[ソニー]望遠光学ズームレンズを搭載したXperia登場!豊かなボケ表現で本格的なポートレート撮影ができる

ソニーは、スマートフォン「Xperia」の新モデルとして、望遠光学ズームレンズを搭載したスマートフォン「Xperia 1 VI」を6月上旬より順次発売する。本製品は、「Xperia」のフラッグシップともいえるスマートフォンで、85mmから170mmの広い焦点距離をカバーすることができる望遠光学ズーム(7倍)レンズを搭載したのが特徴のモデル。デジタルではなく光学ズームレンズのため画質の劣化を気にすることなく、遠くの被写体でも大きく拡大して高精細に写し出すことができる。また、接写撮影においては、最大倍率約2倍のテレマクロ撮影が可能なため、肉眼では捉えられない細部まで高精細に写し出せるのも魅力といえる。スマートフォンながら、光学ズームレンズを搭載したことで高い描写とクリエイティブ撮影を実現し、表現の幅を一層広げるのは間違いない。

デジタル一眼カメラα(Alpha)シリーズで培った姿勢推定技術を新搭載しており、背面カメラは、AIを活用して人間の骨格を認識。遮るものが多く被写体を認識しづらい場面においても、高精度なAF追従が可能となっている。イメージセンサーには「Exmor T for mobile(エクスモア ティー フォー モバイル)」を搭載。優れた低照度性能を持つこのイメージセンサーによって、日中や夜間、屋内外など、さまざまな撮影シーンでも、ノイズを抑えたクリアな撮影を実現している。また、48mmの光学2倍相当の撮影ができ、動画でも静止画でも、人肌の色や質感、情景などをリアルに再現してくれる。

背面カメラの有効画素数は、上から、16mmの超広角レンズが有効画素数が約1200万画素、真ん中のレンズは、24mm、48mmの広角でそれぞれ有効画素数が4800万画素と1200万画素、下のレンズは、85mmから170mmの望遠レンズで有効画素数は1200万画素。なお、フロントカメラの有効画素数は、1200万画素となっている。

カメラアプリは、クリエイターの使用頻度が高いPSMモードでのこだわり撮影や色のプリセット「クリエイティブルック」などの画作りの機能は前モデル(Xperia 1V)から引き継ぎつつ、クイック設定で切り替えのステップ数を減らすなど、誰もが簡単に使えるインターフェースに刷新。タッチトラッキング中に明るさや色味の自動調整が可能なうえ、詳細な設定とともに動画撮影ができる新機能のプロ動画モードの搭載など、写真も動画も直感的に撮影できるようになっている。

カメラ以外も高機能で、ディスプレイは画質に定評のある同社のテレビ、ブラビアの高画質を本製品で再現。結果、輝度が前モデル比で約1.5倍に。その「Powered by BRAVIA」のおかげで、10億色相当の色データをもとに、Xperia独自のAI技術により画質精度が向上している。また、直射日光下での視認性を上げる「サンライトビジョン」機能の搭載により、さらに見やすく高精細な映像が楽しむことができる。スピーカーユニットの性能も向上しているので、高精細な映像と臨場感のあるサウンドで、迫力のある映像体験を実現している。

最近のスマートフォンでは必須の長時間のゲームプレイや動画再生にももちろん高いパフォーマンスを発揮。「ゲームエンハンサー」の新機能「FPS Optimizer(オプティマイザー)」は、プレイ環境に応じてCPUやフレームレートを最適化。タッチ入力も改善し、トラッキングスピードを3種類の速度から選べるようになったほか、タップの精度は2段階に設定可能だ。これにより、素早い反応が求められるゲームプレイやその実況配信などにおいて、これまでにない高度なゲーム体験を実現する。それを支えているのは、Qualcomm社のSnapdragon8 Gen3 Mobile PlatformのElite Gamingであることも記しておきたい。

