〈レビュー〉耳を塞がないイヤホンなのにハイレゾまで対応!自分好みのサウンドをイコライジングで実現できる、高音質オープンイヤーイヤホン

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今回試してみた製品は、2023年11月に発売された「GoFree2」。軽快な装着感とサウンドクオリティが特徴のオープンイヤー型イヤホンで、ながら聴きで音楽を楽しむには最適!気になっていたこの製品が使用できたので、どんなイヤホンなのかを確かめてみたいと思う。

目次

SOUNDPEATSについて

SOUNDPEATS(サウンドピーツ)は、2010年に中国・深圳で設立されたイヤホン専門ブランド。「Sound for Urban Sports」をコンセプトに掲げ「より豊かな体験と新たなトレンドを創り出す」を追求し、ハイクオリティで機能性の高いBluetoothイヤホンをリリースし続けている。そのコストパフォーマンスの高さやクオリティは、VGPアワードを受賞するなど高く評価されている。

今回試した製品について

「GoFree2」は、耳掛けタイプのオープンイヤー型イヤホンで、耳に優しくしっかりフィットし、軽快な装着感を実現しながら耳への負担が少なく抑えられている。イヤホンの重さは片側わずか9gなので装着していることを忘れてしまうほどの軽さになっている。また、耳を塞がない装着スタイルだから圧迫感もなく長時間の使用でも疲れにくくストレスフリーで使用できる。オープンイヤー型だから装着したままでも周りの音が自然に耳に入ってくるため、例えば好きな曲を聴いている場合でも、周りの音を聞き逃がすこともないから、テレワークでの作業などにも適している。

通信方式はBluetooth5.3に準拠し、対応するコーデックは、AAC、SBC、LDACの3種類。日本オーディオ協会の「Hi-Res Wireless」ロゴを取得しており、最大96kHz/24bitのオーディオデータに対応する。これまでのオープンイヤー型イヤホンを超えるサウンドクオリティで、全体の調和がとれたバランスのいいサウンドが楽しめる。さらに、専用アプリ「SOUNDPEATS」を使えば、スマートフォンでイコライジングすることもできるため、重低音の量感など自分好みにカスタマイズしたサウンドを体感することも可能となっている。

同時に2台の端末に接続できるマルチポイント機能も搭載しているので、パソコンに接続し音楽を聴きながら、スマートフォンに着信があった場合にはスマートフォンに切り替えて通話することもできる。イヤホン本体は防水性能IPX5に対応しており生活防水仕様になっているため、日常生活の汗や雨、濡れた手で触れても大丈夫だ。

駆動時間はイヤホン単体で最大9時間、充電ケースを併用することで最大35時間の音楽再生が可能になる。長時間再生ができることで通勤通学時はもちろん、出張や電話会議でもバッテリー切れを心配することなく安心して使用できる。なお、充電ケースへの充電は約2時間ほどで完了する。

実際に使ってみた!

専用ボックスに本体とケース、取扱説明書、アプリガイド、USB Type Cケーブルが収められている。

アプリをインストールしてからペアリング

「GoFree2」を使用する前に、App StoreやPlay Storeから専用のアプリ「SOUNDPEATS」をダウンロードして、インストールしておく。なお、アプリのダウンロードは無料で、使用には簡単なユーザー登録が必要で、登録に必要な情報はメールアドレスとパスワードのみ。ペアリングはイヤホン本体をケースから取り出せばペアリング待機モードに入るので、後はスマートフォンと使用機器とのペアリングを行えば使用できる。これで、アプリを使ってプリセットイコライジングの調整が可能になる。

シリコン製のイヤーフックだから、しなやかでフィットする
スピーカー部はオーバル形状

柔軟性のあるイヤーフックで快適な装着感

イヤーフックは柔軟性があり、イヤホン部も耳にかぶさるように装着され違和感なくフィットする。耳を塞がないし、イヤホンを耳穴に入れないので圧迫感も感じない。耳掛けタイプで軽快な装着感だから長時間の装着でもストレスは少ないと感じた。

耳にかぶさるようにひねりばがらフィットさせる
Google Play、Appstoreからアプリをダウンロードしておきたい

サウンドの第一印象は高域が強め

オープン型イヤホンらしく軽やかに音楽を鳴らしている感じがする。再生音域は広く、低域も出ているが、高域がより前に出てくるサウンドながら全体的にはマイルドな印象。音漏れについては、耳にかぶせて装着しているだけなので、音量を上げていくと多少の音は漏れて聞こえてくる。とはいえ、気になるほどの音量レベルではなく、かすかに何か聴こえるといった程度。

イコライザー・カスタマイズを使うと印象が変わる

アプリから音域を補正することができるので、イコライザー・カスタマイズを使って高音域を少し抑え気味に補正してみたところ、自分好みのサウンドに調整することができた。その結果「音の軽さ」が消えて再生されるようになったサウンドは、補正前に比べて重厚感が増しかなりいい感じに変化した印象。やはり、音域が補正できると、さまざまなジャンルの楽曲に対応させることができるため、より深みのあるサウンド体験ができるあたり、ちゃんとに使いこなしているぞという気分にさせてくれる。

アプリの使い勝手もよく、機能の切り替え、プリセット・イコライジングの選択や10バンドEQ調整機能の操作もわかりやすい。また、アダプティブイコライザー機能を使用すれば、ユーザーにあわせたイコライジング調整も行える。低遅延モードは、ゲームモードを選択すれば対応可能だ。本機の操作も簡単で、音量調整、曲戻しや曲送り、着信応答の操作は、全てタッチで行えるようになっており、タッチの回数もしくは、長押しで操作ができるようになっている。これは、覚えてしまえば、とてもラクに操作ができる。

アプリを使用して、イコライジングや各種機能を自分好みにカスタマイズできる

マルチポイント接続に対応

Bluetoothでの接続も、混雑する電車内や人の行き交う交差点で使っていても、接続が途切れることがなく使用することができた。また、本機はマルチポイント接続にも対応しているので、アプリで設定をしておけば、2台の端末と同時接続することも可能。マルチポイントの設定についてはアプリで機能を設定しておかないと切り替わらないので注意が必要。2台持ちの頻度が高い私にとっては、必須ともいえる機能なので、マルチポイントに対応してくれているのは、ありがたいところ。

通話品質は普通

通話品質は、多少のノイズが入ったり、小声では聞き取りづらいと思われる場面もあったが、声をすこし大きめにして話すなどすれば問題なく使用できた。多少のノイズや、若干聞き取りずらくなるのは、オープン型ゆえのウィークポイントなのかもしれないが、その辺りは、少しの工夫で対応できた。とはいえ、この辺りは今後よりアップデートされてくると思われる部分なので、そこに期待したいところだ。

充電端子はUSB Type Cタイプ
イヤホンを置くイメージでケースに収納する

モノコト的まとめ

音楽をゆったり楽しんだり、ながら聴きとして使うならいいかも!

8000円以下の価格で入手できる「GoFree2」は、手頃な価格で入手できる音のいいオープン型イヤホン。ゆったりした時間に音楽を楽しんだり、ながら作業をする時にはピッタリ。ただし、オープン型イヤホンは屋外より屋内での使用に向いているタイプなので、インイヤー型のようにしっかりと音楽を聴く使い方には向いていないという場合もある。それでも聴く音楽にあわせて、イコライザー・カスタマイズを利用して調整を行えば、本機のサウンド面のよさは発揮できるはずだ。このイヤホン、100点満点中80点といったところ。2台目のイヤホンとしてもおすすめしたい。

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