、風量の威力を確認するものであって、日常使用では、ほぼ使用していない。

 ちなみに、最大風量の14では、流石に、モーターの音と風切り音はするものの、モーターの音にどことなく品を感じたのは気のせいなのだろうか。羽根の枚数が9枚ということもあってか、風切り音も、どことなく雑味の少ない音に感じた。他のモデルでは、低周波な音がするのに対して、本製品では、その低周波な音はほぼ感じら取れなかった。使用時は、無音とまではいかないものの、とても静かな印象を受けた。

ヘッドの向きを上下方向に90°で変えることができる

 本製品のヘッド部分は、90°の角度で手動で上下で首の向きを変えることができる。これも、一般的な扇風機と比べて、大きく違う点と言える。この範囲で角度を変えることができるうえ、4段階から高さ調整ができるから、かなり広範囲に向けて風を送ることができるほか、ピンポイントでの使用も可能となっている。設定幅が広いので、かなり使い勝手がいい。特に、洗濯物など、部屋干しの多い我が家において、サーキュレーターでは、風量を上げないと風が届かない場合でも、本製品を使えば、高さを一番高くしたうえ、斜め45度の向きで首を傾けて上げれば、風量を強くしなくても、十分に洗濯物まで風が届いてくれる。そのため、深夜であっても、使用することができることから、仕事が終わって、帰宅してから洗濯物をしたとしても、翌朝までには乾かすことができる、といった使い方も可能だ。

 ここで少し気になる点があるのだが、ヘッドを上向きにしたり、下向きにしたりする場合、ほんの少し、動きが渋いので、両手で調整を行う必要がある。これが、最初は、あれ?このまま折り曲げても大丈夫?とおもってしまうが、そもそも、設置の時に、ヘッドを起こしているのだから大丈夫なのはわかってはいても、少し気になってしまった。

随所にユーザーに優しい仕様になっているのが最高

 使用し続けていると、この製品はイギリスの家電ブランドの製品なだけはある、と感心させられた部分がいくつもあった。その一つが、LEDの照明を3段階から調整できることだ。最大輝度、弱輝度、オフ、の3段階で、寝室などで使用する際、操作パネルの照明は、意外なほど気になったりもする。そこで、弱モードにしたり、オフにできるあたりは、使う側の視点に立って製品づくりが行なわれていると思わせてくれるそんな仕様になっていた。さらには、操作音をオン・オフで設定可能なのも、嬉しいポイントと言える。これも、寝室で使用する際、家族が寝静まった時にはありがたい仕様だ。

 肝心の風モードは、パワーモードやエコモード、自然風モード、おやすみモード、標準モードが用意されている。中でも筆者のお気入りは、自然風モードだ。自然風モードでは、設定した風量の範囲で、強弱のある風を送ってくれるので、風量設定を、3などにしておくと、まるでそよ風が吹いているかのような心地よい風を部屋の中で作り出すことができる。これは、何とも心地がよいモードだった。

このギミックがとてもお気に入り

 この製品の中で、最もお気に入りのギミックがある。それは、コントロールスイッチだ。電源をオンにすると、本体のフラットな操作パネルから、コントロールスイッチがムクムクととび出てくる仕組みになっている。電源をオフにすれば、再び本体の操作パネルはフラットな状態になる。これを見た時に、思わず、イギリスブランドのあるクルマメーカーを思い起してしまった。それは、ジャガーやランドローバーのクルマに採用されている、オートマの切り替えスイッチのそれと同じ様相を呈していたからにほかならない。おお、まさかこんなギミックが扇風機で見れるなんて思いもよらず、驚いてしまった。思わず、幾度となく無駄に、電源のオン・オフを繰り返してしまうほど、お気に入りのギミックだ。

 それともう一つ、これもお気に入りのギミックの一つで、首振りモードにしていた際など、正面からメイン部分が左右に向いたままの状態で電源をオフにすると、真正面に向いた状態に自動的に戻ってくる。これがいい。ちょっとしたことなのだが、電源オフの状態では、必ず正面に向いているので、例えば収納時など、わざわざ正面に戻さなくても折りたたむことができる。何より、見た目がいい、ピシッとした状態から始動させられるから、気持ちよく使い始めることができる。何気ない事なのだが、こういうところが個人的にスマートで素敵だと感じる部分だった。

まとめ

 今回、イギリスブランドの扇風機を、人生で初めて使用してみたが、何とも心地よく使用することができたことはいうまでもない。特に、9枚の羽根を設けることで、優しい風を作り出すことを可能にし、家の中でもそよ風を感じられる、そのような風を楽しむことができて、とても幸せな気持ちになれるそんな製品だった。

 イギリスブランドの製品を間近で感じることなど、日常ではなかなかないと思っていたが、こんなにも身近な製品で、体感することができたことは、何とも嬉しい限りである。

 実は、ラッセルホブスのキッチン周りの製品は以前から我が家では使用していたので、ラッセルホブスというブランド自体の知見はもっていた。しかし、空調家電はこれまで試してみたことが無かったこともあって今回試してみることにした。

 改めて今回触れてみて、不満点はほぼゼロ、といっても過言ではないほどだった。ほぼ、といったのには、訳があり、強いて上げるとすれば、リモコンの電波が少々届きにくい?と思うような場面があったことぐらいだろうか。ただ、それさえも、イギリスブランドだから、と思えば、こういうものと思えたりもするのが不思議で、特に大きな問題ではなかった。それよりもこのデザイン、性能面、ギミックが圧倒しているから、満足感は非常に高い。気になる人は、導入を考えてみてはいかがだろうか。今年も残暑が厳しいようなので、まだまだ活躍の場面はあるはずだ。

 今回のレビュー記事はいかがだったでしょうか。今年の夏も暑い日が続いています。エアコンの部屋に居続けると、体調が悪くなりがちになるので、扇風機などを使いながら、エアコンの風を直に浴びないようにする工夫をしてみてはいかがでしょうか。少しはだるさから解放されるかもしれません。それでは、次回のレビュー記事をお楽しみに。

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