〈レビュー〉細部をグレードアップ!HEXAGONAL(ヘキサゴナル)2024年限定モデルをチェックしてみた
今回のレビュー記事では、STAEDTLER(ステッドラー)から発売されている2024年限定モデルの「HEXAGONAL(ヘキサゴナル)シャープペンシル version-2」をチェックしてみたいと思う。レギュラーモデルとして2022年より発売されているHEXAGONALシャープペンシルは、幅広い層に人気のあるモデルで、これまでも限定モデルとして販売された、2022年の"version-0"、2023年の"version-1"に続いての第3弾となるモデルが、今回ためすことになった"version-2"だ。今モデルでは、細部のパーツまでリファインされているようなので、その仕上がりを実際にチェックしながら確かめてみることにした・・・
STAEDTLERとは
STAEDTLERは、1835年にドイツのニュルンベルクで、ヨハン・セバスチャン・ステッドラーによって設立されたドイツの老舗文具メーカー。ヨハン・セバスチャンが1835年に鉛筆製造工場を設立したことが、 同社の始まりとされている。以来長きにわたり、ニュルンベルクを拠点に、筆記具をはじめ、製図用具や色鉛筆、粘土などの独創的な製品を世に送り出している。トレードマークであるマルスヘッドは、ギリシャ神話の軍神マルスをモチーフとしており、1901年に導入されて以来、今なおブランドロゴとして使用されている。
同社の代表する製品のひとつが、誕生から100年以上の歴史と、24硬度のラインナップを揃える「MARS LUMOGRAPH(マルス ルモグラフ)鉛筆」で、紙への定着性の良さ、均一な線が描けることを特徴としており、折れにくく摩耗が少ない滑らかな書き味は、製図やファインアートをはじめ、デザインのプロフェッショナルユーザーから厚い信頼を得ている。
また、同社は製図や設計、デザイン用品の分野でも優れた商品を生み出しており、製図用シャープペンシルなどでもその名が知られている。近年では、洗練されたシンプルなデザイン性も高く評価されており、幅広いシーンで使用されている。
「HEXAGONALシャープペンシル」とは
HEXAGONALシャープペンシルは、2022年よりステッドラーによって製造、販売がされているモデルで、同社が長年培ってきた鉛筆製造のノウハウを活かし、「より持ちやすく、より書きやすく、より快適で美しい」というコンセプトのもと開発されている。軸デザインには、"ヘキサゴナル"という名のとおり辺が六つある六角形が採用され、鉛筆のように手に馴染む持ちやすさと、吸い付くような感触を両立させている。安定感のある重量バランス、そして高級感あふれる表面仕上げ、安心感のある六角シェイプが相まって、2022年11月の発売以来、高い評価を得ているモデルだ。
パッケージも限定モデルバージョン
数量限定で発売される「HEXAGONALシャープペンシル version-2」のパッケージのカラーイメージはゴールド。形状は、レギュラーモデルと同様ではあるものの、ケースに透かしのように印字され、ちょっとした特別感が演出されている。
限定モデルならではのディティール
軸本体は、限定モデルならではの鮮やかなブルーのラバー塗装で仕上げられている。手になじむ握り心地で、しっとりとした感触が保たれ、HEXAGONALシャープペンシルの特徴がそのまま引き継がれている。ノックキャップ上部には、限定モデルの文字が刻まれ、芯硬度表示窓の内部の色が濃紺になっているのも見逃せないポイント。芯硬度表示文字もゴールドが採用されている。こういった細かなディティールにこだわりが感じられるところも本製品ならではだといえる。
外観は、メッキパーツを使用してアップグレード
「HEXAGONALシャープペンシル version-2」は、レギュラーモデルと同様に、口金、軸、消しゴム、ノックキャップに分解することができる。主要なパーツには簡単にアクセスできるので、日常のメンテナンスも容易に行える。取り外したノックキャップにはOリングが装着され、キャップがブレないよう配慮されているこだわりもレギュラーモデルと同様だ。
レギュラーモデルでは、塗装仕上げとなっている口金、軸に付属するクリップ、ノックキャップの一部は、本モデルではメッキ処理が施され、ゴールドカラーで仕上げられているので高級感が感じられる。ゴールドの色味も軸色のブルーにあわせて調整されており、色味のコントラスト感も心地よく感じる。
まとめ
細かなディティールへのこだわりが伝わる"version-2"
限定モデルの第3弾となる「HEXAGONALシャープペンシル version-2」は、「MARS LUMOGRAPH」を彷彿とさせる、鮮やかなブルーの軸。軸を引き立てるゴールドのパーツ類、ノックキャップに刻まれた刻印など、ヘキサゴナル好きにはたまらない、ハイグレードな仕上がりの限定モデルになっている。ステッドラーのイメージにマッチするブルーを目にすると、もはや、レギュラーモデルとしてブルーを加えてもいいのでは!と感じたほどだ。今後の軸色展開に期待したいところだ。
なお、本モデルは、8月下旬から発売されているが、人気のある製品ゆえ、店頭を探してもなかなか見つからず入手することもできない状況が続いている。一部の販売店では、抽選販売を行ったりするなどで対応している場合もあるので、じっくりと探してみることもおすすめしたい。
●ステッドラー公式HP:「ヘキサゴナル」シャープペンシル製品紹介ページ/
「ヘキサゴナル version.2」製品紹介ページ