「ヤマハ」パワードスタジオモニターにシリーズ最小となる「HS4/HS4W」「HS3/HS3W」を投入!コンパクトなサイズながら実力は十分

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HSシリーズに少し小ぶりな「HS4/HS4W」と「HS3/HS3W」が仲間入り

ヤマハは、プロフェッショナルオーディオ機器の新モデルとしてHSシリーズに「HS4/HS4W」と「HS3/HS3W」の2モデルをラインアップに追加した。

同社のHSシリーズは、モニタースピーカーの中でも定番といえる製品。プロの世界で長年にわたり、標準モニターとして使われ続けてきた「NS-10M」のデザインを踏襲しつつ、コストパフォーマンスに優れた、質の高いリファレンスモニターとして世界中で使われ続けている。そのHSシリーズに、コンパクトサイズのモデルとして、「HS4/HS4W」と「HS3/HS3W」の2モデルを追加した。それぞれのモデルは、自宅など限られたスペースでの音楽制作や映像編集での使用にピッタリなモデルで、「HS3/HS3W」はシリーズ最小となっている。

HS4
HS4W
HS3
HS3W

これってエントリーモデルなんですか?

スピーカーユニットは、「HS4/HS4W」「HS3/HS3W」ともに 2ウェイ・バスレフ方式を採用しており、構成は、「HS4/HS4W」が1インチドームツイーターと4.5インチウーファー、「HS3/HS3W」が0.75インチドームツイーターと3.5インチウーファーで構成されている。パワーアンプは、ともに高効率でひずみの少ないClass-Dアンプを使用。出力は26W+26Wと共通。各モデルに最適化されたアンプユニットは、常に高品位で音質変化の少ない均一なサウンドを再現する。アンプは左側のスピーカーにのみ内蔵している。

筐体は高剛性で均一な音響特性を持つMDF材を使用。バスレフポートには、独自の「ツイステッドフレアポート」採用することで、 ポート両端で発生するノイズを大幅に抑制し、クリアで正確な低音を実現している。リアパネルに、スピーカーを配置した際に音質補正する「ROOM CONTROL」、「HIGH TRIM」も装備し、部屋や用途に合わせた緻密な調整が可能となっている。

コンパクトなサイズながら、内容はHSシリーズの思想をしっかりと引き継いでいる。本体背面の入力端子には、XLR/TRSフォーン、RCA、ステレオミニの各端子を用意。幅広い機器との接続が可能、さまざまな使用シーンに応えてくれるのもありがたい。新たに前面ボリュームノブ、ヘッドフォンジャックを採用することで、モニター環境を使い分けることができるようになったのもうれしいポイントだ。

HS4背面。豊富な端子とツイステッドフレアポートにも注目
HS3の背面端子はHS4と共通となっている

時には、モニタースピーカーでチェックしたい細かな音もある

音楽制作、映像編集時にサウンドチェックするなら、耳元で高解像度で音を聴くことができるモニターヘッドホンが役立つところだが、人に聴いてもらう音楽や作品を制作するなら、モニタースピーカーは必須のアイテムであることも事実。ヘッドホンは手軽で便利ではあるものの、スピーカーからの出音でしかわからない細かな音もあるからだ。PCやオーディオインターフェース、電子楽器など幅広い機器の接続に対応するコンパクトな「HS4/HS4W」「HS3/HS3W」は、デスクトップモニターの近くだったり、限られた設置スペースにもフィットしてくれるから、音楽制作や視聴、PCで映像編集や視聴に使用できるコンパクトモニタースピーカーのベストな選択になるだろう。

●実売価格:HS4(ペア):3万6600円程度(税込)HS3(ペア):3万550円程度(税込)
●ヤマハ:HS3/HS4製品紹介

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

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