「ソニー」フルサイズイメージセンサー搭載のミラーレス一眼カメラ 決定的な瞬間も容易に撮れる!

ソニーは、ミラーレス一眼カメラの「α」シリーズに、世界初となるグローバルシャッター方式のフルサイズイメージセンサーを搭載した「α9 Ⅲ」を1月26日に発売する。

本製品は、有効2460万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS」にグローバルシャッター方式と最新の画像処理エンジンの「BIONZ XR」を搭載しているのが特徴で、最高約120コマ/秒のAF/AE追従でブラックアウトフリーの連続撮影を実現したモデル。高速で動く被写体でも動体のゆがみが無く撮影者が見たままの撮影が可能になっている。

また、高密度な像面位相差AFやAIプロセッシングユニットを搭載し、「リアルタイム認識AF」で、高精度かつ多種類の被写体を認識することができる。シャッタースピードは、1/80000秒という速度を実現することで、高速で動く動体でもまるで止まっているかのように一瞬を捕らえた表現を撮ることが可能。さらに、シャッターを押す前の瞬間を最大1秒前まで遡って記録できる「プリ撮影機能」や撮影中の連写速度の変更、連写した複数枚画像を高品位に合成する「コンポジットRAW撮影」などの機能も備えている。

グローバルシャッタ方式の採用により、静止画だけでなく動画においても歪のない映像表現を実現している。シリーズ初となる4K120pの高解像ハイフレームレートの映像でもクロップなしでの動画記録に対応し、意図した画角で撮影することができる。さらに6Kオーバーサンプリングによる高解像4K動画の撮影も可能。また、映像クリエイター向けに開発された「S-Cinetone(エスシネトーン)」も搭載しているから、人の肌や被写体を美しく際立たせながら自然なハイライトを実現させている。さらには、モバイルアプリ「Monitor &Control」にも対応する。

操作性にもこだわっており、プロのフォトグラファーの声を聴くことで、撮影を快適にサポートする操作性と信頼性を実現させている。グリップの形状は、人間工学に基づいた設計にしており、望遠レンズの装着時や長時間の撮影でも負担を軽減できるように、手のひらで包み込むような握りやすいグリップにしている。また、横位置撮影時と同じ操作性とホールド性を実現した専用の縦位置グリップ「VG-C5」(別売)を装着すれば、長時間の撮影もしっかりサポートしてくれる。グリップとシャッターボタンの周辺は、本体と共通のデザインになっているため、カメラと共通の操作性で違和感なく使用することができる。

別売のVG-C5
縦のブリップは、本体と共通のデザインになっている

本体サイズは、幅(約)136.1㎜、高さ96.9㎜、奥行き82.9㎜、重さは、約703g(バッテリー、メモリーカード含む)。有効画素数は、静止画時が最大約2460万画素、動画時が最大約2030万画素。撮像素子は、35㎜フルサイズ(35.6×23.8㎜)Exmor RS CMOSセンサー。液晶モニターは、3.2インチTFT、画素数は209万画素となっている。ISO感度は、250~2万5600。測距点数は、静止画時、動画ともに759点。記録媒体は、SDカード(UHS-Ⅰ/Ⅱ対応)カー、CFexpress TypeAカードになっている。

αシリーズのフラッグシップモデルがいよいよ満を持して登場する。世界初となるグローバルシャッター方式をの撮像素子を採用したというのが最大の注目ポイントだ。これにより、これまで捉えることができなかった決定的な瞬間を「α9Ⅲ」で撮ることができるというのだから、とても興味深い内容だ。これまで、高速で動く被写体を撮ることが難しかったモノも「α9Ⅲ」を使えば、想像以上にラクに撮ることができるかもしれない、そんな期待がこみあげてくる。使う機会があったら、是非ともミルククラウンを手軽に撮ってみたいものだ。

●実売価格(税込):ボディ単体で88万円程度                                   ●ソニー:α9Ⅲ(ILCE-9M3

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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