[シャープ]AIが画質と音質を“おまかせ”で自動調整!最新世代の「量子ドット有機ELパネル(QD-OLED)」採用の4Kテレビ登場
シャープは、4K有機ELテレビの新モデルとして「AQUOS QD-OLED GS1ライン」2モデルと「AQUOS OLED GQ1/GQ2ライン」5モデルの計7モデルを6月15日より順次発売する。
「GS1ライン」は、最新世代の「量子ドット有機ELパネル」を採用したモデルで、量子ドット層と、有機EL発光層によって、高輝度、広色域、広視野角を実現しているのが特徴のモデル。有機ELの青色光層を量子ドット層で純度の高い3原色に変換しており、明暗豊かで鮮やかな色再現性を実現している。また、発光の妨げになる熱上昇を抑える放熱構造には、炭素製シートとアルミ製プレートの2層構造を採用した独自技術の「クールダウンシールドⅡ」を採用し、さらに、発光量を画素単位で緻密に制御するパネル駆動回路の「クライマックスドライブ2.0」を搭載することで、同社従来モデル比で約15%もの輝き向上に成功。有機EL発光層の状態や温度分布に加え、パネル特性に関する独自のデータベースも活用することで実現させている。
「GQ1ライン」には、つややかな黒と輝きの表現を可能にする高輝度「S-Brightパネル」を採用。輝度性能に優れた有機EL素子と、発光に伴う熱を効率的に抑える独自構造の「クールダウンシールド」を組み合わせることで、明るい部屋でも明暗豊かでダイナミックな映像を楽しむことができる。
「GQ2ライン」には、つややかな黒と色彩を豊かに表現する「有機ELパネル」が使われ、バックライトを持たない自発光の有機ELパネルは、画素ごとに光量を制御し、息をのむような高画質を実現している。
また、次世代AIプロセッサーを採用した画像処理エンジンは、「GS1ライン」には「Medalist S5X」を、「GQ1/GQ2ライン」には「Medalist S5」をそれぞれ搭載。これにより、画質と音質を“おまかせ”で自動調整してくれる。さらに新たに、AIを活用して精細感を高める「AI超解像」機能と、アニメやネット動画などに発生しやすいグラデーションの乱れを滑らかに補正し、スッキリした映像にする「アニメ・ネットクリア」機能も加わるなど、より高画質を実現したモデルとなっている。部屋の明るさに応じて画質を自動調整する「環境センシング」も進化しており、新たに部屋の色温度の検知による調整も可能に。「AIオート」に設定するだけで、コンテンツや視聴環境に適した設定で視聴することができるなど、設定をしなおす必要がないのはとても便利だ。
音質面においてもAIの活用により自動で調整され、音声信号を解析することで、音楽ライブやスポーツ視聴時には臨場感を高めにしたり、合間のセリフや解説中は声を明瞭にして聞き取りやすくするなど、シーンに試聴環境に適した調整を自動で行ってくれる。
音響システムには、画面の上下に設定されたハイトスピーカーとフロントスピーカーの音を前方に放出する「ARSS+」(AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS)を全機種に採用。「GS1ライン」は、クリアでパワフルな音を再現する「パワーボイススピーカー」を搭載し、トータル出力を100Wにするなど高出力を実現させている。また、ハイトスピーカーを保護する金属製パンチングネットの開口率を上げたことにより、さらにクリアで広がり感のある音を響かせてくれる。これにより、映像と音声の一体感を生み出し、包み込まれるかのような迫力ある音響空間を体感できる。
エンターテインメント性にも優れており、「Google TV」を全モデルに搭載。アプリやサブスクリプションから映画や番組を集めて、好みに合わせてまとめてくれるから、見たいものを手軽に視聴することが可能となっている。厳選された中からおすすめのコンテンツを入手できたり、 Googleの強力な検索機能を使えば、1万以上のアプリから番組を見つけたり、無料チャンネルの閲覧もできたりもする。
その他の特長としては、「ズーム2画面(放送+放送、放送+HDMI)」機能を新搭載したことや、混雑が少なく快適な通信を実現する次世代規格「Wi-Fi 6E」に対応したこと、「GS1/GQ1ライン」にK/144Hz VRR入力対応のHDMIを2系統搭載したことなどが挙げられる。さらに、HDMI 2.1規格のVRR、ALLM、eARCに対応することや、空間全体の音響パワーの変化をとらえて補正する音響補正技術「Eilex PRISM」の搭載、ブラック背景の新デザインで、ワンボタンで表示サイズを変更できる「4K ビジュアル番組表」(G-GUIDE)も挙げておきたい。
〈それぞれのモデルのサイズ〉
「GS1ライン」は、65V型の「4T-C65GS1」と55V型の「4T-C55GS1」の2モデルを用意。本体サイズは、65V型が幅144.4cm、奥行30.4cm、高さ 89.4cmで、55V型が幅122.5cm、奥行30.4cm、 高さ77.0cm。重さは、それぞれ65V型が約39.5㎏、55V型が約31㎏となっている。
「GQ1ライン」は、77V型の「4T-C77GQ1」と65V型「4T-C65GQ1」と55V型「4T-C55GQ1」の3形式。本体寸法(テーブルスタンド装着時)は、77V型が幅172.3cm、奥行33.0cm、高さ105.1cmで、65V型が幅144.8cm、奥行28.1cm、高さ89.6cmで、55V型は幅122.7cm、奥行28.1cm、高さ77.1cm。重さは、それぞれ、77V型が約45.5㎏、65V型が約35.5㎏、60V型が約28㎏となっている。
「GQ2ライン」は、48V型の「4T-C48GQ2」と42V型の「4T-C42GQ2」の2形式が用意されている。本体寸法(テーブルスタンド装着時)は、48V型が幅106.9cm、奥行23.8cm、高さ68.1cm、42V型は幅93.3cm、奥行23.8cm、高さ60.3cm。重さは、ぞれぞれ48V型が約19.5㎏、42V型が、約17.5㎏となっている。
●発売日:6月15日より順次 ●予想実売価格(税込):GS1ライン65V型(4T-C65GS1)=60万5000円程度、GS1ライン55V型(4T-C55GS1)=44万円程度、GQ1ライン77V型(4T-C77GQ1)=80万3000円程度、GQ1ライン65V型(4T-C65GQ1)=47万3000円程度、GQ1ライン55V型(4T-C55GQ1)=36万3000円程度、GQ2ライン48V型(4TーC48GQ2)=28万6000円程度、GQ2ライン42V型(4T-C42GQ2)=27万5000円程度。 ●シャープ公式サイト:GS1ライン、GQ1ライン/GQ2ライン
※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。