「Technics」アナログレコード再生のさらなる高みを追求。さらなる進化を遂げ、グランドクラス第4世代のダイレクトドライブターンテーブル登場!

パナソニックは、同社が展開するTechnics(テクニクス)ブランドよりグランドクラスのダイレクトドライブターンテーブルの新モデルとして「SL-1200GR2」を発売した。価格は25万円。カラーはシルバー(S)とブラック(K)が用意される。

シルバー(S)
ブラック(K)
目次

「ΔΣ-Drive」の採用で、回転精度向上と、プラッターの振動を低減

「SL-1200GR2」は、フルデジタルアンプ開発で培ったノウハウに着目した新モーター駆動技術「ΔΣ(デルタシグマ)-Drive」の搭載と独自の低ノイズ電源技術を組み合わせることで、さらなる高音質化を実現させている。ΔΣ-Driveとは、ΔΣ変換技術により駆動信号の誤差を低減させ、高精度PWM生成技術で低歪な駆動信号を得ることができるという技術で、ワウ・フラッターやS/Nでは測定できないほどのモーターのわずかな回転ムラや微振動を抑制する。プラッター部の微振動は音声信号に逆相成分として現れ、音像を不明瞭にすることに注目し、ΔΣ-Driveにより振動を低減させることで音像定位の向上と明瞭で見通しの良い空間表現を可能にした。さらに、電源回路も徹底的にローノイズにこだわり、フルデジタルアンプ開発で培ったノウハウを活用したローノイズで電圧変動の少ないスイッチング電源、リファレンスクラスのSL-1000R同等のノイズ除去回路「Multi-Stage Silent Power Supply」を搭載し、さらにクオリティの高いアナログレコード再生を実現している。

電源回路
ΔΣ-Drive制御回路

この回路はノイズ抽出器とトランジスタで構成され、検出されたノイズを抽出しトランジスタが逆相の電流を注入することでノイズをキャンセル。ローノイズスイッチング電源とノイズ除去回路の組み合わせにより、高い電流供給能力と低ノイズを両立したターンテーブルに最適な電源回路を完成させた。

コアレス・ダイレクトドライブ・モーターはコギングを抑え、高トルク

安定した回転を実現する、シングルローター型コアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載。ローター磁石の磁力を極限まで向上させ、コアレスステーターとローター磁石のギャップを最適化することで、回転ムラ(コギング)を排除しながら高いトルク性能を備える。その結果、安定した回転精度と立ち上がり時間0.7秒(33 1/3rpm)を実現している。さらに、磁気回路の効率を向上させながら、磁束漏れを防ぐローターヨークを設け、磁気によるカートリッジへの影響も排除している。
高性能マイコンを搭載した電気回路は、モーターとプラッターに合わせて専用にチューニングされ、モーターの回転制御を行なう。正確で安定した動作制御だけでなく、33 1/3rpm、45rpmに加え、SP盤再生用の78rpmの回転数切替にも対応。±8%/±16%の範囲で回転速度を調整できるピッチコントロール機能も、デジタル制御による安定した速度調整が可能だ。

成熟したコアレス・ダイレクトドライブ・モーターはプラッターに安定感を与える
シャーシに搭載された電源回路とΔΣ-Drive制御回路

高い振動減衰特性を備えるプラッター

プラッターは約2.5kgのアルミニウムダイキャスト製で、慣性質量の増加と低振動化を実現するため、精密なシミュレーションを繰り返すことでプラッターのアルミダイカスト部の形状を最適化。剛性を高めるための強化リブも追加されている。背面全体にデッドニングラバーを貼り合わせた2層構造。貼り付けのための接着剤の塗布パターンの工夫で、デッドニングラバーとの設置面積を増やし、密着度を高めて高い振動減衰特性を備えている

シミュレーションで最適化されたプラッター形状

高剛性シャーシ、伝統のスタティックバランス型トーンアーム

筐体はBMC(バルク・モールディング・コンパウンド)とアルミダイキャスト部品を一体化した2層構造の高剛性シャーシ。表面処理はBMC部、アルミダイキャスト部ともに塗装で仕上げられている。インシュレーターは特殊シリコンラバー製。シャーシバランスに合わせて専用にチューニングされ、外部からの振動によるハウリングの発生を効果的に抑制する。
トーンアームはTechnics伝統のスタティックバランス型で、質量が小さく剛性が高いアルミニウムパイプを採用。熟練した日本の職人の組み立てと調整で、わずかな動きにも敏感に反応する感度の高さを実現している。ジンバルサスペンション構造のトーンアーム軸受け部には、切削加工のハウジングを使用した高精度ベアリングを使用している。

2層構造の高剛性シャーシで高い剛性を実現している
トーンアームは、日本の職人によって調整される

上位モデルを踏襲した高品位なデザインとレイアウト

SL-1200シリーズ伝統のレイアウトを踏襲したデザイン。カラーはシルバーとブラックの2色。シルバーモデルは上級機のイメージし、ブラックだった部品などもシルバーのメッキパーツに変更されている。ブラックモデルはトーンアームや操作ボタン類もすべてブラックのパーツが採用されている。フォノ端子はケーブルの着脱が可能な仕様で、端子部は金メッキ加工も施されている。本機の外形寸法は453×372×173mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約11.5kg。

機能的なSL-1200シリーズ伝統のレイアウトは引き継がれている

高精度で高品質な本機は、グランドクラス・ターンテーブルの進化への追求の賜物といえよう。ΔΣ-Drive、電源回路をはじめ、トーンアームやこだわりが詰め込まれたパーツから表現されるサウンドは、すべてのアナログレコード愛好家に、豊かな音で音楽と触れあうひととき、さらに深く味わう愉しみとよろこびを与えてくれるだろう。

●価格(税込):25万円
●パナソニック:SL-1200GR2製品紹介サイト

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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