これだけ高機能だと、バッテリー性能も気になるところ。2日分のアクティブなスマートフォン使用を支える大容量バッテリーを搭載し、放熱部品であるベイパーチャンバーや低消費電力の新ディスプレイの採用に加え、独自の電力効率化技術により、従来モデル比で約2倍相当となる36時間以上の連続動画再生が可能なのは心強い。30分で1日分(約50 %)の急速充電ができるだけでなく、バッテリーの劣化を防ぐ独自の「いたわり充電技術」も進化。最大容量を80%維持する期間が従来の3年から4年に延び、バッテリー性能を気にすることなく、長期間使用が可能となっている。さらに、新しい無線規格 Wi-Fi 7にも対応することで、高速な通信により快適に使用できるのも特徴だ。

Xperiaらしさは機能性とデザイン性の両立にも表れていて、シャッターボタンが大きくなり、よりカメラ専用機に近い操作感に。素早いカメラ起動に加え、ハーフシャッター(半押し)でAFを定め被写体を的確に捉えるため、シャッターチャンスを逃さない。また本機背面の機能性触覚デザインは、Xperia独自の意匠で、安定感のあるグリップとデザイン性を兼ね備えている。本製品は、撮影時の操作におけるアクセシビリティ機能として、撮影画面の水平の計測情報を音で知らせる機能を搭載。メニューなどを読み上げるAndroidの「TalkBack(トークバック)」機能は、ユーザーにとって使いやすい順番で読み上げるなど、独自の工夫を施している。

別売りの関連アクセサリーには、本製品専用カバーのStyle Cover with Stand for Xperia 1 VI(XQZ-CBEC)があり、握りやすく、安定した撮影ができるよう、下部にグリップがついている。新たに同梱するリングストラップをカバーに取り付けて使えるため、安定性がさらに向上。また、スタンドは横置きと縦置きの両方に対応している。カバーの背面は「Xperia 1 VI」の背面と同様の機能性触覚デザインを取り入れ、カバーを装着しても本機本来のデザイン性が損なうことはない。カラーは本体に合わせた4色。

リングストラップを取り付けることもできる
スタンドは、横置き、縦置きに対応する

最後になるが環境配慮への取り組みもされており、本製品の商品箱と本体トレイには、竹やさとうきび、市場で回収したリサイクル紙を由来とするソニー独自開発のオリジナルブレンドマテリアルを使用し、プラスチックを全廃した個装パッケージを実現しているのも、当社ならではのことだろう。

「Xperia 1 VI」(通信事業者モデル)は、本体カラーに、ブラック、プラチナシルバーの2色を用意。メモリ容量(RAM/ROM)は12GB/256GB。

「Xperia 1 VI」(SIMフリーモデル)は、本体カラーはブラック、カーキグリーン、プラチナシルバー、スカーレットの4色を用意。メモリ容量(RAM/ROM)は16GB/512GB (ブラック、カーキグリーンのみ)、12GB/512GB(全色)、12GB/256GB(全色)の3種類となっている。

その他の仕様は共通。本体サイズは、横74mm、縦162mm、厚さ8.2mm、重量は約192g。ディスプレイは約6.5インチで、有機EL、Full HD+、リフレッシュレート1~120Hz可変、HDRに対応。バッテリー容量は5000mAhだ。

フラッグシップモデルだけあって値段も高価だが、それだけの性能を持ち合わせていると言えるだろう。特にカメラの機能は目を見張るものがあり、自分の中のクリエイティブな感性が刺激されることは間違いないところ。本製品で新たなステージを開拓するのも悪くないのではないだろうか。

●発売日:通信事業者モデル=6月上旬以降、SIMフリーモデル=6月21日(一部8月23日)                ●予想実売価格(税込み):通信事業者モデル=各通信事業者にてご確認ください、SIMフリーモデル=21万9000円程度(RAM16GB/ROM512GB)、20万5000円程度(RAM12GB/ROM512GB)、19万円程度(RAM12GB/ROM256GB)    ●ソニー公式サイト:Xprria 1 Ⅵ

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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