[タイガー魔法瓶]ハイブリッド抽出機能を搭載したコーヒーメーカー発売!"透過式"と"浸漬式"のいいとこどりで豆本来の個性を引き出せる

タイガー魔法瓶は、コーヒーメーカーの新モデルとして「コーヒーメーカー〈HYBRID BREW〉ADF-A060」を10月1日に発売する。本製品は、"透過式"(ドリップ式)と"浸漬式"という2つの抽出方法を組み合わせた"ハイブリッド抽出"を可能としているのが特徴のモデル。

"透過式"とは、コーヒー粉にお湯を透過させることで、コーヒー成分を引き出す抽出方法で、いわゆるドリップ式と呼ばれる一般的な抽出方法になる。一方"浸漬式"は、コーヒー粉をお湯に浸して時間をかけてじっくりとコーヒー本来の風味を引き出す抽出方法となっている。

透過式(ドリップ式
浸漬式

開発の背景としては、コーヒーメーカー市場の高価格帯への拡大傾向によるところが大きく影響している。その背景にはコロナ禍を経ても自宅でコーヒーを入れる習慣が健在であること、コーヒー豆の高騰が続く中、日常のコーヒーをおいしく楽しみたいというニーズが増していることが考えられる。そこで同社が着目したのは、コーヒーの「抽出方法」だ。コーヒーは抽出方法によって味わいや香りが大きく変化することから、プロが淹れるようなコーヒーをご自宅で楽しみたいユーザーに向けて、①ハンドドリップやサイフォンのようなプロの手をかけて得られる味わいを手軽に楽しめること、②その日の気分によって”コーヒーの香りや味わいを変えられること、③使用頻度の高いコーヒーメーカーを、毎日負担なく使えること、この3点を叶えられる製品として、“ハイブリッド抽出”を搭載したコーヒーメーカーを開発。

今回の新モデルは、それぞれの抽出方法のいいところを組み合わせたのが特徴のモデルで、"透過式"で引き出す、苦味や酸味、香りといったものを抽出しつつ、"浸漬式"で甘み、コク、豆本来のおいしさを引き出すことができるようにしている。これにより、それぞれの抽出方法で足りない部分を補うことで、豆本来のもっているポテンシャルを余すことなく引き出すことができるのが、このハイブリッド方式の最大の魅力となっている。

抽出メニューは、好みで選べるように3つの抽出方法が用意されている。一つ目はドリップとホールドを繰り返し、豆全体から成分をしっかりと引き出すことができるRICH(ホット/ハイブリッド抽出)、二つ目は高温で香りと苦味などをしっかりした味わいを引き出すStrong(ホット/ドリップ抽出)、三つ目はアイスコーヒーに適した濃さで抽出し、コクと心地よい苦み、クリアな味を楽しめるIced(アイス/ハイブリッド抽出)が用意されている。

抽出方法は3つからセレクトできるようになっている
Iced(アイス/ハイブリッド)のイメージ

筐体の幅は、わずか15cmと、とてもスリムな設計となっており、シックな黒をボディカラーに採用することで、インテリアになじむことから、置き場所に困ることがないのも、特徴の一つと言える。

コンパクトなサイズながら、本体の給水タンクの容量は、約0.84Lにもなるので、およそ6杯分のコーヒーを楽しむことができる。また、抽出が終わるとサーバー台の保温ヒーターが約30分程度保温してくれるので、しばらく淹れたてのコーヒーを楽しむことができる。

水タンクやフィルターは、取り外しや取り付けが簡単に行えるようになっている。また、フィルターとガラスバーナーは、食器洗い乾燥機に対応しているので、まとめ洗いができるのもうれしいポイントだ。

本体サイズは、幅150mm、奥行344mm、高さ352mm、重さは、2.9㎏、水タンクの満水容量は、0.84L、消費電力は、908Wとなっている。

これまで、いくつものコーヒーメーカーを使用してきたが、透過式いわゆるドリップ式と浸漬式が合わさったモデルは初めてかもしれない。過去のレビュー記事で同社のサイフォン式コーヒーメーカーを実際に使用してみたのだが、コーヒーを淹れる状況を愉しみながら飲めるというのはなかなかユニークだった。今回の新モデルにおいては、透過式及び浸漬式のそれぞれのいいとこどりといった製品になっている。その日の気分に合わせて淹れ方を変えてコーヒーを愉しむことができるのは、とても面白い発想だと感じた。同じコーヒー粉を使って、どれほどの違いが出るのか試しに使ってみたいものだ。

●発売日:10月1日                                              ●予想実売価格(税込):3万3000円程度                                     ●タイガー魔法瓶(公式サイト):コーヒーメーカー〈HYBRID BREW〉ADF-A060

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更される場合があります。

  • URLをコピーしました!
目次