[ステッドラー]プロに愛された「770シャープペンシル」が復活!0.3mmから0.9mmまでの4線幅をラインアップ

ステッドラー日本は、1990年に惜しまれつつ廃番となった「770シャープペンシル」シリーズを34年ぶりに復刻させ、2024年9月下旬より販売を開始する。

製図・デザイン分野のプロユーザーからの復刻を望む声に応え、「770シャープペンシル」がついに復刻する。視野を広く確保する4mmのスリーブ、10.8gの軽量ボディ、低重心のバランスで、長時間の使用にも適した設計にアップデート。0.3mmから0.9mmまでの4線幅を認識しやすくする、4色の「ブルー」に色分けされたボディカラーは、"初代770シリーズ"から踏襲。使いやすさを考慮した、心地よい流線型のシンプルなデザイン、同社らしいカラーリングに仕上げられている。

上から、770 13NF (0.3mm)、770 15NF (0.5mm)、770 17NF (0.7mm)、770 19NF (0.9mm)

"初代770シリーズ"は、1978年に製図用シャープペンシルの全盛期に誕生したモデル。770シリーズの前身となるシャープペンシルは、軸部がすべて樹脂製だったものを、770シリーズで初めて、グリップ部にローレット加工を施した金属を採用したことにより、使用感の向上と耐久性を高めたモデルだった。770シリーズは、初代より「MARS-MICROGRAPH(マルスーマイクログラフ)」という名称が与えられ、1974年に本国のカタログに登場して以来、1990年に廃番になるまでの間、製図・デザイン分野の多くのプロユーザーに愛用されてきた。樹脂製の軸とメタルグリップの組み合わせは、多くの製図用シャープペンシルが採用するスタイルとして定着しているほどだ。廃番となってからも復刻を望む声が数多く寄せられてはいたものの、今の技術では生産できないパーツなどもあり復刻させることは困難だった。しかしここにきて、ようやく復刻させるための準備が整ったことから発売するに至った。

当時の製品カタログには、770シリーズの機能紹介がされており、しっかりと書くことができるシャープペンシルの特徴が、細かく解説されている

製図、デザインのプロが愛したシャープペンシルが、いよいよ復刻する!

樹脂製軸とメタルグリップの採用で、たくさんのプロに愛されていた「770シャープペンシル」シリーズが蘇る。線幅も0.3、0.5、0.7、0.9の4種類が用意されており、好みのサイズを選択することができる。シャープペンシル好きなら、全ての線幅をそろえてもいいほどだ。ハイテクなシャープペンシルに関心が高まるなか、当時のプロ仕様に最も近いシャープペンシルは、どのようなものだったのか?を知ることができる製品といえるだろう。ドイツ・ステッドラー社の筆記に対するこだわりがきっと感じとれるはずだ。
このシリーズは、レギュラーモデルとなっているので安心して買い求めることができるぞ。

●発売日:2024年9月下旬より順次出荷開始
●価格(税込):1540円
●ステッドラー公式サイト:「770シャープペンシルシリーズ」製品ページ

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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